- 本 ・本 (494ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344403499
感想・レビュー・書評
-
長い物語がやっと終わりました。
一気に読み切ってしまった。
因果が因果をよび次の因果になる。
人が生きていくのは大変です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
またまた警察には追い詰められず、個人的に追い詰められた展開。
そして、主人公も死を選ぶ。びっくりしたのは亜希子までもが同じ道を辿った事だ。
白川道作品は警察の執念はすごいが、それによって新たな死者を産みすぎということ。
小説としては面白いが、現実としてはあり得なすぎる -
なんかこう…すげえ、”男が描く男、男が描く女像”って感じしない??気のせい??
だからこそのハードボイルド小説なんだろうか… -
昔読んだ本
-
あらすじ
家業の牧場を騙し取られ、非業の死を遂げた父。将来を誓い合った最愛の女性・亜希子にも裏切られ、孤独と絶望だけを抱え十九歳の夏、上京した柏木圭一は、二十六年の歳月を経て、政財界注目の若き実業家に成り上がった。罪を犯して手に入れた金から財を成した柏木が描く復讐のシナリオとは?大ベストセラーとなったミステリー巨編。 -
事実関係が明らかになり、さて、どうなるか!復讐を志して生きてきて成功した主人公から復讐の気持ちが消え、育ての父を殺した実の父である主人公に復讐しようとした一馬も複雑な思いに変わり。苦悩に満ちた一冊。でも罪を犯しているからハッピーエンドにはならず。
現代でそんなに一途に一人の人を思い続けるかなぁ?と、そもそものところに引っかかりが。現代と言っても昭和50年辺りなのか。その頃にはあったのかなー。さらにそもそもなんだけど、主人公に「お前は他の者とは違う」と目をかけてかわいがっていた及川が、出来心とはいえ主人公を誘って犯罪を犯そうという行動さえも人物設定上、無理があるように感じる -
育ての親として子供のために金を要求した男と社員とその家族を守るために殺人を犯した男。ほんの少しの所でこじれてしまった信頼感。自分の大きな過ちに気付いたとき天国への階段へ上る扉が見えたのだろう。その扉を開ける以外の選択肢は無かったのか。
白川道の作品





