- Amazon.co.jp ・本 (385ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344405721
感想・レビュー・書評
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偶然とは呼べない再会を果たした3人。
秘密が明らかになりそうな予感。
親子間の愛憎、自分自身に対する憎しみ、様々な感情が渦を巻いていて痛々しい。
再会、事件。3人のこれまでの生活が、激しく変化していく。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
感想は第5巻に記載。
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1巻目、暗いなぁと凹みつつ、2・3巻目はあっと言う間に読んじゃった。
~告白~の終盤を電車の中で読んでたんだけど、思わず涙ぐんじゃったよぉ(;_;)
主人公の優希のお母さんが亡くなって、そのお骨を拾ってる時にジラフとモウル(優希の友達)が「いいお母さんだった」っていろんなエピソードを話すの。
「テストで10点取ったって言ったら、順番や点数にとらわれちゃだめだって笑ってくれた」「絨毯に紅茶をこぼした時、ミスから学ぶことが大事なんだって励ましてくれた」・・・
でもそれは全部うそ。
優希にとって全然良いお母さんじゃなかった。
小さい頃に覚えた、「想像上の家族」を語って現実逃避するって手段を使っただけ。
わ たしも現実逃避大好きです・・・痛いです・・・ -
さらに続きが気になる。。
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請求記号 : 913.6||T||2
資料ID : 91040989
配架場所 : 工大君に薦める -
幼児期に受けた虐待からある事件を起こした3人が再会を果たす。
過去と現在を交互に進め、二転三転する展開と心の葛藤を描く物語。
本作は5部作のうちの2部目。
真実は知らないといけないのかな?
知るべき真実と知るべきじゃない真実があって、後者の先にはお互い傷つくことしかない。
3人の秘密を追う人々が次々と傷ついていく。
そして傷ついていく人々を見て3人は真実をどうするか葛藤する。
あっという間に読めた割には心が落ち込んできます。
秘密ってのは何なんだろうと考えさせられるオススメ作品です。 -
話はミステリーのように推理小説のように展開していく。
親と子供とどちらがエゴにまみれているのか。
子供ができたら親は自分の幸せを考えてはいけないのか。
結婚して変わる人もいれば子供ができてから変わる人もいる。
やっぱり核家族がいけないのか。
なかなか話に集中できない本。 -
新たな殺人事件の発生や、優希の弟が三人の過去に迫ろうとしたりと現代の話の方には進展が見られ始めました。
それと並行して進む三人の施設時代の話は大きな進展という感じはなかったですが、ここに入院している子供たちの世間や大人に対する目が深く心に響きます。特に優希と同室になる少女の『遺書』が印象的。
話の方も重くなってきました。主題になるのは児童虐待ですが、その過去に引きずられる三人の描写もあり、様々な人間の暗いところを見せ付けられている感じがします。
これからかなり重い優希の過去が明かされると思うので、覚悟を決めて読まないといけないな、とも思いました。
第53回日本推理作家協会賞
2000年版このミステリーがすごい!1位 -
この巻は3人の現代に主軸が置かれています。段々と3人の家族や取り巻く環境などが明らかになってきます。ある殺人事件が起きるのですが、そこに優希の弟:聡志の影が…梁平の動きにも不自然さを感じるし。これは面白い展開になってきました。ただ、ものすごい重い話しのような気がします。
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(感想は全5巻まとめて書きます)