- Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344402829
感想・レビュー・書評
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小林聡美さんのニュージーランドでのホームスティ・語学学校、そして少し観光した体験を綴った本。2001年、多忙な女優業の合間に4日間の日程でホームスティしながら、語学学校へ通学。小林さんの書く文章はいつも等身大で分かり易く、とても落ち着く。ホストファミリーや語学学校の様子が良く伝わってきたし、小林さんのちょっとした突っ込みが面白かった。雄大なニュージーランドの自然も、「絵葉書を目の前につるしたよう」と表現されていて、実際に身を置いてみたいなと思わさせられた。国は異なるが、自分の楽しかったホームスティ経験も思い出すことが出来た。
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私は30数年前にクライストチャーチに旅行では行ったことがある。
自分の人生において留学やホームステイをしてみたかったが、したことがない。
私が読む小林聡美さんのエッセイ4冊目。
そんな私が今回本書を読んだ。
本書は2002年出版なので、たぶんこのニュージーランド超短期留学経験もその年のことだろう。
当時の彼女の私生活の状況及び当時のクライストチャーチ大聖堂の状況と、現在のそれらとは異なっている。
後年、地震で語学学校の入ったビルが崩壊して多くの日本人語学留学生が亡くなってしまったことや(小林聡美さんが数日通った建物とは異なるが)、大聖堂が崩壊して閉鎖となってしまったことには、きっと小林聡美さんも心を痛めたことだろうと思う。
一緒に行った幻冬舎の菊地さんへのツッコミ記述が面白い。
菊地さんのステイ先に対しては、たぶん遠慮と差し障りがあって詳細の記述を避けているが、きっとなかなか辛かったのだろうし、本当は聡美さんも詳細を聞いて知っているのではないかな? -
20代になったばかりの頃、2ヶ月だけではあったけど、
ホームステイしたことがある。
ちなみにわたしはオーストラリア。
シドニーの語学学校へ通い、キングスグローブ(シドニーには「キングスクロス」という歓楽街があるが、それとはまた別。あしからず)から通っていた。
本書は37歳のとき、企画の一環で1週間のホームステイならびに語学研修その他ちょっぴり観光した著者のエッセイ。
今から10年前になるらしい。
当時の彼女と今自分がまさに同世代で、
しかもわたしも、期間や場所、世代はちがうものの同じような経験をしたことがある分、頷いたり(笑)、頷いたり(苦笑)、とっても楽しく読むことができたし、また、今のわたしなら果たしてまた同じようにそんな勇気ある行動ができるだろうか、などと若かりし頃の自分に少しだけ振り返り、懐かしんだり。
この年でまたホームステイとかしたら、全然違った価値観で経験できるんだろうなあ。
だって、あのときの2ヶ月が、今の私の価値観をつくりあげてるものだから。本当にいい経験になった時間でした。
ちょっとホームステイしたくなるかも、です。 -
ニュージーランドに留学経験のある身としては絶対に外せない!と思ってさくっと読んでみた。所々に写真を交えて、10日間の留学体験記を語ってくれている。小林聡美さんのイメージ通り、さっぱりしていて面白い、くすっと笑える文章。俄然ほかのエッセイも読みたくなった。ニュージーランドに行きたいなぁ。
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昔、ニュージーランドでホームステイしたことがあるので、懐かしく思いながら楽しく読んだ。
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電車で読みながら笑ってしまった
内省であるが故に鼻につくエッセイもある一方で、小林聡美はそれがいっさいないエッセイの天才だな -
小林聡美さんのニュージーランド旅エッセイ。
すっかり忘れていたが、そういえば私も昔ホームステイしたことがある。夜に小腹が空いたときや見たいテレビ番組があるときに困ったのも同じ。英語力があれば、ゴリゴリのコミュ力があれば、と自分にしょんぼりした気がする。
小林聡美さんのエッセイは読みやすい。テレビなどで拝見する本人像と乖離が全然ない気がする。どんなときも自己ツッコミを忘れない姿にクスクスしてしまう。 -
映画「かもめ食堂」を見て、小林聡美さんが素敵だったのと、旅エッセイが好きなので呼んでみた。
読みやすい文章で2時間足らずで読めた。 -
念願の海外留学(仕事で10日間)体験。ニュージーランドのオークランドでの留学体験中のホストファミリーとの生活、学校での出来事、幻冬舎の菊池さんへのライバル心などが楽しく書かれている。個人的には菊池さんより小林さんのホスト先にお世話になりたいと思った。とても読みやすいのでちょっとした移動中に良さそう。
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小林聡美さん、好き。