悪魔のパス 天使のゴール (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2004年1月8日発売)
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  • 本 ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344404779

感想・レビュー・書評

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  • サッカー描写が繊細、それに加えて村上龍さんテイストが付け加えられた、絶品。

  • 異様に丁寧なサッカー描写がしたかったのと、ヨーロッパの取材旅行に行きたかっただけの作品。

  • ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00571317

    本作品はサッカーとドーピングを題材としたミステリー小説にジャンル分けされるのですが、今回この本を紹介する理由はそのストーリーにあるという訳ではありません。
     この作品ではとにかく試合中の選手の動きが詳細に、そして鮮明に思い浮かべられるほどに細かく描写されています。スタジアムにいる観客の描写も相まって、まるで実際にその場で試合を見ているかのような感覚に陥ります。
     サッカー用語が使われているのである程度の知識があるほうがより楽しめるとは思いますが、そうでない人にも一読してみる価値はあると思います 。
    (共通教育学群 教員)

  • 2007年08月14日 18:51
    これほどまでにサッカーを主体にした小説を読んだのは初めてだった。
    サッカー&小説好きなら読めるが、それ以外の人は結構つらいと思う。
    それだけサッカーの描写が凄いということ。スタジアムの温度、観客の熱気がありありと伝わってくる。
    おまけに日本人選手・夜羽冬次のチーム以外、選手・チーム名すべて実名で登場。
    ちなみに、著者・村上氏は友人の中田英寿選手からサッカーにまつわる話を聞いて書いたらしい。

  • 「案外、買い物好き」を読んで購入。村上龍と中田英寿の関係をそのまま小説に、しかしフィクションも多彩に取り込んでいる。登場するサッカー選手たちは往年の名プレーヤーばかり。ラスト100ページ超の一試合はまるで別の小説かのような臨場感がある。

  • セリエA舞台にしたサッカー小説。中田英寿ホームページの連載らしい。

    セリエAを見始めたあの頃がよみがえる。ペルージャ、ボローニャ、ウーディネ、ヴェローナ。中田英寿がセリエAに行ったからこそ知ったイタリアの街々。

    長い長い試合の描写。ジダンのすごさが文章で伝わるのはすごい。ジダン、バティストゥータ、ルイ・コスタ、インザーギ、バレージ、デル・ピエロ。神がかったプレーに興奮した日々を思い出し、ひたすら懐かしかった。もう20年かあ。

  • こんなにドキドキしながら読んだ小説は久しぶり。

  • ヨーロッパサッカーにおけるドーピング薬使用疑惑に対してその真相を明らかにしていく話かと思ったら全然違って、なんだかただのサッカー実況小説という印象。
    中田ヒデ氏に書いてあげたかったのかなぁ、という感じ。
    さすがに試合の描写は迫力があり目に見えるようだが、もっとドーピング問題に切り込んでほしかった。

  • 試合中の選手の動き、その描写の臨場感。

    レストランでの料理とお酒の説明、その細かさ。

    この二つに尽きる。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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