おやじ丼 (幻冬舎文庫 む 2-7)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 288
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404151

作品紹介・あらすじ

突然、四十八歳の上司が茶髪にした。彼は自分がキムタク似だと思っているが、外見だけを取り繕ってるみっともないおやじなのだ。そんな彼が渋谷でナンパしてるのを見てしまい…(「恥ずかしい人」)。勝手な人、ケチな人、スケベな人etc.気づくと増殖中の大迷惑なおやじたち。でもどこか笑えてちょっと可愛いその生態を愛情込めて描く爆笑小説。

感想・レビュー・書評

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  • 癖の強い、しかも迷惑なおやじたちを描いた短編集。
    さすがにこんな人はいないだろう、というレベルが多く、嫌悪感が残る話が多かった。

  • 世間の「親父」
    世間が見る「親父の姿」はなかなか面白い。昔の「頑固親父」「雷親父」などは消え去りどちらかというと「個性丸見え」の親父が増えたのか。子から見た親、社員から見た年配、家族からみた祖父など世間もどんどん変化していることに面白みと楽しみも増えたと感じた。 できればそんな「親父」を普通にする方法の対処法があるともっと面白いかも。

  • クスッと笑える
    サラッと読めて息抜きになる本でした

  • くせの強人の短編集。嫌悪感を感じるおじの話しが多くパラパラと。唯一気に入った"まめな人"退職後、家事に勤しむことを生き甲斐にするおじ。映像化したら光石研さんだなぁと考えながらほっこり。私も毎朝これから家事を始めたいとかあるので分かる。

  • 久々に群ようこさんの本を読んでみた。
    小気味良いサバサバした感じが心地よい。
    どこにでもいる、あるあると思うおやじ、きっと近くにいたら嫌だし、ネガティブに捉えてしまうけど、文章で読むと可愛く見えてくるのが不思議だ。

  • 薄い頁同様、薄い内容で訴えかけるものもオチも何も無い。何これ。男卑ネタとかブラックユーモアでも無い。読後の感想は「で?」作者が有名と言うだけで販売されるよくある一例。一般人の投書のがまだマシ。

  • 勝手な人、ケチな人、スケベな人、やる気のない人etc、色々な『おやじ』が登場するが、自分のことかとドッキリ!

  • 正直くだらない話なのですが、とても面白い本です。

  • 群さんはいつも緩ませてくれるから好き。
    ただ、これは、いまひとつだったかな。

  • 群ようこさんの作品は
    めちゃくちゃ面白い!ってわけではなくて
    なぜか吸い込まれる不思議なかんじがあります。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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