彼女は存在しない (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.10
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  • (241)
  • (65)
本棚登録 : 3073
レビュー : 483
  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404410

作品紹介・あらすじ

平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める…。同じ頃妹の度重なる異常行動を目撃し、多重人格の疑いを強めていた根本。次々と発生する凄惨な事件が香奈子と根本を結びつけていく。その出会いが意味したものは…。ミステリ界注目の、若き天才が到達した衝撃の新領域。

感想・レビュー・書評

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  •  会社近くのTUTAYAにて、「あなたもきっと騙される!」的な吹き出しで平積されていた本書。読んでみました。

    ミステリー?になるんでしょうか?東野さん達を読みなれた私には「何これ?」でした。
    二人の視点のみで描かれた物語です。これがミステリーになってる原因。トリックは全くなし。映像化されたら、ありがちな「多重人格殺人事件」です。

    ストーリーは面白く少し青春小説的な部分もあり、グイグイ読みましたが、謎解きを考えていたのに最後は「視点でコントロールしただけじゃん」と少しガッカリです。
    これは「どんでん返し」とは言わないと思う。

    TUTAYAに期待させられた分、評価が辛いかもしれませんが、それでも★×3は付けられます。

  • 最後のどんでん返しを、バレないようにバレないように慎重に隠して書いているのがすごく伝わる
    しかし読み慣れた読者ならまず早々に気づく
    それが真相ではなく、そこをひっくり返してくるのかと思いきや、ストレートにそこで終結なので肩透かし感

  • これ、結構古い作品なんですね。
    2.3年前位かと思ってました。読み初めてから、流行の曲や携帯電話の話題で気づきました(^_^;

    20代の頃、ダニエル・キースの「五番目のサリー」や「ビリーミリガンシリーズ」を読んで、衝撃を受けた『多重人格』

    本作は、それをトリックに使用したミステリーになっています。
    ただ、本を読み慣れている人は、たぶん前半でそこには気づいてしまうと思う。だからラストの衝撃とかはないけれど、所々違う意味で驚かされた(笑)

    「え?そんなあっさり殺されちゃうの?」
    「そんな、グロイ殺し方するんだ?」
    ・・・って感じ(;゜ロ゜)

    全体的に面白かったんだけど、ちょっとラストが不完全燃焼・・・。
    終盤、私はある心配をしていたので、そこはどうなるんだよって思ったし・・・途中まで☆4だったんだけど☆3にしちゃいました。うーん。


    ・・・がっつりネタバレ注意↓・・・













    「タイトル」と「視点」から誰が多重人格かすぐにわかってしまったので、騙されることはなかった。伏線もわかりやすかった。けど、ラストをどう結んでいくのかが楽しみで、読み飽きる事はなかった。

    で、貴治っていったいどんな人だったの?どう思ってたの?っていうところが知りたくなった。

    それと途中から、お兄ちゃんが「そんなことしたら犯人って疑われるよね?」っていう行動ばかりするからハラハラして仕方なかった。
    そしてラストがそれではますます・・・

    っていうのと、伏線の回収がそれだけ?などなどもやもやが残りまして。

    結構面白かっただけに、ラストまで読んでちょっとなぁってなってしまった。

    浦田先生でシリーズ化してほしいなぁ。。。

  • 気持ちの良いくらい騙されてしまった!

    大学生のカップルの貴治と香奈子は、街で見知らぬ同じ年頃の由子と出会う。そして、もう一組の大学生カップル、根本と恵。根本の妹は多重人格障害を抱えていた。
    二組のカップルの人生が交錯するときに、物語は大きく動き出す。

    「多重人格モノ」なので、もちろん「その線」を疑って読んでいたのに、まんまと作者の術中にはまってしまった。
    そして、それが心地よいのだ。
    最後のどんでん返しが鮮やかだ。
    ほんと、そこにこそ、この物語を読む意味がある。
    決して、上手な文章でも目を引く斬新な設定でもないけれど、大学生の日常をうまく取り込んで、青春小説としても読める。しかし、心理描写はまだまだ未発達だ。内面を深くえぐるようなものが書けたらこの作者は大化けするだろう。

    この作品を読んで、思い出した別のミステリ作品がある。
    大流行した作品なので、タイトルを明かせないが、トリックは似ていても、設定次第ではまだまだ別の作品が書けそうだ。

  • 2014.11.6(木)読了。

    これは面白かった!初め、多重人格かーとテンション下がったけど読むに連れていろんな違和感が面白くなって来て、最後には「そっか!!」と納得。

    もう最初から答えが出ていたように思ったし、これは騙されてはいけないと相関図を書きながら読んだけど、書いたがために騙されました。別の作家さんで多重人格物を読んだことがあったけど、これは別格。色んな目線で彼女をみてるので最後は納得したし、あの時この時を読み返しました。本当に[彼女は存在しない]かったです!

  • バス移動で読了。

    たぶん、三回目くらい。
    何度読んでもおもしろい、サイコ・ミステリー?

    結局、人格は幾つあったのかしりたいわよね。

  • 多重人格物。だましにくるだろうなと思ったけど、見事にだまされた。後味悪く、救いはない。

  • 冒頭〜中盤の展開は視点が交互に代わる構成も手伝って、ミスリード探しも含めて楽しく読み進めることができました。ただ、叙述トリックものと意識して注意深く読むと、中盤でほぼタネが読めてしまい「いや、もっとどんでん返しがあるはずだ」と読み進めても、予想を上回ってはくれませんでした。
    後半にグロテスクな展開がありますが、既視感を感じてしまい特に驚きはせず「あーまたこういうシーンか」とページを進めてしまいました。
    登場人物の描写が淡白で、どの人物にも感情移入できなかったのが、ネガティブ評価の原因かと思います。
    ラストは妹の人格として幕引きをしてほしかったです。「存在した誰か」は間違いなくいたはずですし。そのほうがあの兄妹の苦悩や悲壮感が、もっと刺さるものになったのかと思います。

  • 精神科看護師なので、解離は馴染みある(?)のですが、解離だから罪を犯していいのかとか、よく同僚と話してます。本人、解離中は覚えてないから難しいですよね。物語としては、私は好きです。興味ある題材なこともあって、なかなか面白かったです。

  • 普段東野圭吾さんとかのミステリーが大好きで読んでいると、何故殺人犯が捕まらないのか疑問でした。
    まあそこはテイストが違うということで目をつぶって.......
    全体的にはどういう展開になるのかが分からず、次へ次へと読み進めることが出来ました。短時間での読了でした。
    ただ、普段トリックに引っかかりまくってる私でも薄々トリックが分かってしまったかな?

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著者プロフィール

1978年神奈川県生まれ。98年、「記憶の果て」で第5回メフィスト賞を受賞しデビュー。2003年刊行の『彼女は存在しない』が、書店員の応援を受け20万部を超えるベストセラーになる。同シリーズとして他に『彼女のため生まれた』『彼女の幸せを祈れない』『彼女が灰になる日まで』がある。

「2017年 『ifの悲劇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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