明日できることは今日はしない すべての男は消耗品である。 Vol.5 (幻冬舎文庫)
- 幻冬舎 (2004年8月2日発売)


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本 ・本 (264ページ) / ISBN・EAN: 9784344405592
感想・レビュー・書評
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1998年のエッセイなので
バブルも崩壊し、「失われた」といわれたときの時代。
文体が落ち着いてきている。
映画kyokoを作り、その小説を書いている時。
村上龍が、「自分の再生」というほどに変化している。
日本の価値観が 大きく転換して 危機感を持とうとしている。
その崩壊を多くの人が認識しきれていない。
日本は なぜ 売春という言葉を 援助交際という曖昧な言葉にすり替えるのだろうか。
その現実の中で どうした理念や夢を持つことができるのだろうか?
『理念というのは、絶えず疑いをもって現状を見つめることのできる何かだと、柄谷行人はいった。』
日本における同質性がゆえに、夢や希望や。どうすべきかなどが
妙につまらないものにしかならないかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
20年前に書かれているにもか変わらず2020年年末の時代でも読めました。
「こういう考え方や、解釈があるのか」と物事の捉え方の幅が広がったような。 -
約10年ほど前に出版されたエッセイ集だったんだけど、今読んで、今、グッと来ることだらけで心に沁みまくったし、脳みそにいい刺激をたくさんもらえた。
まるで参考書みたいに赤ペン持って読んで、赤ペンのラインだらけになったんだけど、読了後、そのまま2回めに突入。多くの人に読んでもらいたい本だと思った。 -
あ
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「勘違いしないでほしいのだが・・・」という彼のクセがクセになる。
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危機感とか他者性とか。
趣味的なつながりの中で、コミュニケーションは
伝わることが前提。あとは共感する「仲間」を求めるだけ。
村上龍が発信する警鐘に対しての危機感して持てない私。 -
大好きなエッセイ小説。読んでいると、日本を出たくなる。
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2005/5/29<BR>むかつくことがわかってるのに読んでしまった。<BR>何故むかつくかと言うと、君たちわっかんねえだろーなー的高飛車態度と、わっかんねーならわっかんねーで一生わっかんねーでいろ的不親切且つ投げやりな傲慢不遜さがあるから。<BR>しかし、わかる部分もある。<BR>対案を出さない批判はグローバルポピュリズムに於いては、あっりえねー!って本当そうだろうと思う。和と中庸と曖昧の不思議の国ニッポン。更に激しくラディカルにメッタ斬りしておくんなせえ。<BR>頼みまっさ。
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勘違いして欲しくないのだが、というフレーズのオンパレード。
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