- Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344402607
感想・レビュー・書評
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キャッチーだけどそこまで奥行きがない。
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再読。
美人で翻訳家である姉と地味なOLの妹、姉妹間の確執、嫉妬、松下由樹、永作博美のドラマが印象的だった。
週末婚という形態、収納をアドバイスするハドルコーディネーターという肩書きなど、男女雇用機会均等法後の女性の社会進出をことさら取り上げていた当時の世相を反映していて懐かしい。
ラストはちょっと驚いた。 -
【本の内容】
お姉ちゃんより幸せになってやる。
それが、私の復讐―。
姉・陽子に結婚を誓った恋人との仲を引き裂かれた月子は、仕事も恋人も手にすることのできる「週末婚」を思い立つ。
家庭と仕事の両立、セックスレスなど、現代の結婚が抱える様々な問題に焦点を当て、テレビドラマ化も大評判に。
タイトルも社会現象となった話題作、ついに文庫化。
[ 目次 ]
ラストの主人公の言葉には興ざめだが、それ以外は興味深く読むことができた。
人々の暮らし方が多様化して、生活時間帯もさまざまな今。
タイトルの『週末婚』は、結婚する、しないではなく、結婚生活にも選択肢があるのだというひとつの提案なのだろう。
おそらく週末婚という言葉を使わなくとも、仕事の都合や、それ以外の理由からすでにこのスタイルをとってきた夫婦はいるだろうし、その方がうまくいっている例もあるのだろう。
本書は、幾通りもの読み方ができるけれど、結婚を、扉の先の別世界のように感じている未婚の者の背中を押してくれるように思えた。
結婚によって、どのように時間を重ね、関係を築いていくか、そのための方法や様式は二人で話し合うしかないし、試行錯誤しながらお互いにとってよりよい<選択をし続けていく>しか方法はないのだろうな、と感じた。
[ POP ]
松下由樹さんと永作博美さんが出ていたドラマがあまりにも面白かったので、つい買ってしまいました...。
恨み重なる姉妹の罵り合いが面白いという点では、原作もドラマも同じでした。
ドラマの方が、より刺激的になるように演出されていたなという感じ。
本の方は、意外に落ち着いて読める作品でした。
「性別を理由に、仕事上軽視されたくない」「認められたい」という気持ちが、とても良く分かります。
働いたことのある女性なら、必ず悔しい思いをしたことがあると思う...。
結婚したのに週末しか会えない「寂しさ」や「苛立ち」も、分かるような気がします。
こういう作品は、女性でなくては書けない本だと思います。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
ドラマみたいな展開。
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平日は仕事に趣味にと自分ひとりの時間を大いに楽しんで、週末だけ夫婦一緒に暮らしましょう。
独身生活と婚姻生活のいいとこ取りのような生活スタイルだが、果たしてそううまくいくのか。
冴えない妹である主人公が、才色兼備の姉の結婚を機に「姉より幸せになってやる!」と決意したことから始まる、姉妹の愛憎劇を絡めながら進む恋愛小説。
「面白い」の一言に尽きる。 -
あんまり好きな本じゃなかったな。
主人公のひねくれ具合が改善されなかったから。
どうしたって人は無い物ねだりなんだと思う。 -
お姉ちゃんより幸せになってやる。それが、私の復讐―。姉・陽子に結婚を誓った恋人との仲を引き裂かれた月子は、仕事も恋人も手にすることのできる「週末婚」を思い立つ。家庭と仕事の両立、セックスレスなど、現代の結婚が抱える様々な問題に焦点を当て、テレビドラマ化も大評判に。タイトルも社会現象となった話題作、ついに文庫化。
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なんだか世の中って難しいです。