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Amazon.co.jp ・本 (330ページ) / ISBN・EAN: 9784344404847
感想・レビュー・書評
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佐伯剣豪シリーズでは異色、さえない風貌の中年剣客が主人公。まずは顔見せの大興行といったところか。江戸中の注目を集めた老浪人・赤目小籐次が今後どうやって世間と関わっていくのか、このあとの展開が大いに気になる。
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NHK正月ドラマ版を以前視聴してから、ずっと原作が気になっていました。
歴史ものの文体の好き嫌いはあるでしょうが、自分はこのぐらいぶっきらぼうで直截なほうが好きです。キチンとカメラワークのようなものも考えられて言葉を選んでいるので直感的で分かりやすくスイスイ読めました。
佐伯泰英氏の著作は初めて読みましたが、このシリーズを数冊読み終わったら2000年以前に書かれていたサスペンスものも読んでみたいと思います。 -
初めてこの人の本に手を出した。
いろいろなシリーズがあるのは知っていたのだが
独特の文章に惹かれる
ただし、気を抜くと少し読みづらさを感じるときもあり。
何ゆえ主人公があのような行動を起こしたのか、少しずつ分かると、武士としての矜持に気持ちが届く。
現代ではなかなか感じることのない、主従の心の通じ方は男性の方が感じ取り易いのではないか -
2015/8読了。
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在庫整理のため再読
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NHKでドラマ化されたのを見てるので、原作を読んでみた。
ドラマより派手に切りまくっちゃうんですね・・・
まあ、そのままビジュアルにするには問題あるでしょうね、読んでてもちょっと気になる点ではあった
話は面白いし、小藤次、いいキャラです
ドラマ化の竹中直人、うまいキャスティングと感心・・・ -
竹中直人のドラマを見ました。とってもNHKらしい時代劇。主君のためにというのが泣かせるじゃないの。
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2013/01/21 借出。
津市津図書館--安濃図書館。
NHK-TV正月ドラマ「御鑓拝借」原作。 -
12/09/16 「死ぬことと見つけたり」よりも痛快!
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佐伯作品主人公で小柄な人って初めてなんじゃ←わたくしより小さい…。他作品だと六尺超える長身が多いしな。
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新しいシリーズ読み始めました。
主人公が私と同じ身長(笑)
この時代珍しくないかもしれないですね。
この先どう続いて行くのでしょうか? -
酔いどれ小藤次第1巻!
あらたな世界を描くため、地味な作りの新シリーズ
でも、加速的にどんどん酔いどれ様の世界に引き込まれます -
佐伯さんは巧いねぇ~豊後関藩の馬廻りである赤目小籐次は大酒飲みの催しで二席となったが,下屋敷手前で酔い潰れ,墓の前で二晩寝てしまった。藩主は国元へ帰るために出立しているはずで,屋敷に帰れば上役から叱責を受けるのは承知で帰邸し,召し放ちと伝えられるが,悄然と受け,役を辞職した書き付けを手に入れる。短躯大頭の小籐次は49歳で身寄りもなく,東海道を下って旧主の行列を涙を流しながら見送る。箱根で盗賊に襲われている久慈屋一行を救い芦ノ湯で湖歓待されるが,未明に旅籠を抜けだし,箱根関所前で讃岐丸亀藩の行列を襲い,鑓を奪い,江戸に下る道すがら,播磨赤穂藩からも鑓を奪い,追っ手は返り討ちにした。豊後臼杵藩からは川崎で鑓先を奪った。奪われた藩では,江戸城控えの間での,藩主同士の遣り取りから,豊後関藩の主が城無しと侮られ,鬱屈を下屋敷の厩番に伝えていたことを察し,佐賀小城藩に災厄が降りかかると伝えたが,品川で鑓を奪われ,領主の侘びを入れることで小籐次から鑓を取り戻す同盟が成立した。小籐次は江戸中に知れ渡った鑓拝借で一斗五升を呑んだ男と知られるより有名となり,箱根で救った商家の持ち家の一つを宿として確保した~やっぱり巧いわぁ,背景作りが。シリーズものとしては時代設定や人物の出自などが重要だ。低い身分,安い報酬,剣術の並はずれた腕前,縁者のいない後腐れのなさ等が爽やかさを生む
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佐伯モノの中では主人公が初老のおっさん(とはいえ50前なんだよね、江戸時代ってやだね;;)ということで後回しになっていたシリーズに手をつけることになった。頭でっかちのチビで酔っ払いのオヤジとなると、萌えの要素は入る余地がないが、このオトコが磐音と竹村さんを足して2で割ったような(あり得ない?!)妙に魅力あるじいさんで、その部分でするする読ませてしまう。独りのじいさんが4大名家を相手に奮闘するというキテレツな話も、佐伯節で語られるとそんなもんかと思っちゃうしなあ。
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痛快です。一晩であおった酒は一斗五升。忠義を尽くす主(あるじ)はただ一人。思いを寄せる女性(ひと)もただ一人。三両一人扶持徒士とはいえ武家の意地。主君が受けた辱めは命を賭しても雪ぐ。人は見目より心。赤目小藤次はおとこで御座る。
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04年2刷本
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