火の粉 (幻冬舎文庫)

著者 : 雫井脩介
  • 幻冬舎 (2004年8月1日発売)
3.80
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  • 689レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (577ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405516

火の粉 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • レビューは人それぞれといった感じだけれど、一個人としては読み出したらドンドンとハマっていって、ページを捲る手が止まらなかった。
    それぐらい面白くて、一気読みした作品。

    武内の粘着質過ぎる性格がすごく怖かったけれど、よーく考えてみれば武内の生い立ちで、充分に親からの愛情を受けないで育ってしまったからこその、あの性格と行動。
    そして、誰かに見て欲しい、構ってほしいみたいなものの表現の仕方が分からない(普通の人間の様に)から極端な手段でしか、その気持ちを伝える事ができなかったんじゃないかと。

    危うく家を追い出されそうになった雪見さんも気の毒だったけれど、武内の真の姿に本当の最後まで気付かなかった彼女の旦那もある意味、気の毒。
    疑うという事を露ほども知らないとは、まさにこの事で。

    ドラマは観てなかったのだが、今になって観てなかった事を後悔する。

  • これはものすごく面白い!!ページをめくる手が止まらず、通勤時間や平日の昼休憩時に読む物ではないと思った。家庭を顧みないというよりも、家庭に興味がない父・息子と、承認欲求に飢えたその妻たち。そこにつけこむ隣人が現れたら、サスペンスが起こりました。という話。残念息子はあのまま殺されておけばよかったのに。

  • 【図書館本】読友さんオススメ♪「白夜行」並みの頁数にも関わらず、すいすい読めました。死刑制度については、実際に死刑執行する刑務官だけが、しんどいと思っていたし、世間的なはクローズアップされているような気がする。しかし、これを読むまでは、最初に死刑判決を下す裁判官もしんどいということに気付かなかった。それに職業柄、逆恨みもあるだろうし、裁判官を目指している方、この本は読まない方が、いいのでは。(笑)しかし、結末には度肝を抜かされました。面白かったです。

  • 単なる人格破綻者として描かれていた方が恐ろしくなかったと感じる点が怖い。全く有り得ないとは言い切れない身近に迫ることもあり得る恐怖。全く見返りを求めない愛情って存在しないのではないかと思えてくる。タダより高いものはないとはよく言ったものですね...

  • 入院中に読んで精神状態が悪化した

  • 久しぶりにこんなに心を掻き乱される本に出会った。この邂逅に心から感謝。胸糞悪さと違和感と悲壮感と高揚感が同居。そのどれもが一流だ。個人的には雪見とまどかの描写に心を抉られた。 子どもを使うのはダメだ。下衆だ。
    ネジが一本だけ外れた人間が、少しずつ狂気の渦に周りを巻き込んでいく。やっぱり、どこかぶっ飛んだ人間を垣間見るのはワクワクする。信仰宗教とかが絡むと興味をそそられるのはそのせいなのか。この人の本、他にも読んでみようと思う。

  • 怖かった…。読み終えた後も心臓のドキドキが止まらず…。グロい表現はほとんどなかったと思うが、心理的な恐怖が背筋を這う感じ…。
    非日常と日常をうまく組み入れているので、嘘くささがない、むしろ現実にあり得ると感じる。だからこその恐怖。雫井さん、文章もだが展開も素晴らしい。
    私にとって、サスペンスよりミステリーよりホラーだった。

  • ドラマ化されたので読んでみました。
    武内さんの狂気が次第に見え隠れしてきて怖いです。

    生活に疲れた主婦にうまく取り入る描写は本当に上手でしたし、主婦を味方につけてから家庭を侵食していく武内さんの様子にぞっとしました。

    ドラマとは異なる最後も、救いようのない武内さんの恐怖が伝染してきますね。それにしてもまさかあんな単純な方法で自分の背中に打撃痕を残していたとは・・・。

  • 隣人の狂気に次々に襲われて追い詰められていくサスペンス。サイコホラーだが、単なるホラーではなく、登場人物の背景には介護、虐待、死刑、冤罪、嫁姑の問題など、現代の社会問題が隠されていて、読み応えがあった。ドラマにしたら面白そう、と思ったら、案の定ドラマ化されていた。ユースケ・サンタマリアで小説の狂気が伝わったのかなあ。谷原章介主演で見てみたい。

  • 今までにないようなミステリーで数時間で一気読み!
    そして面白かった!

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