- 本 ・本 (241ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344404595
感想・レビュー・書評
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以前、単行本が出た頃に立ち読みして以来、
ずっと気になっていた本。
今回、文庫本でようやく読みました。
白血病ということがクローズアップされがちですが、
芸能界という世界でいきる10代の少女の葛藤という点でも
その赤裸々な告白に驚かされる一冊です。
お子さんを芸能界に入れたい!とお考えの親御さんにも
ある意味、読んでほしい本ではないかと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
本人が書くとやはり生々しい。赤裸々な分、より共感できると思います。
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タレントの吉井怜さんの闘病記です
白血病は怖い病気だとこの本を読んで改めて思いました -
アイドルの孤独とか強さとか
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アイドルの闘病記
アイドルの孤独
ちょっと体験出来ない世界を
見つめて生きる事を考える本でしたアイドルの闘病記
アイドルの孤独
ちょっと体験出来ない世界を
見つめて生きる事を考える本でした2008/05/27 -
アイドルの闘病記
アイドルの孤独
ちょっと体験出来ない世界を
見つめて生きる事を考える本でしたアイドルの闘病記
アイドルの孤独
ちょっと体験出来ない世界を
見つめて生きる事を考える本でした2008/05/27
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一時、一世を風靡した(と僕は思っている)アイドルの闘病記です。
前半は、これでもかというぐらに、我欲の塊のような、自分勝手のような、僕からすればかなり鼻につく文章で、途中で読むのを止めてしまおうかと思いました。
でも、後半に進むにつれて、それが少しずつ変わってくる。結構、柔らかい人間になったのかな、という感じがします。病気の経過とともに、文体が少しずつ、少しずつ柔らかくなっていく。これも、彼女の感じたもののせいなのでしょうか。
自分が死んだと噂されていたり、闘病中に恋人を横取りされたり、子どもを産めない身体になってしまったり・・・その心中は、いかほどのものか。想像がつきません。
苦労しないアイドルがお茶の間を賑わせている中、こういうアイドルにこそ頑張って欲しいものです。
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白血病になって一番に読んだ本。彼女がアイドル復帰という強い意志を持って病気と闘った姿に、元気をもらいました。
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なんとな〜くだけ知っていたタレントさん。だけど、彼女が出演したDVDを見ていたらもっとしりたくなったから、見た。
ハードカバーのこの本が欲しかったです。 -
アイドルとしての仕事が増え出し、いよいよ大規模なCMが決まった矢先、病魔が彼女を襲う。先の見えない入院生活、芸能活動休止、変っていく身体、骨髄移植、そして不妊という、これから先も抱えていかなければならない悲しい事実。見事復帰を果たした彼女の、壮絶なる闘病記。
某討論番組で命をテーマに扱っていた時、1番心に響いた言葉を発したのが彼女だった。「不妊になっちゃうのね」と、辛かったであろうことを淡々と語っていた彼女の姿は今でも目に焼きついている。病床での辛い気持ちだけでなく、次々に仕事が決まって少し高飛車になっていた時や、そこからまっさかさまに転落するような宣告をした病院の先生へマイナスな気持ちなど、本当に赤裸々に、この本には素直な言葉で包み隠さず書かれている。だからこそ、胸を打たれたのだと思う。不妊にならなければ産めたであろう将来の赤ちゃんへの手紙。これを書いた時の彼女の気持ちを考えると、今も泣けてくる。読んだ後はしばらく呆然としてしまい、言葉がなかった。「私は今、白血病になったのが自分で良かったと思っている」・・・彼女はエピローグでこう言っているが・・・自分ならこんな風に言えるだろうか。
吉井怜の作品





