モテるための哲学 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2002年6月6日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402508

感想・レビュー・書評

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  • 2016年1月14日読了。人気AV監督(なのかな?作品を観たことないけど。むしろ文筆業で有名?)二村ヒトシ氏の「モテない男」に向けた処方箋。80年代調というか、文章のノリに最初ちょっと引くが、「そもそも『モテる』とは、あなたにとってどういうことか?」「なぜあなたは『モテない』」のか?について、真剣に読者に考えさせる構成と、「どんなことにも例外はある」ということを常に忘れない記述には、むしろ著者のまじめさを感じる。自分の知る「モテない」男というのは、要するに「臆病」だ、ということだよな・・・本書に書かれるような「キモチワルいバカ」は身近にはあまりいないか。

  • (借りた本)K氏が貸してくれました。男性向けの本。いやいや男の人って大変ですね。いや、女性もいろいろ大変なんですけどね。巻末の解説は上野千鶴子!

    最初は「この本を手にとったモテない男性諸氏はどのようなふうにモテたいのか」という分析から始まり、これからの方向性を決定させる。しかし中盤からの内容、女性への免疫がない男性に玄人の女性で練習することを勧めるのはどうかと思う。お金を払っていればお店の女性はお客の話が面白くなくても聞いてくれるし笑ってくれるかもしれないが、素人の女性ではそうはいかない。そもそもそこが問題であるはずで、玄人の女性に対しての経験値は現実の世界では役に立たない。かえって男性をこじらすことになるだろう。
    そんなわけで、途中からなんの本なのかよくわからなくなってきたのだが、男性向けの恋愛指南書はやはり需要があるんだろうなあと想像したり。それにしてもamazonのマーケットプレイスで2000円もするのね。こんなことならわたくしが(ry

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著者プロフィール

アダルトビデオ監督。1964年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部中退。著書に『すべてはモテるためである』『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』(ともにイースト・プレス)、『AV監督が映画を観て考えたフェミニズムとセックスと差別と』(温度)、『どうすれば愛しあえるの』(宮台真司氏と共著、KKベストセラーズ)、『オトコのカラダはキモチいい』(金田淳子氏・岡田育氏と共著、角川文庫)、『欲望会議 性とポリコレの哲学』(千葉雅也氏・柴田英里氏と共著、角川ソフィア文庫)、『深夜、生命線をそっと足す』(燃え殻氏と共著、マガジンハウス)など。

「2025年 『「ほどよく」なんて生きられない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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