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本 ・本 (352ページ) / ISBN・EAN: 9784344405844
作品紹介・あらすじ
三つの無垢なる魂に最後の審判の時が訪れる??。十七年前の「聖なる事件」、その霧に包まれた霊峰に潜んでいた衝撃の真実とは?〈救いなき現在〉の生の復活を描く無類の名作、感動の最終章!
感想・レビュー・書評
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夜中、第15章から終章までを一気に読み上げた。
かなりの衝撃、涙が止まらなかった。
やはり誰もが、永遠の子、親の絶対的な愛を求めている・・・動物としての本能が人間にもあるからこそ、「仔」なのだ。命ある限り、生きていていいのだ。
一つも、1人として、いなくていい存在なんか無い。
それを1人でも多くの人が知り、多様性の世の中、寛容性を高められればいいと思った。 -
5巻、台風で家に閉じ込められていたこともあり、1日で一気読みしてしまいました。
望んだ結末ではなかったが、悪い終わりではなかったと思う。
心にグっと響く物語だった。。。
読み終わった直後の今は胸がいっぱいになった。
読後のカタルシスも凄い。 -
石鎚山
に、登ってみました
鎖場があって、険しくて、なんとなく敬虔な気がしたのは、この本を読んでいたからでしょうか
苦しい、苦しい、物語
誰かの苦しみを思いやって、してはいけないことをしてしまう人たち
自分の大切な人のために罪を負うことを選ぶということ
せめて、残った人の生きる道が、少しでいいから平坦になればいいなと思います
中谷美紀さんが大好きで、当時、ドラマも観ていましたが、本当に辛いお話でした
坂本龍一さんの音楽も素晴らしいです -
私にとって、間違いなく忘れられない小説のひとつになったと思う。
ここまで人間の悲しみや苦しみ、葛藤、愛情の形について細やかに描かれた作品って少ないんじゃないかと感じるほどに深くて、重くて、衝撃的だった。
読んだ直後は、なんて救いのない結末なんだろうと思った。けど、解説等を読んで、これはある意味で希望が残された終わり方だったのかな、とも思う。
本当に読んでよかった。
ただ、再読するなら、あと10年は経ってからじゃないと厳しいかも。 -
記録用(感想は(一)に記載)
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母に続き弟まで喪ってしまった優希、母と優希への愛情にもがき苦しみ続けた笙一郎、そして恋人を殺害されてしまった梁平。三つの無垢なる魂に最後の審判の時が訪れる…。十七年前の「聖なる事件」、その霧に包まれた霊峰に潜んでいた真実とは?〈救いなき現在〉の生の復活を描き、日本中に感動の渦を巻き起こした永遠の名作、衝撃の最終章!
著者プロフィール
天童荒太の作品





