悪魔のカタルシス (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2002年10月7日発売)
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本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784344402812

感想・レビュー・書評

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  • 悪魔に出会ってから主人公が堕ちて行く様が何となく永井豪作品な印象を受けた。流石、鯨統一郎な所は話の展開が二転三転するのにチグハグな印象は持つ事が無く毒気たっぷりで最後も、えってなるけど其処が嫌味じよ無くスッキリと読ませる印象。

  • 完全にオチを先に思いついて書いたな、
    って感じの駄作だった。
    なんか文章とか80年代量産風でなんか古いし。
    全体的に雑。
    しかも多分前に読んだことあるけど、
    かけらも覚えてなかった…
    (表紙だけ覚えてた)

  • 一冊の小説としての完成度は、かなり高く感じる。
    よく316枚の原稿用紙に、これだけの内容をまとめたものだな。
    宗教、哲学、環境、社会学...

    さしずめ、この悪魔というテーマに陥りがちな荒唐無稽な非科学性を、うまく全体に散りばめている。
    そんな中にも、現代社会が抱え、危惧される事柄も散りばめられて。

    ジャンル的にはミステリーなのかな。
    駆け抜ける起承転結とでも称したくなる一冊でした。

  • "邪馬台国はどこですか"などの著者なので購入。着眼点は相変わらず面白いんだけど、小説仕立てにする必要はあったのかな?
    ところどころ作中に矛盾点もあるし。オカルト好きじゃないと面白くないかも。

  • 悪魔は相対物。

  • 鯨先生にはめずらしくおもしろくなかった。
    ウンチクもいまひとつ。

  • 「あなたにはこの本を読まない権利があります」とはなるほどこういうことか、と最後のページで納得。しかしこれを読まなくっても、私はすっかり手遅れだと思う(笑)。
    さて、この作品はいったいどう形容すればいいのか。ホラーみたいな雰囲気だけど、ホラーじゃないし。サスペンス的要素もけっこうあるけど、それもメインじゃないかな。「悪魔」に関する物語、なのは確かだけれど、オチはどうも据わりが悪い気がしてならない。さくさくっと読めてそこそこ楽しめる作品ではあるけれどね。解決はあんまり期待できないのが残念。

  • えええ
    えええー!
    続編きっとあるんですよねそうだといってくれ!
    鯨さんのいつものトンデモ新解釈モノで面白かったんですが、回収!回収!
    真理子さんを何度も疑いそうになりますがそうではないと思いたい。
    やっぱ素直にのめりこめるのは面白いと思いました。
    悪魔のカタルシス2をお願いします!笑

  • なぜか読んだ。ファンタジー好き。でも、オチが最悪。てか鯨さんだったのか!今気付いた!

  • ありえないぐらいのドンデン返し続きで飽きさせない。間には、ねっとりした交合シーンをはさみ込み、一気に読ませる。数秘術やナチス、宗教団体、科学者、政治家などなど役者や道具立ても万全。悪魔の槍先が突きつけられる立体的な終末はスマートだ。表紙も物語の一部なのだが、画像がないとは…。

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著者プロフィール

鯨統一郎
一九九八年、『邪馬台国はどこですか?』でデビュー。大胆な歴史解釈から、日本の常識を覆す独自の作品が話題を呼ぶ。以来、歴史だけではなく幅広い題材を用いて、次々と推理小説を発表している。著書に「喫茶〈ひとつぶの涙〉事件簿」シリーズ、「ハウスワーク代行・亜美の日記」シリーズ、「女子大生桜川東子の推理」シリーズ、「歴女美人探偵アルキメデス」シリーズ、『タイムメール』『女子大生つぐみと古事記の謎』『作家で十年いきのびる方法』など多数。

「2022年 『カルトからの大脱出』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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