煩悩カフェ (幻冬舎文庫 さ 7-2)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 254
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402423

感想・レビュー・書評

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  • 酒井さん赤裸々です。隠し通したい諸々をここまで大っぴらに出来る勇気は無いので天晴でした。
    わたしなら隠し通したいが…となる煩悩が書かれててうわぁと。解説の鷺沢さんみたいに「見てたんですか士官!」ってなります。
    「ここまでないけど」と思ってる方々はきっと、他のかたのレビューにもある「アタシだけは違うと思いたい煩悩」なので年末に鐘を108回撞くと良いと思います。今年はまだ1月なので気が長い話です。

    関東出身の元同僚はたぶん酒井さんと同世代なのですが、気を抜くと語尾が「〜わ」「〜よ」となる人だったのでやっぱり珍しいんだなと思いました。(吉本ばなな作品の登場人物たちと同じ喋り方だ!と高まっていました)

  • 10年ほど前に酒井さんのエッセイにはまって読み漁っていた中で、これは読めていなかったので。
    時間が経って内容が古く感じるのか、私が歳をとって感覚が変わったのか、前ほど面白く感じませんでした。

    まず他人の手帳を読みたいと思ったことないし、私も夫も手帳にプライベートの予定とか日記とか書かないだろうし。

  • 人間の持つ煩悩(欲求)について作者なりの見解をエッセイ風に仕上げてある。共感できる煩悩が多いので頷きながら読める一冊。

  • 人間のさまざまな「煩悩」に関するエッセイ

  • 煩悩は108あるというけれど、普段人に言わないからこその煩悩。
    みんな実は同じようなこと考えてるってことがわかります。

  • ほんのり女子が思っている煩悩(中には煩悩と言うには煩悩に失礼じゃないかと思うものまで)を文字に書き起こしちゃったエッセイでした。しかし、わたしも大概アレだが、他人の便秘の解消を呪うとこまではいってないぞ。

  • 抱腹絶倒

  • 着目点、表現力に乾杯!
    「他人のうんちが出なければいいなと思う」煩悩とか
    そこに目をつける?みたいな驚きと深い共感。

  • 前任者のともこさんから頂いた本です。
    申し訳ないけどあまり好きじゃなかったです。
    エッセイはあまり頭を働かせたくないときに読むんですが、そういう時だからこそ、「実は人間ってこうなんです!」とか「こうするとあなたはもっと変われます」とか(この本は前者)、本当どうでもいい、頭に無駄なエネルギーをかけないでください!
    そもそも疲れているときは、無意識的に反抗的になっているものです。
    そういうときにこの本は逆効果です。
    エッセイたるもの、自虐的、もしくは他を見下した笑いを含む物を要求します。
    そしてもちろん、頭にエネルギーをかけないものを・・・

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著者プロフィール

エッセイスト

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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