月の裏側 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 3714
レビュー : 432
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402621

感想・レビュー・書評

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  • コレはホラーなのかな?
    面白かったよ。

  • 恩田陸は凄く好きな作家で、既刊は半分くらい手に持っている。でも、いつも思うのはオチが残念だという事。途中まで凄くわくわくするのに肩透かしを食らう事も少なくない。それでも読んでしまうのは、文章力とキャラの魅力だと思っている。
    今作も途中から「どこに着地したいのだろう…」と登場人物と共に不安になったが、多門と一緒ならどこでも良いかと思ってしまった。単に私がミーハーなのか、それを本の面白さとして評価しても良いかは分からないが少なくとも私は満足だった。
    何より恩田陸の魅力である“恐怖”と“不安”が遺憾なく発揮されていて地下の描写部分は本当に鳥肌が立った。相変わらずラストの気抜け感はあるがそれも一種のカタルシスという事で。

  • ふと思い出して無性に読み返したくなる一冊です。
    この作品のレビューを書いてらしゃる方の内容をざっと見てみましたら、ラストに不消化感を持っていらっしゃる方が意外に多くて驚きました。
    斯く言う私はと言うと、初読の時にラスト近辺で「ああ、こんな選択をしても許されるんだ!」と、目からウロコが10枚ほど落ちた気分にさせられました。
    アレの正体についても、かっちりと説明がされてないのが良かった。
    これから来る梅雨の季節。また読み返してみようと思います。

  • あたりの方の恩田陸。終盤、誰が長靴を履かせたのかとか、何故履かせたのかとか色々考えちゃう。あと、男性と女性でも受け取り方の違いが、出産に絡めて出てくるところも(女性側が)リアルに感じる。私は絶対長靴脱がない派。

  • エンドゲームもそうでしたが、後味が・・・うーむ

  • 女性らしい文体で言葉の使い方がとても綺麗。
    何度『あぁ。この表現良いなぁ∼』と思った事か。
    雨の匂いとか草の匂いとかしてきそう。
    でもぶっちゃけ、面白いか?と聞かれたら、うぅん?って感じ。
    モヤモヤする。

    • なつかしの味さん
      もやもやってなんだよおおw気になるじゃまいかww
      文面でそういう場面場面の雰囲気出せるのって凄いと思うなw
      もやもやってなんだよおおw気になるじゃまいかww
      文面でそういう場面場面の雰囲気出せるのって凄いと思うなw
      2010/06/12
    • さんたんさん
      味たん>
      いや、なんかさ。結果がコレ!!って出ないからこう、すっきりしなくて気持ち悪いというか…w
      うん。文章力で言うならこの人はすごく...
      味たん>
      いや、なんかさ。結果がコレ!!って出ないからこう、すっきりしなくて気持ち悪いというか…w
      うん。文章力で言うならこの人はすごく良いと思うb
      2010/06/12
  • 本編のあらすじとは離れてしまうけれど、
    「盗まれていく」心境は自分がクリスチャンになろうと決心した過程にとても似ている。
    正体不明の巨大な意志に飲み込まれ、作り変えられてしまうことに抵抗はあるけれど、
    作り変えられてしまった後はとくに何か悪いことがあるわけでもなく、むしろ穏やかになるような。

    自分が自分でなくなってしまう恐怖と戦う、
    だけど戦うことに意味はあるのか?
    どうして自分が自分の意志をもっていなければならないと思ってしまうのか?
    そもそも自分とは何なのか?

    ざんざんぶりの雨の中読むにはぴったりすぎて、ちょっとだけ怖いような、
    そんな物語でした。

  • 水路が張り巡らされたとある町で連続失踪事件が起こるが、いずれのケースも失踪者はある日ひょっこり戻ってくる。しかし失踪していた期間の記憶はない。
    これに興味を持った元教師と新聞記者、偶然里帰りした元教師の娘、なぜか巻き込まれた元教師の教え子がこの謎に挑む。
    が、いわゆる証拠集めをして推理をして大立ち回りがあって謎が解ける、みたいなミステリーの定石ではなく、けっこう序盤に謎の核心である不思議な現象を目の当たりにしてしまうので、謎解きがメインな話ではない印象。
    失踪して戻ってきた後の状態に対して自分はどんなスタンスをとるべきなのか、という葛藤あたりが作者としては言いたいことなのかな、とも思ったりするがそのへんは最後の方にちょっと書いてあるだけなので、正直よくわからない。みんなが右を向いたら自分も右を向いてしまう風潮、しかもそのことに疑問も持たずに受け入れてしまうということを失踪した町の人たちに重ね合わせて描いているのかもしれないが、モヤモヤ感が残る。

  • 恩田陸らしいホラーとSF要素の絡み合った作品。
    『月の裏側』というタイトルとストーリーが結び付かなかったけれど、解説を読んで納得した。
    ついつい、人が消えるその事象そのものや、何者かに「盗まれる」ことへの怯えを表面的に捉えてしまうけれど、でも実際、何がマジョリティーで何がマイノリティーなのか、どちらが現実でどちらが夢なのか、そのことは誰にも証明できない事実に気づけば、この作品の深さを感じさせられると思う。

  • 旅行のとき、移動中の時間つぶしに古本屋で買った、という出会い。
    こーゆう終わり方かー
    元凶を退治してめでたしめでたしなのかと思ったけど、これも1つと平穏な形で終わったってことなのかな。二人を除いて

    文学しりとりができるようになりたい

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著者プロフィール

恩田陸(おんだ りく)
1964年、青森市生まれ。水戸第一高校を卒業し、早稲田大学進学・卒業。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となった「六番目の小夜子」でデビュー。2004年刊行『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞及び第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞をそれぞれ受賞。2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞、第5回ブクログ大賞などを受賞した。同作品による直木賞・本屋大賞のW受賞、そして同作家2度目の本屋大賞受賞は史上初。大変大きな話題となり、代表作の一つに挙げられるようになった。同作は2019年4月に文庫化され、同年秋に石川慶監督、松岡茉優・松坂桃李らのキャストで映画化される。

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