火の粉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.82
  • (533)
  • (892)
  • (754)
  • (75)
  • (14)
本棚登録 : 4814
レビュー : 745
  • Amazon.co.jp ・本 (577ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405516

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • レビューは人それぞれといった感じだけれど、一個人としては読み出したらドンドンとハマっていって、ページを捲る手が止まらなかった。
    それぐらい面白くて、一気読みした作品。

    武内の粘着質過ぎる性格がすごく怖かったけれど、よーく考えてみれば武内の生い立ちで、充分に親からの愛情を受けないで育ってしまったからこその、あの性格と行動。
    そして、誰かに見て欲しい、構ってほしいみたいなものの表現の仕方が分からない(普通の人間の様に)から極端な手段でしか、その気持ちを伝える事ができなかったんじゃないかと。

    危うく家を追い出されそうになった雪見さんも気の毒だったけれど、武内の真の姿に本当の最後まで気付かなかった彼女の旦那もある意味、気の毒。
    疑うという事を露ほども知らないとは、まさにこの事で。

    ドラマは観てなかったのだが、今になって観てなかった事を後悔する。

    • 国領町さん
      http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=sbs-tv&prgid=...
      http://jp.channel.pandora.tv/channel/video.ptv?ch_userid=sbs-tv&prgid=53685255&categid=all&page=1&ref=ch&lot=cthum2_1_2 見れるよ
      2016/08/15
    • きーちゃんさん
      わざわざサイトのアドレス載せてくださって、本当にありがとうございます!時間空いた時にまとめて視聴しますね。
      わざわざサイトのアドレス載せてくださって、本当にありがとうございます!時間空いた時にまとめて視聴しますね。
      2016/08/15
  • 元裁判官、梶間勲の隣に、2年前に無罪判決を下した男、武内が越してきた。

    無罪か、死刑か。。。
    無罪判決では無かった場合、相手は死刑を免れない。
    しかし検察は武内が自身を痛めつけたのが自分自身で、武内が真犯人であるということを立証出来ない。

    武内は溢れんばかりの善意で梶間家族の心を掴む。
    梶間家の周辺では、その頃から次々と不可解な事件が起こり。。。



    いやぁ、良かった!
    ずっとドキドキが止まらない。
    何が起こるのか!?
    次は何が起こるんだ!?
    もう目が離せない。

    読み出したらノンストップで読みたくなる。久々にがっつり心掴まれる本だった。

    最後は俊郎に、奥様に土下座くらいして欲しかったが、最後の纏まりも良く、私には★×5

    非常に好みの作品だった(*^o^*)

  • 怖かったです。人間が一番怖いと思えました。

    隣人は真綿で首を絞めるように、徐々に梶間家をぐちゃぐたちゃにしていきます。そのきっかけの一つ一つはどこの家庭にもあるようなもので、作者の心理描写が巧みなため余計にそう思えました。

    最初と最後の章が「判決」なのも皮肉が効いてますね。

  • 面白かった!隣人サスペンス!

  • 長編だったけど一気に読んだ。創作なので登場人物にとやかくいえないが、男性陣(勲と俊郎)はろくでもない人物に描かれていたと思う。一方、女性はどの人も好感が持てた。作者の深層心理が滲み出ているのかもしれない。

  • 再読。

    お食事の席で、本まで出していつの間にか友人に勧めていた。

    ただの怖面白いサスペンスじゃなかった。
    続きが気になりすぎて気になりすぎて、今回も寝不足になってしまったほど。

    バームクーヘンを見ると、この本を思い出す。
    誰でも父のような弱さがあるのかと思うが、弱すぎたな。
    きっと、父には守るものが多すぎたのかも。

  • 隣人の狂気に次々に襲われて追い詰められていくサスペンス。サイコホラーだが、単なるホラーではなく、登場人物の背景には介護、虐待、死刑、冤罪、嫁姑の問題など、現代の社会問題が隠されていて、読み応えがあった。ドラマにしたら面白そう、と思ったら、案の定ドラマ化されていた。ユースケ・サンタマリアで小説の狂気が伝わったのかなあ。谷原章介主演で見てみたい。

  • これはものすごく面白い!!ページをめくる手が止まらず、通勤時間や平日の昼休憩時に読む物ではないと思った。家庭を顧みないというよりも、家庭に興味がない父・息子と、承認欲求に飢えたその妻たち。そこにつけこむ隣人が現れたら、サスペンスが起こりました。という話。残念息子はあのまま殺されておけばよかったのに。

  • これは怖い。仲の良い家族でさえも、ほんの些細な疑心暗鬼を与えれば簡単に壊れていくことがよくわかる。家族間での殺し合いにまでならない物語な分だけよかった。現実社会には、自らの手を汚さずに仲間同士で殺し合いをさせる極悪人がいるから。

  • 単なる人格破綻者として描かれていた方が恐ろしくなかったと感じる点が怖い。全く有り得ないとは言い切れない身近に迫ることもあり得る恐怖。全く見返りを求めない愛情って存在しないのではないかと思えてくる。タダより高いものはないとはよく言ったものですね...

全745件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

雫井 脩介(しずくい しゅうすけ)
1968年、愛知県生まれの小説家・推理作家。専修大学文学部卒業後ひとたびは就職。出版社などを経て、1999年内流悠人(ないる ゆうと)という筆名で応募した『栄光一途』が第4回新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、2000年同作でデビューする。
2004年『犯人に告ぐ』が、2004年版「 週刊文春ミステリーベスト10」で第1位、2005年版「このミステリーがすごい!」で第8位、第26回吉川英治文学新人賞の候補として選ばれ、第7回大藪春彦賞を受賞。豊川悦司主演にて映画化・ドラマ化。代表作となる。
2006年に恋愛小説『クローズド・ノート』を発表し、沢尻エリカ主演で映画化。2013年刊行の『検察側の罪人』は2013年度「週刊文春ミステリーベスト10」4位など評価を受け、2018年8月24日木村拓哉・二宮和也共演で映画化。

火の粉 (幻冬舎文庫)のその他の作品

火の粉 Kindle版 火の粉 雫井脩介
火の粉 単行本 火の粉 雫井脩介

雫井脩介の作品

火の粉 (幻冬舎文庫)に関連する談話室の質問

火の粉 (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする