- 本 ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344404861
感想・レビュー・書評
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よくわからなかったイスラムの文化や考え方、断食が、カリッドの説明と著者の体験でで少しわかりました。
それなのになぜ、宗教はテロや戦争に向かっていくのだろう。
カリッドの家族の温かい人柄や、昔ながらの習慣や生活を大切にする様子に、胸が温かくなりました。
途中からのハーレクインロマンスのような熱い恋の展開には、びっくり。
スリルと愛と苦悩の、モロッコ旅行記。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読む順番が逆だった!
最後らへんすごかった
自分も7カ国くらい?ひとり旅したけどこんな凄い目にあったことはない、、。この人だから乗り越えられたのかな?と思った
相変わらずおもしろいです
逆になったけどサハラ砂漠の王子様読んでます。 -
内容はもちろんおもしろい上、イスラム教入門書並みに知らないことや誤解してたことがするすると入ってくる
インシャーアッラー素敵な言葉 -
ただのライトな旅行記かと思ったら、最後のほうではまさかの人間ドラマへと変貌して面白く読み通すことが出来ました。たまたまラマダンの時期に訪問した著者ですが、そういった時期に行ったからこそ、現地でも興味深い体験が出来たのだと思います。また、著者の人間を引き付ける魅力というのがあるからこそ、これだけ内容にとんだ人間模様が描けるのだなと感じました。最後のほうは読んでいて少し泣きそうななるくらい著者の悲しい心境が描写されていますが、このような経験はそうそうできるものではないと思うので、著者の記憶に今後も残り続けることになるのだと思います。
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2019年4冊目。次に行きたい国はモロッコであることと、『ガンジス河でバタフライ』がとても面白かったので、たかのてるこさん再び。
おもしろおかしい出来事や表現、人々との温かいやりとりは変わらず楽しめたのだが、『ガンジス川〜』とは異なる、濃密な内容だった。
意外な方向に話が進んで、もはや切ないことこの上ない。こんな内容は全く思っていなかった!
モロッコ旅での恋と、九死に一生の大ピンチを通して、たかのさんが、自分の人生について、生き方について、家族について…深く見つめ直し、答えを出している。
カリッドは本当にかっこいい。こんなひとが現実世界にいるとは。
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同期もとい、友達から借りた三冊目の本。
今回の作品はなんだか人生の縮図みたいだった、異世界で出会う素敵な人に惹かれて自分のことを改めて考えている筆者。
そんな凄い経験をしている筆者を見て、悔しさも覚えるし共感を覚える。
筆者が惹かれた人物も正に自分の理想像、周りに流されずしっかりとした信念を持って自分の道を進んでいる。
僕もそういった人間になりたいし、何よりもまた旅に行きたいと思わせてくれた作品。
良い本をありがとう。 -
今までモロッコという国には漠然としたイメージしかもっていなかったけど、この本を読んでちょっとイメージが鮮明になったかな。と思う。
一人旅にいつか出て、この人のように自分の目でいろんなところを見てみたい。
それを誰かに表現して伝えることができたらどんなに素敵なんだろう。
素敵過ぎるカリッドさんに恋をしてしまいそうになりました笑 -
私自身、この本を通じて初めてイスラムの世界に触れました。
断食のこと、宗教のこと。
人間は弱い生き物であるとし、変わりゆく状況に対して臨機応変に生きている。
「いい加減」ではなく、「良い加減」。
たかのてるこさんの一言ひとことがすごくコミカルでさくさく読める1冊。
モロッコという国について、家族の愛情について、旅の醍醐味について…
そして旅先での「愛」について。
色々なことを「良い加減」に考えたくてたまらなくなる、そんな1冊です。 -
イスラム教というと、なんかちょっと得体の知れないイメージのあった私だが、この本を読んで、断食、豚肉やアルコール禁止や女性のスカーフにそういう意味があったのかと知れたし、休息を大切にしているところも良いなぁと思った。
人間は弱いものだと認めるところが出発点となっているのがとても良いと思う。
この前チベット仏教に感銘を受けたところなのに、今度はイスラム教にも感銘を受けてしまった…
カリッド家の団らんが素晴らし過ぎたし、ベルベルの村の人々もとても穏やかそう。
鶏のトイレのところは爆笑した(笑)
先日の地震は大丈夫だったのだろうか。
早く穏やかな暮らしが戻りますように。
たかのてるこの作品





