銭とり橋 高瀬川女船歌 三 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2004年8月2日発売)
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本 ・本 (308ページ) / ISBN・EAN: 9784344405509

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  • 京都高瀬川沿いの居酒屋店主を主人公に、また山村から京に出てきた托鉢僧を全編通した主要登場人物として紡がれる人情物。短編六本を収録。居酒屋ということでところどころ見られる料理の描写は美味しそう。主人が元武士の訳ありだったり、色々仕掛けもありつつ民衆の悲哀が描かれており、人情物として十分愉しめるのだけれど、どれもこう、終わり方があっさりしすぎというか、ちょっと拍子抜けの感あり。

  • 高瀬川女船歌シリーズ第三弾。
    京都の北のうす寂しいムラ村から出てきた僧普照。故郷を流れる川に頑丈な橋をかけたいと、勧進のため上洛してきた。
    普照は勧進で集めた金をならずもの達に奪われてしまう。
    京都の市井の人々の人情が身に沁みてくる。

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著者プロフィール

1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

「2017年 『似非遍路 高瀬川女船歌九』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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