彼女は存在しない (幻冬舎文庫)

著者 : 浦賀和宏
  • 幻冬舎 (2003年10月1日発売)
3.11
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  • 本棚登録 :2841
  • レビュー :460
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404410

彼女は存在しない (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 気持ちの良いくらい騙されてしまった!

    大学生のカップルの貴治と香奈子は、街で見知らぬ同じ年頃の由子と出会う。そして、もう一組の大学生カップル、根本と恵。根本の妹は多重人格障害を抱えていた。
    二組のカップルの人生が交錯するときに、物語は大きく動き出す。

    「多重人格モノ」なので、もちろん「その線」を疑って読んでいたのに、まんまと作者の術中にはまってしまった。
    そして、それが心地よいのだ。
    最後のどんでん返しが鮮やかだ。
    ほんと、そこにこそ、この物語を読む意味がある。
    決して、上手な文章でも目を引く斬新な設定でもないけれど、大学生の日常をうまく取り込んで、青春小説としても読める。しかし、心理描写はまだまだ未発達だ。内面を深くえぐるようなものが書けたらこの作者は大化けするだろう。

    この作品を読んで、思い出した別のミステリ作品がある。
    大流行した作品なので、タイトルを明かせないが、トリックは似ていても、設定次第ではまだまだ別の作品が書けそうだ。

  • 2014.11.6(木)読了。

    これは面白かった!初め、多重人格かーとテンション下がったけど読むに連れていろんな違和感が面白くなって来て、最後には「そっか!!」と納得。

    もう最初から答えが出ていたように思ったし、これは騙されてはいけないと相関図を書きながら読んだけど、書いたがために騙されました。別の作家さんで多重人格物を読んだことがあったけど、これは別格。色んな目線で彼女をみてるので最後は納得したし、あの時この時を読み返しました。本当に[彼女は存在しない]かったです!

  •  会社近くのTUTAYAにて、「あなたもきっと騙される!」的な吹き出しで平積されていた本書。読んでみました。

    ミステリー?になるんでしょうか?東野さん達を読みなれた私には「何これ?」でした。
    二人の視点のみで描かれた物語です。これがミステリーになってる原因。トリックは全くなし。映像化されたら、ありがちな「多重人格殺人事件」です。

    ストーリーは面白く少し青春小説的な部分もあり、グイグイ読みましたが、謎解きを考えていたのに最後は「視点でコントロールしただけじゃん」と少しガッカリです。
    これは「どんでん返し」とは言わないと思う。

    TUTAYAに期待させられた分、評価が辛いかもしれませんが、それでも★×3は付けられます。

  • バス移動で読了。

    たぶん、三回目くらい。
    何度読んでもおもしろい、サイコ・ミステリー?

    結局、人格は幾つあったのかしりたいわよね。

  • 多重人格モノだけど鮮やか。

  • 猟奇的な殺人事件と思いきや、人間の精神面を深く捉えた作品だった。自分自身精神科で働いているからすごく興味深い作品。だけど最後の展開にはびっくりで頭がついていかなかった…。

  • これはアリか、ナシか……? メフィスト賞作家らしい毒と挑発がピリリと辛い意欲作。読了後、ある人物に思いを馳せざるをえない人物造形も見事。

  • 途中で微かな違和感。でもスルーしてしまった。結局最後であー!?ってなった。

  • 多重人格がテーマの叙述ミステリー。
    これは迂闊に感想を書くとトリックがネタバレしそうなので自粛しておきます。
    面白かったな~。特に後半のグロさは結構好みでした。(笑)
    タイトルに納得です!

  • トリックを理解するのに時間がかかった。細かい部分は気にせず、人間が不確実であることを扱っている点で、個人的に好き。

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