嫌われ松子の一生(下) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.57
  • (222)
  • (362)
  • (660)
  • (47)
  • (11)
本棚登録 : 2592
感想 : 305
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405622

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/379138

  • 後半思ってたほど悪い印象は受けなかった。自業自得と云えばそうなんだろうが、悪い方、悪い方に動いちゃったんだよね。悲しい人生だった

  • 身につまされるというかなんというか…

  • 1

  • 解説にもあるが、松子には長い目で人生について考える視点がなかったのではないかと思った。
    心の中で自分と向き合うことで自分の意思を見つめ直し、それを大切にすることが大事なのではないかと思った。

  • 山田先生の著作で初めて読んだ本。松子の最期が可哀想だと思った。赤木を選んでいれば捕まることは無かったんじゃないかと思った。松子が小野寺について行って、覚醒剤に手を出すのが理解できない。好きなキャラクターは沢村めぐみ。「しくじり先生」のように松子を反面教師にして、予期せぬトラブルによって人生設計が狂ってしまった時に教訓になる小説だと思った。この小説を読んで予期せぬトラブルに巻き込まれた時に冷静になること、自暴自棄にならない、友人の助言は素直に聞くということが大切だと思った。覚醒剤に手を出すと碌な末路にならないと思った。次に山田先生の著作を読む時は「百年法」が読みたいと思った。

  • 殺人等の罪で服役中に美容師の資格を得た後も自業自得というには悲しい、でも男性への情に進んで流されて翻弄されているような人生。警察沙汰も繰り返す。終盤でついに折れてしまう所はそれまでの頑張りがあらわになるよう。立て直す強さが眩しい分、結末がやっぱり悲しい。教え子が出会ったクリスチャンの考え方も印象的。

  • いやぁー、物語としては引き込まれたし面白い話だったけどなんだか重い話だったなぁ。
    ここまで転落していったのは誰がなんと言おうと松子自身の責任だしあらゆる人生の選択肢を選んじゃいけない方を選んで生きてきてるよね。
    でもそれでももう一度立ち上がって歩き始めようとしている時にあんな形で最後を迎えることになるなんてあまりにも救われなさすぎるよ。
    なんだか読み終わって気持ちが沈んじゃいました。

  • 松子はダメだ。ダメなヤツ過ぎる。しかしそれが重い。あり得る流れ。

  • たぶん、俺はまだ、わかっていないのだろうな、と思う、ら松子伯母のほんとうの哀しみも、人生のことも。
    (川尻笙)

    一気に読み終えた。
    松子は流されて生きた。というよりはその時、その時を一生懸命に生きた。と感じた。

全305件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田宗樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
宮部 みゆき
奥田 英朗
宮部みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×