バトル・ロワイアル 下 幻冬舎文庫 た 18-2

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 769
感想 : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402713

作品紹介・あらすじ

"死のゲーム"の開始後十八時間、混乱のうちに既にクラスメイトの半数が死亡していた。秋也は中川典子、転校生の川田章吾とともに政府への逆襲を誓うが、その前に殺人マシンと化した桐山和雄が立ちはだかる。生死の狭間で彼らそれぞれが守ったのは、意志か、誇りか、約束か。中高生を中心に熱狂的な支持を得た新世代青春小説の金字塔。

感想・レビュー・書評

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  • 42人いた生徒達も下巻では半分以下まで殺される。
    愛と友情と殺しの物語。
    これだけいる登場人物を余すところなく、キャラクターを活かし切るのも凄まじい。大概、登場人物が多いとボケることが多いが。
    中学3年生が互いに殺し合うというデスゲームではあるが、その実、生きること、生に対する執着というような、あくまでも至極前向きな作品だったんだな。
    出版当初、ホラー大賞の選考でお歴々の圧力で抹殺された本作だが、見る人は見るもんだな。当時は国会まで巻き込んだ一騒動も起きてたな。
    何にせよ、こうして世に出たわけだから。
    他の作品が出てくることを楽しみにしているが、いつになることやら。

  • 上下巻読み終わって思ったことは、タイトルから勝手に想起していたほど「キワモノ」な感じでは無かったということ。
    青春小説でありミステリーのようでもあり、話の進みでも色々予想を裏切られたりもした。中学生同士が殺し合うシーンはそれはてんこ盛りだけど、そういう本は世の中に沢山あるし、それが良いのか悪いのかはそれぞれ読んだ人が決めることだと思う(国会でなぜか論議を呼んだようだけど)。私は物語として楽しめた。

    長いし1クラス42人と登場人物が多いので、それぞれの関係性やその最期など覚えておくのには少し苦労した。でも全員見事に性格や裏事情など書き分けていて飽きなかった。

    最後の方で典子が慶子だったらとして川田にかける言葉「どうか生きて。喋って、考えて、行動して。時々音楽を聞いたり、絵を見たりして、感動して。よく笑って、たまには涙も流して。もし、すてきな女の子を見つけたら、そのこをくどいて、そのこと愛を交わして。きっと、それでこそ、あたしがほんとに好きだったあなただと思う」ーーーっていうのが良かった。

  • ということで、15年ぶりの再読。
    時間的に余裕があったのもあり、上下巻を2.5日程で一気に読み進めました。
    これだけの読みごたえのある厚みでこのペースはすごい。たしかに、言葉の表現や文法で引っ掛かることはあるのだけれど、中だるみすることなくラストまで読ませる臨場感はすごいです。
    さらにすごいのは、生徒一人一人の性格や友人関係、生活環境をしっかり掘り下げているので、キャラクターが立っていて、いかにもそのキャラクターを知っているかのような気持ちにさせていくところです。それが臨場感や感情移入に繋がるので、もはやただのデスゲームではなく、人間味溢れる感動が待っています。

    15年前、私はとにかく川田章吾くんのファンで、大好きでした。彼に七原たちが裏切られたときはショックだったし、彼が死んだときは泣きました。再読してもやっぱりかっこよかった。
    やはり印象に残ったり、好きなキャラクターは変わらないものですね。杉村くんや千草さんも好きです。

    バトロワの感想ならずっと書いていられそうです。問題作といわれた狂気なデスゲームであるバトロワを、好き!面白い!というと人間性を疑われそうだなぁと思っていましたが、結構みなさんも好きみたいで安心しました。

  • そして再び、“残り2人”。だが無論のこと、彼らはあなたがた全てとともにある。

  • 終わり方がとても好き。

    それぞれの解釈でこの後を予想できるたくさんの可能性がある時点で、このお話はハッピーエンドだと思う。

  • 上巻終了時点で話は中盤。下巻ではクラス残り約半分からとなる。ネットで検索するとテキストベースのファンサイトの残骸が残っていて、当時の人々がいかにこの小説に熱狂したのか伺い知れる。同人小説なんかを作ったりして、とても盛り上がっていたようだ。小説が社会ムーブメントを起こす。そんな小説をリアルタイムで読んでみたい。

  • こういう話だったのか。勢いで走り切ったストーリー。どうやって物語を閉じるかは、さぞ難しかったことだろう。これをエンタメと読むか、恐ろしく不快な話と読むか、賞の選考委員が割れたというエピソードの解説を読んで、あの時代を思う。

  • 最高!
    終わり方、設定、登場人物、どれも本当に良い。
    絶妙なバランスで最高に仕上がっています。

    別の作品があれば読みたいなぁ。

  •  1000ページぐらいの本やったのに2日かからず読んだ~めっちゃ面白かった!殺し合い~42人の!なんで政府が止めたかわかんないけど、まあアンチ日本だから仕方ないけどね。川田が典子と七原助けてくれたのに死んでしまったの残念。相馬光子とか好きだったな、いやあ最後まで気が抜けなかったな面白い。わざわざ取り寄せてよかった!

  • 分厚い上下の本なのに、一気読みしてしまいました。

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