- Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344403529
感想・レビュー・書評
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解説にも書いてある通り電波系の小説。今見ると古臭いが好きな人は好きそう。僕は過去に通ってきた小説かな。
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2008.9.15
精神病とか問題のある人を目的地まで運ぶ移送屋をしてるミミって女の子が14才の少年を移送中に逃亡されでて、その少年を探している時に救世主救済委員会と出会うって話。
なんかよくわからんかった。宗教の世界なのか現実なのか、心の病を持ってる人の妄想なのか。 -
田口ランディさんの三部作といわれる「コンセント」「アンテナ」「モザイク」を読んだ。
重厚で、久しぶりに夢中になれた作品だった。
田口さんの語りに、文章の一つひとつに深い悟りがある。
特に「今」を解き明かすのに、するどい洞察力。
確かに重い!
が、現代の様々な、年少者や、大人の起こすわけの解らない事件、出来事の誘因をあぶり出している。
どうしてこんなに書けるのだろう、田口さんは。
ああわかったと思えるほどに。
リズミカルな文章が好き。
「人間が生きてんのはもしかして子供を作るためっていうよりも、記憶を作るためなんじゃねえかな。だってさ、記憶がなくなったら世界は止まっちまうわけだよ。この世界を作り続けてるのは人間の記憶なんだよな。世界を記憶で創造してんのが人間の仕事なのかもしれない。」 「モザイク」(幻冬舎文庫)より P262
文化はそうして創られると思う。記憶が遺伝子に組み込まれて、連綿と受け継がれて続く。
良い方に向かっててほしい!と祈る。
田口ランディさんのエッセイなど他の作品を読みたい。
心を揺すぶられる文章が多いから、もっと解き明かされるだろう。 -
なんとなく言いたい事は分かるんだけど、
あまりうまく話をイメージ出来ませんでした。
全ては繋がっていて、
その全ては自分に戻っていく。
自分から出ていくし、自分に戻ってくる。
ネット、電話などの通信が発達したからこそ、
それぞれが情報の受け手にも出し手にもなれる。
だからこそ、繋がる事が難しいんだろうなぁ。
とても抽象的な話でした。 -
三部作の中では一番おもしろかったかな。それと、誰にもわかってもらえないかもしれないけど、発想が村上春樹っぽい。
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記録
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精神病者の捉え方が秀逸
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昔読んだ本
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「そこは、ゲートだから」
「どういうこと?」
「世界はたくさんあるってこと」