彼女は存在しない (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.10
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本棚登録 : 3904
感想 : 528
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404410

作品紹介・あらすじ

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは…。ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。

感想・レビュー・書評

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  • 解離性障害のひとつの症例、解離性同一性障害を題材にした作品。多重人格がテーマとなると、貴志祐介の13番目の人格に引っ張られてしまう。

    あまり印象には残らなかった。

  • '22年1月9日、読了。浦賀和宏さんの作品、初。

    …もう、吐き気がする程の、アクロバット(*﹏*;)いやあ、やられた!凄い!そのアクロバティックさでは、ここしばらくの間に僕が読んだ小説では、群を抜いている、と思います!(+中々のグロさ。)

    正直、…題名から、こういう展開で、こういう系のドンデン返し、なんだろうなぁ…と、予想はできました。まあ、「それ系」ではあったのですが…しかし!凄い作品に、出会ってしまった(>0<;)

    言うまでもなく、上記、あくまでも僕の、個人的な感想です。ですが…未読の方、是非是非!(グロさが苦手の方は、ご注意を!)

  • 読み終わって「どういうことだったんだ…?」と考えていくうちに次第に話の全貌が見えてきて鳥肌がたった。面白かったです。

  • 面白く、練りに練られた作品。
    叙述のトリックは序盤でわかってしまったが、それがわかったとしても後半に向けて狂気が加速する。
    最初の冒頭の作品内での小説引用や、冒頭の亜矢子と由子の出会いのシーンの印象が読了後では全く違う。
    亜矢子が殺害を犯していく動機や、根本の行動のいくつがが少しおかしいのではないかと思うこともあったが、全体としてとてもよく練られていて面白い。

  • これ、結構古い作品なんですね。
    2.3年前位かと思ってました。読み初めてから、流行の曲や携帯電話の話題で気づきました(^_^;

    20代の頃、ダニエル・キースの「五番目のサリー」や「ビリーミリガンシリーズ」を読んで、衝撃を受けた『多重人格』

    本作は、それをトリックに使用したミステリーになっています。
    ただ、本を読み慣れている人は、たぶん前半でそこには気づいてしまうと思う。だからラストの衝撃とかはないけれど、所々違う意味で驚かされた(笑)

    「え?そんなあっさり殺されちゃうの?」
    「そんな、グロイ殺し方するんだ?」
    ・・・って感じ(;゜ロ゜)

    全体的に面白かったんだけど、ちょっとラストが不完全燃焼・・・。
    終盤、私はある心配をしていたので、そこはどうなるんだよって思ったし・・・途中まで☆4だったんだけど☆3にしちゃいました。うーん。


    ・・・がっつりネタバレ注意↓・・・













    「タイトル」と「視点」から誰が多重人格かすぐにわかってしまったので、騙されることはなかった。伏線もわかりやすかった。けど、ラストをどう結んでいくのかが楽しみで、読み飽きる事はなかった。

    で、貴治っていったいどんな人だったの?どう思ってたの?っていうところが知りたくなった。

    それと途中から、お兄ちゃんが「そんなことしたら犯人って疑われるよね?」っていう行動ばかりするからハラハラして仕方なかった。
    そしてラストがそれではますます・・・

    っていうのと、伏線の回収がそれだけ?などなどもやもやが残りまして。

    結構面白かっただけに、ラストまで読んでちょっとなぁってなってしまった。

    浦田先生でシリーズ化してほしいなぁ。。。

  •  会社近くのTUTAYAにて、「あなたもきっと騙される!」的な吹き出しで平積されていた本書。読んでみました。

    ミステリー?になるんでしょうか?東野さん達を読みなれた私には「何これ?」でした。
    二人の視点のみで描かれた物語です。これがミステリーになってる原因。トリックは全くなし。映像化されたら、ありがちな「多重人格殺人事件」です。

    ストーリーは面白く少し青春小説的な部分もあり、グイグイ読みましたが、謎解きを考えていたのに最後は「視点でコントロールしただけじゃん」と少しガッカリです。
    これは「どんでん返し」とは言わないと思う。

    TUTAYAに期待させられた分、評価が辛いかもしれませんが、それでも★×3は付けられます。

  • 見事にミスリードされました。 ただ自分の理解力が乏しいせいで読後でも、トリックがどういうことなのか理解できませんでした...。 解説を読んでやっと7割くらい理解できました。 もう一度読みます。

  • 最後まで読んでから再読すると、冒頭からしっかり伏線があったことに、まず驚く。
    そして、やはりタイトルの巧さが光るクライマックスは見事。
    物語の構成はやや複雑なため、評価は分かれるかもしれないが、しっかり作りこまれている良作だ。

  • 多重人格物。だましにくるだろうなと思ったけど、見事にだまされた。後味悪く、救いはない。

  • 最後のどんでん返しを、バレないようにバレないように慎重に隠して書いているのがすごく伝わる
    しかし読み慣れた読者ならまず早々に気づく
    それが真相ではなく、そこをひっくり返してくるのかと思いきや、ストレートにそこで終結なので肩透かし感

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著者プロフィール

1978年、神奈川県生まれ。1998年、『記憶の果て』で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー。『時の鳥籠』『頭蓋骨の中の楽園』など、著書多数。2020年、急逝。

「2020年 『こわれもの 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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