眠れる森 シナリオ集 2 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2004年7月23日発売)
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感想 : 5
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  • 本 ・本 (504ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405653

感想・レビュー・書評

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  • シナリオ集。
    ドラマは見てないし、原作も未読。

    シナリオ集だからなのか場面が映像のように思い起こせるところが多かった気がする。
    ただ、これもシナリオ集だからなのか素直に原作を読むか、ドラマを見たほうが楽しめたような気はする。

    ストーリーとしては想像の域を出なかった感じで少し不満。
    「伊藤 直季」は読んでて物凄く根暗なイメージが合ったんだけど、"木村拓哉"が演じてたんだね。
    やってることが完全に犯罪者のそれなので「ただしイケメンに限る」を地でいく展開だったのかと。

  • 脚本・演出・音楽・役者、どれもが見事に調和した日本ドラマの傑作。どれだけの時が流れようとこの作品の素晴らしさは永遠に色あせません。
    偉大なる脚本家野沢尚さん、どうぞ安らかにお眠り下さい。

  • 私は、自分の人生のモットーをこの本から得た。
    それは、高校二年生のときのこと。

    青い鳥のアンチテーゼとして書かれた作品。
    木村拓哉&中山美穂主演のドラマ脚本です。

    自分の書いた作品を突き放して、それを
    批判する作品を(それも前作を更に上回る秀作を)
    生み出してしまう、すごさに圧倒されました。

    登場人物の中では啓太が好き。
    (ドラマではユースケ・サンタマリアが演じた役です)
    堅気になれず、チンピラまがいのことしかできなくて
    どうしようもない自分をもてあまして生きている。
    でも、百合の笑顔を見ているだけで、心が暖かくなる。
    そんな、素直で意気地なしの啓太をずっと切なく思いながら読みました。

    もちろん、ミステリーとしての読み応えもじゅうぶんです。
    高度な仕掛けには、唸らされます。

    これ以上は、ネタバレになってしまうので書けないけれど、
    読み終わったら、是非巻末の覚書を読んで欲しいです。

  • 当時小学生だった私には難しすぎるテーマで興味を持つこともなく、一度も見ることなく終わったキムタク×中山美穂共演の名ドラマ。ふと思い立って見てみたいと思い小説版ではなく、野沢さんが書き下ろしたシナリオ集を手にとってみた。読み終わるとあの頃何も考えずに聞いていた竹内まりやのカモフラージュがふと思い出され、涙腺がぐっと熱くなった。それぞれの15年の想い、それがぶつかったときにわかる真実‥。人はどんな過去を背負っていても生きなくてはいけない。何度も繰り返せられるそのメッセージがぐっと胸に刻まれたような気がする。だから猶更、野沢氏が今この世にいないことがとても歯がゆく、とてもとても、悲しい。あの頃ドラマを見ていた方はもちろん、よく理解できなかった方にもお薦めします。

  • 1998年10月〜12月にフジテレビで放送されていた連続ドラマのシナリオ集。
    中山美穂さんと木村拓哉さんが主役でした。
    ドラマを見た後に読むほうが読みやすいかもしれません。
    私は『眠れる森』のサントラを聴きながら読んでますが、これオススメです。

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