- 幻冬舎 (2002年10月7日発売)
本棚登録 : 561人
感想 : 62件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (161ページ) / ISBN・EAN: 9784344402829
感想・レビュー・書評
-
小林聡美さんのニュージーランドでのホームスティ・語学学校、そして少し観光した体験を綴った本。2001年、多忙な女優業の合間に4日間の日程でホームスティしながら、語学学校へ通学。小林さんの書く文章はいつも等身大で分かり易く、とても落ち着く。ホストファミリーや語学学校の様子が良く伝わってきたし、小林さんのちょっとした突っ込みが面白かった。雄大なニュージーランドの自然も、「絵葉書を目の前につるしたよう」と表現されていて、実際に身を置いてみたいなと思わさせられた。国は異なるが、自分の楽しかったホームスティ経験も思い出すことが出来た。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私は30数年前にクライストチャーチに旅行では行ったことがある。
自分の人生において留学やホームステイをしてみたかったが、したことがない。
私が読む小林聡美さんのエッセイ4冊目。
そんな私が今回本書を読んだ。
本書は2002年出版なので、たぶんこのニュージーランド超短期留学経験もその年のことだろう。
当時の彼女の私生活の状況及び当時のクライストチャーチ大聖堂の状況と、現在のそれらとは異なっている。
後年、地震で語学学校の入ったビルが崩壊して多くの日本人語学留学生が亡くなってしまったことや(小林聡美さんが数日通った建物とは異なるが)、大聖堂が崩壊して閉鎖となってしまったことには、きっと小林聡美さんも心を痛めたことだろうと思う。
一緒に行った幻冬舎の菊地さんへのツッコミ記述が面白い。
菊地さんのステイ先に対しては、たぶん遠慮と差し障りがあって詳細の記述を避けているが、きっとなかなか辛かったのだろうし、本当は聡美さんも詳細を聞いて知っているのではないかな? -
20代になったばかりの頃、2ヶ月だけではあったけど、
ホームステイしたことがある。
ちなみにわたしはオーストラリア。
シドニーの語学学校へ通い、キングスグローブ(シドニーには「キングスクロス」という歓楽街があるが、それとはまた別。あしからず)から通っていた。
本書は37歳のとき、企画の一環で1週間のホームステイならびに語学研修その他ちょっぴり観光した著者のエッセイ。
今から10年前になるらしい。
当時の彼女と今自分がまさに同世代で、
しかもわたしも、期間や場所、世代はちがうものの同じような経験をしたことがある分、頷いたり(笑)、頷いたり(苦笑)、とっても楽しく読むことができたし、また、今のわたしなら果たしてまた同じようにそんな勇気ある行動ができるだろうか、などと若かりし頃の自分に少しだけ振り返り、懐かしんだり。
この年でまたホームステイとかしたら、全然違った価値観で経験できるんだろうなあ。
だって、あのときの2ヶ月が、今の私の価値観をつくりあげてるものだから。本当にいい経験になった時間でした。
ちょっとホームステイしたくなるかも、です。 -
約25年前、自分が語学留学(イギリスでしたが。)して楽しかったのを思い出しました。
著者が語学学校に通ったのは、わずか1週間。私は1ヶ月でした。たとえ1週間でも1ヶ月でも学校に通うのは、旅行とはまた違った貴重な体験だと思います。
もう語学留学に行くことはないかと思いますが、本書でニュージーランド留学の疑似体験ができて、非常に有意義な読後感でした。 -
電車で読みながら笑ってしまった
内省であるが故に鼻につくエッセイもある一方で、小林聡美はそれがいっさいないエッセイの天才だな -
ニュージーランドに留学経験のある身としては絶対に外せない!と思ってさくっと読んでみた。所々に写真を交えて、10日間の留学体験記を語ってくれている。小林聡美さんのイメージ通り、さっぱりしていて面白い、くすっと笑える文章。俄然ほかのエッセイも読みたくなった。ニュージーランドに行きたいなぁ。
-
昔、ニュージーランドでホームステイしたことがあるので、懐かしく思いながら楽しく読んだ。
-
年齢を重ねても、留学はできる。
諦めなくて良かった、と思えます。
と、同時に作者が様々なトラブル?に巻き込まれ楽しく読ませていただきました。 -
小林聡美さんのニュージーランド旅エッセイ。
すっかり忘れていたが、そういえば私も昔ホームステイしたことがある。夜に小腹が空いたときや見たいテレビ番組があるときに困ったのも同じ。英語力があれば、ゴリゴリのコミュ力があれば、と自分にしょんぼりした気がする。
小林聡美さんのエッセイは読みやすい。テレビなどで拝見する本人像と乖離が全然ない気がする。どんなときも自己ツッコミを忘れない姿にクスクスしてしまう。 -
映画「かもめ食堂」を見て、小林聡美さんが素敵だったのと、旅エッセイが好きなので呼んでみた。
読みやすい文章で2時間足らずで読めた。 -
-
念願の海外留学(仕事で10日間)体験。ニュージーランドのオークランドでの留学体験中のホストファミリーとの生活、学校での出来事、幻冬舎の菊池さんへのライバル心などが楽しく書かれている。個人的には菊池さんより小林さんのホスト先にお世話になりたいと思った。とても読みやすいのでちょっとした移動中に良さそう。
-
小林聡美さん、好き。
-
超短期留学&ホームステイ体験記。
久しぶりで再読。
【蔵書・再読・5月19日読了】 -
初小林聡美。忙しい芸能人が10日間という短い時間の中でニュージーランドに留学体験。そのドタバタ日記ですね。まあ、読みやすい本です。
-
読書録「キウィおこぼれ留学記」3
著者 小林聡美
出版 幻冬舎
p88より引用
“ひとんちにお世話になっているわけだから、
別に文句はありませんが、二晩カレー続きと
いうのも、サビシーもんですね。”
目次から抜粋引用
“夢かなう
初授業でマックス
カレーとステーキ
アナタは米を信じますか?
最後の一日”
女優である著者による、ニュージーランド
への短期留学の様子を描いたエッセイ集。
留学先への手土産についてから羊の毛刈り
についてまで、楽しそうな雰囲気で書かれて
います。
上記の引用は、ホームステイ先での食事に
ついての一文。
他所の家の2日目のカレーを食べる機会なん
て、それも他国のものを食べる機会は滅多に
ないでしょうから、良い体験だと思うのです
が。かと思ったら、二日目のものではなく、
また新しく作ったもの。どういう献立の組み
立て方なのかと思います。
留学として紹介されていますが、全工程で
10日ちょっとくらいの様子です。少し長めの
旅行といった感じですが、キチンと学校で授
業を受けておられます。
モノクロですが写真もそこそこあって、向こ
うの様子を見て取ることが出来ます。
ーーーーー -
留学の様子があっさり読めた。可もなく不可もなくという感じ
-
薄い本なんです。ちょっとした遠出の際のお供に購入したんです(軽い、気楽)。
ところが面白くてお風呂でいっき読みしちゃいましたよ。
最近の女優の小林さんというより、猫の頃の“きみちゃん”のワンパクで楽しい話しを聞いているみたいな感じ。
きみちゃんのニュージランド留学記。ツッコミが激しすぎる!ハハハハ。 -
2013 9/14
-
お金と気持ちに余裕のある大人のプチ留学体験記といった感じ。
留学のハウツー本ではなく、ポチ留学で小林聡美さんが感じたことをまとめたエッセイ。
前もこの人の本を読んだときに思ったけど、イメージ通りの文章を書く人で、こざっぱりとしていて読みやすい。
肩の力がいい感じに抜けていて読んでいてとてもゆったりした気分になった。 -
女優・小林聡美さんのニュージーランド留学記。
可もなく不可も・・・
私は彼女の出演作品が好きなので、
少し物足りないかな。
留学したい人が読めば少しは役に立つのかも。
著者プロフィール
小林聡美の作品
