工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.39
  • (95)
  • (148)
  • (392)
  • (46)
  • (11)
本棚登録 : 1512
レビュー : 161
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405882

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 小説家森博嗣のエンターテイメントも、教授森博嗣の教育論(?)も、どちらも好きだけれど、

    また新たな位置付けだと思う。小説だと強調しまくりエッセイ。
    小説家をビジネスでやったと言う彼にしか書けない、文学の域を超えた笑いがあると思う。おちゃめ。

    小説家・森博嗣のファンはどう思うかわかりませんが、私は、今までで一番好きかも知れない。

  • エッセイ?いやいや、小説です。本人が言い張っているのだから、小説です!

    この独特な文章・・・途中から何の話だったか、わからなくなる。
    どこかで見たことあるな、と思ったら、私の日記だったわ。
    といっても、森さんの文章を30倍薄めたくらいだけど!
    (何をもって薄い、とは一概に言えないが、10倍じゃ少ないし、かといって100倍じゃ別物だろう)

    私の大学には”助教授”という身分はなくて(これは全国に変更したのか、うちだけのものかわからないけど。調べるのも億劫)、准教授に当たるのかしら?先生たちも大変よねー。各委員会があるうえ、学生の面倒もみなきゃならんからね。

    水柿助教授の専門は、私も授業で勉強したことがあるから、供試体製作の大変さはよーくわかるつもりです。超重労働!!1個で見れば大したことないけど、何百個も作るとなると話は別。
    よくもまあ、そんなに・・・・そして、今もなお残されているかもしれない供試体たち・・・研究って儚いねー

  • なんだかほんわかして推理物ながら緊張感のない感じが素敵な本です。水柿くんと奥さんのなれそめが気になるところ。

  • タイトル通り,工学部の水柿助教授の日常を描いた,エッセィ的なアンチミステリィ。
    これを読むとやたら()で余談を書きたくなる(人によってはならないかもしれない)
    場合によっては須摩子さんのような奥さんが欲しくなるかもしれない(すでに須摩子さんのような奥さんがいる人は思わないかもしれない)
    「今週中に試験をするぞ」「でも予想した日にはやらない」の展開は感動モノの納得。

    【以下ネタバレ】
    水柿君のモデルは森。

  • 『無言の時間が、まるで生命の歴史を思わせるほど、長く切なく流れた。』

    『誰だって、自分の損得くらい計算できる。できない人間が犯罪者になるのである。』

    『妄想は控えめに、暴走はお一人で。』

    『語感 ー 言葉の持つニュアンス、意味、雰囲気、響き。』

    『まるで、青春の一ページのようだ。青春って何ページくらいあるのだろうか。』

    『そこにはボートに乗れる池があって、「ここでボートに乗ったカップルは必ず別れる」というジンクスで有名だ。もっとも、すべてのカップルは、死別も含めれば必ず別れる運命にあるので、このジンクスは数学的にも真である。』

    『合コンというのは、合唱コンクールのことではなくて、合同コンパの略である。』

    『それが不思議だと思う、その判断こそが最も不思議である。』

    『「太陽が爆発したら人間はみんな死んじゃうの?」の答は「太陽が爆発しなくても、人間はみんな死んじゃうの」である。』

  • この作家が、ミステリー小説をどのように捉えていて、どのように作っているのかが見える本。少し考えに偏りがある気がするが、言っていることは納得できる。

  • ゆるゆる進んで行く。
    フト「今どこにいるんだろうか?」と思うけど,まぁいいかって気にならない。
    国会議事堂ツアーだったのに,東京タワーに来ちゃったみたいな迷路的小説。

  • 話があれよあれよと脱線していき、何の話をしていたのか分からなくなるという叙述トリック(笑)
    とても面白く読むことが出来ました。

    水柿くんと須磨子さんの会話やエピソードに思わずクスッと笑ってしまいました。
    あくまでも小説でフィクションということではありますが、森サンの生活を垣間見た気持ちになれる、森サンファンには堪らないM&Sシリーズだと思います。

  • 文中の中で何も事件が起こらない本です
    といっても過言ではない
    いや、過言か(笑)
    本当に、タイトルの通り「水柿助教授の日常」が書かれた本です

  • 工学部を選んだ時点で文学ではないのかもしれない。
    実話なのか、創作なのか、体験なのか,空想なのか。
    日常を描写しているという点では学園ものなのだろう。

    工学部を選んだことに価値がある。

全161件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

森 博嗣(もり ひろし)
1957年、愛知県生まれ。作家、元研究者。名古屋大学工学部建築学科、同大学大学院修士課程修了を経て、三重大学工学部助手、名古屋大学助教授。名古屋大学で工学博士を取得し、2005年退職。学会で数々の受賞歴がある。
作家として、1996年に『すべてがFになる』で第1回メフィスト賞を受賞し、同作で作家デビュー。S&Mシリーズとして代表作の一つに。『スカイ・クロラ』シリーズは本人も認める代表作で、2008年アニメ映画化された。その他にも非常に多くの著作がある。

工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)のその他の作品

森博嗣の作品

ツイートする