モザイク (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2003年4月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344403529

モザイク (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 三部作の中では一番おもしろかったかな。それと、誰にもわかってもらえないかもしれないけど、発想が村上春樹っぽい。

  • 渋谷は谷底の街、携帯電波の電波で渋谷が電子レンジ化し底が抜ける・・・。田口ランディさんの「モザイク」(2001.4刊行、2003.4文庫化)、私には支離滅裂な物語りでしたが、きっと何かのメッセージがあるのでしょう・・・。

  • 主人公ミミの設定がいける。数奇な生い立ちにより形成されたクールな人格。それは、彼女が関わる人物によって評価される「半妖」だの「ニュータイプ」だのという表現からは外れてる。“見るために聴き、聴くように見る術”を祖父から伝授され、言葉をサウンドとして感じ、人の心をイメージとして自分の中に受けとめる。

  • 実は出版当初に一度読んでいたけれど、田口ランディの著書だということすら憶えていなかったことに今回気づきました。
    三部作の完結編と言われているけれど、これは他の二作とは少し異質と感じました。ただ、本の一日の出来事を中心に据えて、記憶が行ったり来たりする手法にドキドキさせられて一気に読ませる力はものすごかったです。

    「出会い」は起こるべくして起こるものであり、人間の直感脳力はすごい。亡き父親の元同僚だった精神科医のもとで看護師として働いたのも、出会うべくしての出会いであるし、またミミを移送屋として雇い、正也の担当にしたのも社長の直観力。もちろん創作上のことではあるけれど、私たちは実はそういう中で生きているのではないかと素直に思わされました。

    そういうところからも、正也の言動のように「狂気」に見えることでも、そちらの方が実は正常ということもあるのだろうと、真に素直に感じられました。

  • 電波系シリーズ3作目。
    シリーズの中では一番興味深く読んだ。おもしろかった。

    主人公のミミや正也のように、実際にこう感じて生きてる人は少なくないんだろうな。描かれていたように精神科に連れて行かれる人も多いのだろうけど。

    たしか精神科の実習は2週間くらいだった。実習の後半には、患者の影響を受けている自分が怖いと思ったし、誰でもいつでも、この世で普通じゃないと言われてしまう存在になるんだなと感じたことを思い出した。

    私も、ついこの世は一つの時間しかないように感じることが...感じると考えもせず、ただ当たり前のように過ごすけれど、違うのかもしれない。SFの世界で描かれるようなこの時空じゃない世界もどこかにあるんだろう。
    考え始めると止まらない。

    読み終わってからも 考え続けちゃう こういう本は とても好き。

  • 正直、ちょっと後半私には意味分かりませんでした・・・。
    SFの知識のようなものが必要かもしれません。

  • 人の人生の一部分を綺麗に切り取った感じ。とても、透明で曖昧。非現実的な話なのだけど、現実として受け入れたい、現実であってほしいと思う。

  • "「移送屋」の仕事をしているミミ。
    彼女には精神病の患者を理解する能力がある。
    しかし移送途中、正也が逃亡する。
    「渋谷の底が抜ける」というメッセージを残して。
    捜索の途中、渋谷の若者の間で流行るチェーンメールの1つに救世主救済委員会というあやしげなメールを見つける・・・。"

    精神病者は果たして本当に異常者だろうか。
    誰が異常で誰が正常だろうか。
    ほかの人に見えないものが見える、その能力を持ってうまれた奇跡をこのよの中は全て「異常」にしてしまう。
    この本を読んでいて、わからないことがあった。
    ミミの気持ち。
    ミミの視点から書かれているからわかるような気もするのだけど、さっぱりわからない。
    多分作者もわかってないんだろうなと思った。
    それと対照的に、「異常」と呼ばれる人々や正也の気持ちは痛いほど伝わってくる。
    作者自身、正也側の人間なんだろう、
    そして今も、ミミのような存在を求めている。
    そんな気がする。

    この本自体は心の闇を、何も解決してくれない。

    でもここではないどこかへ行きたい人、
    心が違う場所、違う世界を求め続けている人は
    読めば少し、楽になるかもしれない。

  • 病みは闇 俺の中に相手に似たモザイクがあると、それが共鳴反応してしまうんだ。
    感情こそが人間の源泉である
    ホツレとムスバレは同時に起こる⇒既成のシステムは崩壊し、人間はまったく新しい情報処理の方法を手に入れる
    だって世界はモザイクなんだから
    人間は世界の特異点
    世界レベルの共鳴現象が起こり、共鳴的な彼らは世界を浄化する
    今、生きていて良かった。考えることも出来ず、感情も持てず死んで行く人々もいるのだから。
    やっと春樹から離れたのかもしれない。

  • せっかくの壮大なテーマが尻すぼみになってがっかり。もっと膨らませたらおもしろくなりそうなのに。謎の教授も単なる小物で拍子抜けした。

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