バトル・ロワイアル 下 幻冬舎文庫 た 18-2

著者 :
  • 幻冬舎
3.76
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本棚登録 : 550
レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (485ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344402713

作品紹介・あらすじ

"死のゲーム"の開始後十八時間、混乱のうちに既にクラスメイトの半数が死亡していた。秋也は中川典子、転校生の川田章吾とともに政府への逆襲を誓うが、その前に殺人マシンと化した桐山和雄が立ちはだかる。生死の狭間で彼らそれぞれが守ったのは、意志か、誇りか、約束か。中高生を中心に熱狂的な支持を得た新世代青春小説の金字塔。

感想・レビュー・書評

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  • 皆さまご存知の通りのひどいストーリーなのですが・・・とても面白かったです。魅力的なキャラクターの登場人物が多く、それぞれの登場人物に様々な物語があり、上下巻合わせて1000ページ以上の長編ですが、全く飽きずに読むことができました。
    特に、物語の最後、締めの部分がいいな、と思いました。

  • ということで、15年ぶりの再読。
    時間的に余裕があったのもあり、上下巻を2.5日程で一気に読み進めました。
    これだけの読みごたえのある厚みでこのペースはすごい。たしかに、言葉の表現や文法で引っ掛かることはあるのだけれど、中だるみすることなくラストまで読ませる臨場感はすごいです。
    さらにすごいのは、生徒一人一人の性格や友人関係、生活環境をしっかり掘り下げているので、キャラクターが立っていて、いかにもそのキャラクターを知っているかのような気持ちにさせていくところです。それが臨場感や感情移入に繋がるので、もはやただのデスゲームではなく、人間味溢れる感動が待っています。

    15年前、私はとにかく川田章吾くんのファンで、大好きでした。彼に七原たちが裏切られたときはショックだったし、彼が死んだときは泣きました。再読してもやっぱりかっこよかった。
    やはり印象に残ったり、好きなキャラクターは変わらないものですね。杉村くんや千草さんも好きです。

    バトロワの感想ならずっと書いていられそうです。問題作といわれた狂気なデスゲームであるバトロワを、好き!面白い!というと人間性を疑われそうだなぁと思っていましたが、結構みなさんも好きみたいで安心しました。

  • 実は圧倒的ラブストーリー 人を信じること、愛すること、そして生きること

  • 高見広春

  • そして再び、“残り2人”。だが無論のこと、彼らはあなたがた全てとともにある。

  • 終わり方がとても好き。

    それぞれの解釈でこの後を予想できるたくさんの可能性がある時点で、このお話はハッピーエンドだと思う。

  • “死のゲーム”の開始後十八時間、混乱のうちに既にクラスメイトの半数が死亡していた。秋也は中川典子、転校生の川田章吾とともに政府への逆襲を誓うが、その前に殺人マシンと化した桐山和雄が立ちはだかる。生死の狭間で彼らそれぞれが守ったのは、意志か、誇りか、約束か。中高生を中心に熱狂的な支持を得た新世代青春小説の金字塔。


    ・レビュー

    上巻レビューと合わせて。
    まず、数年(十数年だったか)前の大騒ぎが妥当だったかというと少なくとも現代においては妥当じゃなかっただろうと思う。時代が多くを許容するようになったのか、あの頃が敏感なだけだったのか、その辺は当時幼かった自分にはわからない。描写が残酷かというとそうでもない。例えば本を読まない人か、普段は平和的な本を読んでいる人には衝撃的だったのかもしれない、しかし僕のようなミステリ好きなんかには特別残酷であるとは思えなかった。もっとエグいものはいくらでもある、例を挙げれば『殺戮にいたる病』など本作の比ではない。
    さて、内容については素晴らしい。殺し合いの話ではあるけれど、テーマに関しては、単純に考えれば理不尽な極限状態に陥った思春期の少年少女の心情を描いた、ごく普通の青春小説とも言える。
    テーマはごく普通であるけれど、描写は繊細かつ正確だと思う。リアリティがあると表現する読者もいるが、僕はリアリティに関してはやや無理がある場面もあるとは思う。だがそれを言い出したら舞台となる国家自体に問題が出てくる。外枠としてのリアリティはこの小説では問題にならない。
    リアリティがあるとすれば心理状態に関してだろう。これは大いに賛同する。40人も登場人物がいれば、自分に近い思考をするキャラクターがいておかしくない。自分ならどうするだろうと想像させる。その点がうまい設定だと思う。
    七原、桐山、川田、三村、杉村、中川、相馬あたりは序盤から目立つわけだけれど、それ以外のキャラクターの設定に手を抜いているかといえばそうではない。近年、あるコミュニティが突如殺し合いを強いられるという設定は増えてきたがこの辺りが先駆者として本作の作者が一枚上手だと思う。
    それでいて、スピーディーさは凄まじい物がある。あっという間に読むことができるはずである。それは、独特な文体、展開のテンポの良さに起因するところと思う。あれだけ登場人物とその境遇を解りやすく描写していながら、テンポは最後まで殺さない。その技術はすごいと思う。
    ストーリーに関しては、「まあそうなるだろう」と落ちるところに落ちた感があるけれど、これはおそらくコロンブスの卵であって、当時読んでいれば意外性はあったかもしれない。あるいは本作の系譜として、海外の先駆的な作品を読んでいたかにもよる。
    しかし、貫井徳郎の『慟哭』同様、簡単にオチが予想出来ても、それなりに面白い。きっと、テンポに身を任せて一気に読んでしまうのがいいだろうと思う。

  • 川田の死に方が腑に落ちない。初読当時の私は何を思ったのだろう、川田を見て。

  • 前から読みたかった一作。
    リアリティにはさすがに欠ける部分もあるが、読み応えがあって、最後まで惹きこまれる部分があった。
    話題になるだけの作品だと思う。

  • 上巻で。

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