トップラン&ラン 完 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2004年4月6日発売)
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感想 : 5
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本 ・本 (197ページ) / ISBN・EAN: 9784344405073

感想・レビュー・書評

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  • 「トップラン」シリーズの番外編最終巻。

    家族のもとからすがたを消した藤兵侍は、牢獄のなかで「偉大なるフジミコ様」と名乗る女性と対面します。彼女は、兵侍が自分とのあいだに子どもを設けることになると告げ、さらにその子どもは「悪王」として世界を滅ぼすと語ります。

    本編の最終巻と同様に、最後の最後に壮大な背景が明らかにされるという締めくくりになっていますが、ここまで付きあってきた読者であれば、この結末にも動じることはないのだろうという気がします。

  • 長かった。長い闘いが終わった。(作中でも現実でも)

    なぜ俺はこんなものを読んでいるんだろう…とふと冷静になるととてもじゃないけど読んでいられないのが御大の作品ですが、あれですよ、途中までは面白いんですよ途中までは!
    あ、…もしかしたらこれは…面白い終わり方するかも!って淡い期待を抱いちゃだめだってあんなに思っていたのに!
    最後の最後になると話が斜め上に吹っ飛ぶことくらい分かっていたじゃない!何度も何度も同じ目に遭うなんて!

    何このオチ!納得いかねえ!
    むしろ『ラン』単体ならそこそこ良い終わり方だったというか、割と好きだった気がするんだけど、『ランド』はあれだよね、いらなかったよね。
    読んでてハッピーエンドというか大団円というか予定調和というか、なんだかんだ結局自分もそういうのが好きだったんだなあと思うのは、この人の小説って「なんかいい話だったっぽい」終わり方をするけど実は全然良い終わり方してないってパターンだからでしょうね…。

    ていうか結局まさかの笙造が主人公だったという。
    しかし話のどんでん返しに引っ張られてキャラクターは完全に崩壊していたのであった…。

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著者プロフィール

一九九六年、『コズミック』で第二回メフィスト賞を受賞し作家デビュー。以後、小説だけでなく、ビジネス書、ノンフィクション、英語学習指南書など著作多数。小説執筆の息抜きとして始めた英語学習にハマり、独自のメソッドでTOEIC(現TOEIC L&R)テスト満点を五回達成。二〇〇九年から二〇一七年まで主宰していた「社会人英語部」では、のべ六五人の部員をTOEICスコア平均九〇〇点台にまで導く。日本人作家の小説を英訳して世界中の電子書店で販売しており、著者、英訳者、編集者として手がけた英語作品は一〇〇を超える。作家としての近著に『感涙ストーリーで一気に覚える英単語3000』(明日香出版社)、『きみと行く 満天の星の彼方へ』(リチェンジ)などがある。

「2020年 『三日坊主でも英語は伸びる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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