夫の彼女 (幻冬舎文庫 と 1-6)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 168
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404113

感想・レビュー・書評

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  • 結局女だったのか
    しかも、
    『別居してよくわかったんだ。おれには、きみも必要なんだ…』
    はぁ?きみもって⁇

    こんな男は潔く振ってくれたら気持ちよかったのに

    結局うだうだ続けてる
    煮え切らない話しでした

  • タグでなんとなく分かってしまって、あまり期待できないかもしれないと思っていた。でも、ふたを開けてみるとそうではなかった。夫は別の女性とも関係を持っていて、なんていうのかな・・・ダラダラとした恋愛をするのが夫は好きなんじゃないかな?って思った。妻の涼紀には何の日もなく、こんなまともな妻がいるのに夫は何しているんだろうか?なんて思った内容だった。結婚生活は複雑なのだなと他人事のように読み終えた。

  • ある日突然 夫が、「俺と別れてくれ」といったら。。。

    しかもその理由が 夫が好きだったのは実は 若い男の子だった なんて。

    そんなことが起こったら、あなたならどうします?

    この本の中の妻は、それでも離婚はしないと頑張ってしまう。

    別居生活の面倒は夫から毎月振り込まれるからとしばらくは一人でひっそりと暮らしているが、いざ働こうとすると、おばさんの働き口は限られている。

    そんな中でパートで知り合った、パワフルな女性が出すお店の手伝いを始めるのだが、実はその彼女も同性が好きだった。

    なんで私の周りにはこんな人ばかりなの?なんていいながら、実に様々な人間を見てしまう。

    何というか、現実離れしているようで、実は身近にこんな人たち結構いるのかもしれない。

  • どの登場人物もなーんかぼんやりしている感じ。主人公が騒々しい女で疲れた。別居した旦那に家賃と別に18万ももらえるなんて贅沢なご身分ですなあ傷付いたからってなにもしないで引きこもっていられていいよねえという僻みかも。

  • 嫌われないように考えて行動してしまう気持ち、、、

    痛い程わかる、、、

    吹っ切れたらいいのにね、、、

  • すごく好きな夫が離婚しよう。俺はバイセクシャルなんだ。

    と公言しだした妻の話。

    とっても寂しくてつらくて、恨んだり後悔したりというなんとも言えない面倒な女の話かと思いきや。なんともユーモアの混じった妻の発言やら考え方がとっても見てて気持ちのいい本でした。笑笑

    ぐちぐちぐちぐち自分の心境の不幸を味わいまくるようなこともせず、かと言って無駄に前進しようーと頑張るでもなく、テキトーにその都度なんとなーく生活してる妻の姿が、ある意味頼もしくもあり、正直でもあって、爽快感はないし別にどうってことないんだけど、わたしこの人好きだなぁ。

    と、思うような話で、新しい友人が増えたような気持ちになりました、

  •  こうと決めたら実現に猛然とつき進む。目的達成したら気が抜けて、興味をなくし、もう他のことに目を向けるか、後悔するか、どうしてあんなに一生懸命だったのかと自分に問いかける。これは自分のことだが、この話の主人公夫婦もよく似ている。
     結婚後に他の女性と知り合い、不倫を始めた挙句、何年も経ってから妻に「おれを独身にもどしてくれないかなぁ・・・」と切り出す。女性の影はおくびにも出さず、自分の興味は「若い男」に向いていると・・・
     離婚を迫る夫に未練があることは、プライドもあって表面に出さず、離婚には抵抗があり、義母の「とりあえず別居してみれば」という提案に従う。
     妻に残したマンションの家賃を払い、毎月18万円だかの生活費を妻に払い続け、自分は独身者用マンションで生活する・・・ってどんだけ経済的に余裕のある夫なんだろう。
     夫がいなければ料理も掃除も張り合いが無くなるだろう。生活費に困らなくても外に出て何かしたくなる気持ちはわかる。新しく知り合った女性がいい人でよかった。妻も少しづつ変われるだろうし。
     別居まで辛抱強く説得をした夫も、別居してしばらく経つと後悔し始める。愛人とも妻とも時々会いたい。どちらも捨てがたい。一人に決められない。おまけに心惹かれるのは若い同性で、そちらは深い関係でなくてよく、観賞用でよい。どこまで優柔不断なんだろうと思うが、世の中、不倫はなくならないし、ばれても離婚に難色を示す人もいるのを見ると、こういう人間も現実にいるのだろうなぁ、と納得する。そして、こういう夫のそばにいる妻も愛人も同じ類なのだなぁ、とすっきりしないまでも、人間の在り方のひとつだろうとちょっと納得。

  • amazon(「BOOK」データベースより)<blockquote>「おれを独身にもどしてくれないかなあ…」夫がつぶやくようにそう言ったのは、結婚後も勤めていた会社を辞めて、一年が経とうとした頃だった。矛盾と気まぐればかりの夫に翻弄される、妻・涼紀。見知らぬ「夫の彼女」に思いをめぐらせ、納得のいかない別居生活が始まったが…読み出したら止まらない、自分さがしのユーモア恋愛結婚小説。</blockquote>

  • 別居夫婦を中核とし、愛人、そして夫の自分を同性愛者と規程する発言をスパイスにした夫婦間小説。この夫についても妻についても、心情的にも行動面も理解不能(もっとも、現実に存在しないとまでは言わない)。こんな面倒くさいタイプ、全く願い下げである。この夫婦が本作中も、さらにラスト以降も婚姻関係を維持しているのは、妻に対して金(生活費)が振り込まれているからだけのような気も…。つまり、金の切れ目が縁の切れ目というような気がしないではない。まぁ、別居中に妻が心理的に成長していく様はさもありなんだが…。

  • うーん結局なんなんだろう
    愛されキャラってこと?

    夫に、僕はLGBTだから別れてほしいといわれ、
    数年後実は女がいることがわかった…って
    かなり最低なのでは。
    わたしだったらむーりー!!

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