歓喜の歌 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2004年9月30日発売)
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本 ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784344405790

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    大手クレジットカード会社の調査部に勤める高村康之は、カードローンなどの未払い回収に携わっていた。調査部は、華やかに見えるかもしれないカード会社の知られざる一面を持った部署である。将来を嘱望され昇進目前の高村は、他人からは順風満帆の人生のように思われているが、身体の問題によって深く絶望していた。ある日、彼はカードローンに苦しむ女性・沙希と出逢う。彼女は、これまでどんな女も受け容れることのなかった高村を、温かく包み込み許してくれるただ一人の人間だった。願ってやまなかったいちばん欲しいものを手に入れた高村だったが、多重債務を抱えていた沙希は突如として失踪してしまう。沙希の身を案じその行方を追い求める高村の前に次々と驚愕の真実が浮かび上がる。五年前の殺人事件、恐喝、姿なき脅迫者…。冷酷な真実の前に高村が選んだ決断とは。

  • 暗雲に微かな陽の光が見えてくるような作品だった。人間とは誰もが不完全であり、それでも懸命に生きる努力を続けるのだという事を再認識させられた。

    身体に欠陥のある大手クレジットカード会社の高村と多重債務に苦しむ沙希の出会い…次第に明らかになる沙希の心の闇と過去…

    ジャンルとしては、所謂、純愛小説なのだが、そんな単純な小説ではない。

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