ライオンは眠れない (幻冬舎文庫)

制作 : Samuel Ryder 
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405899

感想・レビュー・書評

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  • どこまでがフィクションでどこまでが実話なのかハッキリしないが、言いたいことをうまいドレッシングで表現している印象。往年の名著からの引用も多く、著者の見識の深さがみえる。十数年前の政権における政策について深読みを交えて描いているが、まったく根拠がないというわけではなく、それなりの説得力がある。とくに「デノミネーション」については当時よりも今現在のほうが現実味があるのではないかとすら思う。

    「現状に当てはめるのは見当違い」という方々もいらっしゃるだろうが、何時の時代も何処の国でも何方が権力者でも、一般的に人間のやらかすことについての大まかな流れは古今東西老若男女変わらない。望ましいような結果が出ることもある。しかしその結果は誰にとっても望ましいものとは限らない。対立する双方向への運動によって物事が進展する。どうも現代を生きる多くの方々は決定的なものを一つ選択して、それがどのような動きをしようともその対象と自分の選択を徹底的に信仰する、という考えを強く持っているように思う。

    最後まで読むと、本書は単純な政治・社会に対する批判というよりも、そうした身辺事情に対する個人個人の冷静な対応について説いた実存主義的提案を説いていることがわかる。あるいは「強い方々がやることには逆らえませんよ」というメッセージとして読めないこともない。いずれにしても、自分の身の回りで起こっている出来事に対して興味も認識もなくなってしまうこと、これが最も危険な状態ではないだろうか。緊急の記者会見が開かれるというニュースを聞いた時「おいおい・・・」というリアクションが自然に出てしまうくらいが丁度いい。

  • 小泉政権時代の頃書かれた本なので今更批評するのはフェアではないが、デフレなのにデノミをして、さらに財産税がかけられるなんてありえん、と思った。それに寓話の質が低すぎ。寓話になってなく、まんまじゃん。これって読む人間がバカでまんま書かないとわからんと思っているのかと思い、不快。

  • 小泉政権の行く末を模索した本なので今読むとちょっと古いが、軽く読める本。 

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