哲学 (幻冬舎文庫 し 8-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344403321

作品紹介・あらすじ

「そろそろ自分の死に際のことを考え始めている」島田紳助。「『もうあいつには勝てんな』と他の芸人にいわせたい」松本人志。互いに"天才"と認め合う二人が、照れも飾りもなく本音だけで綴った深遠なる「人生哲学」。お笑い、日本、恋愛、家族…ここまでさらけ出してしまって、本当にいいのか?二人の異才の全思考、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 島田紳助と松本人志が大好きでこの本を手に取りました。テレビ画面上では見えなかったお二方の人柄や考え方、笑いに対する情熱のかけ方の違いなど読んでいて全く飽きず一気見しました。特に、島田紳助と奥様の離婚についての会話は、島田紳助の人柄が表れており好きな箇所です。

  • まっちゃんと紳助さんのお笑いに対する姿勢や考え方がわかり、面白かった。
    もちろん、本に書かれているのはその人のごく一部であり、その一部が誇張・強調して書かれていたりする。
    また、この本が書かれてから、随分時間がたった。
    多くの変化があった。
    ろくでもないこともあった。
    それらをいろいろ考えても、この本はあるポイントでの彼らのごく一端でしかない、と感じた。



    2004.9.25
    紳助さんはやはり面白い。とても頭のいい人だ。もちろん、松ちゃんも面白くて賢いのだが、それ以上に紳助さんは知識・人間性共に幅が広い。しっかりとした考えに裏打ちされた言葉だからこそ、面白いし感心させられる。松ちゃんも賢いけれど、少し変人、というか、個性が閉鎖的な気がする。

  • 島田紳助さんと松本人志さんの共著により2003年に発売された書籍。

    2003年といえば、お二人はまだ40代。
    島田紳助さんはバリバリ現役で司会業をこなし、松本人志さんはお笑い界の代表格としてテレビに引っ張りだこでした。

    油が乗りまくった当時の2人が、それぞれの哲学(特に笑に対しての。)をありありと綴った一冊であり、ビジネスの世界、令和の世界でも十二分に通用する良書です。

    ■本書の概要
    「お笑い」の世界で生きてきたお二人が、お笑いに対する考え方や、独自の理論を交互に展開していく内容です。

    2人が執筆したというよりも、2人のインタビュー・対談内容がそのまま議事録的に書かれていて、表現そのままに口語体で書かれています。
    だからこそ、ニュアンスやテンションにリアリティが感じられ、楽しみながら読み進めることができます。

    ■ここが面白い!
    ます、「お笑い」をテーマにした書籍ではありますが、「お笑いなんぞや」について書かれている訳ではありません。

    お二人が大活躍するに至るまでに、どういう思想・戦略を練ってきたのか、第一線の立場にいる今、何を目指しているのか等、勝負の世界で戦い続けてきたお二人のとっての『勝つ哲学』について、惜しげもなく書かれています。
    この内容が非常に面白い。

    ビジネスの世界でも活かせる金言が沢山あり、一種のスキルセット本とも言えます。

    また、成功者が成功した理由を一方的に自叙伝的に述べている訳ではないところも、本書のユニークなところです。

    時代を作ってきたお二人が、自分のことだけではなく、相手に対するフラットな分析を述べていて、これが実に面白いです。

    「松本は成功の理由を◯◯と言っているけど、実は僕は違うと思っている」といった具合に、片方の成功談を他方の成功者が客観的に分析しているやりとりがあり、このモノの見方が、日頃の仕事にすごく活かせるのです。


    ■さいごに
    私は大学一年生の時(今から15年ほど前)に初めて本書と出会いました。

    当時は「この人たちはテレビでニコニコ笑ってるけど、その裏側は緻密に計算されていて、成功する人は奥深いんだな。」くらいに思っていました。

    その後も何故だか本書のことはずっと記憶に残っていて、社会人になってからも、事あるごとに手に取っては読み直してきました。

    今では付箋だらけ、マーカーだらけでボロボロに擦り切れてしまっていますが、、、
    「単純だけど考えさせられる」絶妙なフレーズが、節目節目の自省の役に立ってくれていると思います。
    2022年6月、改めて読んでみてそう思いました。

    とてもユニークな内容の書籍ですので、ぜひ読んでみてはいかがでしょうか。

  • 大好き2人の話。タイトル通り人生の哲学がつまっている。
    成功者の思考というものが垣間見れる。

    何度も読み返したい。

    1回目 2021/07/14

  • 島田紳助と松本人志の当時の考えや思いをつぶさに知ることのできる1冊。
    読みやすく、かつ、わかりやすいので、哲学入門書としてもお勧めできると思う。

  • 最近いろいろ教わってる方のおすすめ書籍ということで読みました。
    僕らの世代のお笑い好きはまあ松ちゃん好きです。
    おまけに関西で生まれ育った場合、二丁目劇場で毎日生放送してたローカル番組から全国ネットのホントに本当のお笑いトップに立つまでを全くリアルタイムで見ることができた、というエルトン・ジョンばりの色眼鏡で彼を見てるので、批判のしようがなく…
    紳助パートの方が面白いかも。

  • 時代の顔になった島田紳助と松本人志の人生哲学。似て非なる二人の話は刺激大。結局二人ともお笑いに命懸けだってこと。こんなに命懸けになれるものあるかな、羨ましい。

  • 島田紳助がダウンタウンの漫才を見てコンビ解散を決意した。

  • 笑いについてはいつか真剣にまとめてみたい。その時に絶対読み返す本だと思う。

  • 熱くなれる本。仕事で気が滅入ったら、また読もう。

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