殴られ屋 (幻冬舎アウトロー文庫)

  • 幻冬舎 (2004年11月30日発売)
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  • 本 ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344405943

感想・レビュー・書評

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  • 不屈のボクサーとして名を馳せた男は、引退後、事業の失敗により一億五千万円の借金を抱えてしまう。
    夜逃げか、自殺か…。迷った末に選んだのは、一分間千円で殴り放題の“殴られ屋”を開業することだった。
    以来、夜の新宿歌舞伎町に立ち続け、傷だらけになる毎日。不器用な老いぼれボクサーの生き様に迫る勇気と感動のノンフィクション。

    当節では珍しい愚直なお人よしぶりとギリギリの危うい生き様にハラハラしながらも、底の底で生きてる人ならではの何かを抱えてアキラさんの前に立つお客さんとアキラさんの交流、ダメージを避けながら殴られ屋を続けるための防御法、勝てそうもない相手には勝てるけど勝てそうな相手には負けるしオーバーワーク気味の練習王者だったボクサー時代、幻に終わった殴られ屋vsムハメド・アリの娘の対戦、警視庁と殴られ屋のバトル、殴られ屋の生き様に心熱くなるノンフィクション。

  • バカだよ。人が良すぎて借金。それで借金を返そうとしてあちこちで殴られ屋なんかやって。
    でも、熱いよ。なんにもなくなっても、生きていればやり直せるって、思った人も少なからずいるんだと思う。
    体壊して殴られ屋も止めて、まだまだ借金を返せずにいるようだけど、あきらめずにがんばってほしいな。

  • 一度見に行きたかった。

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著者プロフィール

1963年5月27日生まれ。中学卒業後、ヨネクラボクシングジムに入門。20歳でプロボクサーデビュー。引退後、電気工事会社を立ち上げたが事業に失敗。1億5000万円の借金を抱えることに。1998年12月から、借金返済のために「殴られ屋」を始め、新宿歌舞伎町のコマ劇場前の広場などに立ち続けた。2002年4月、「殴られ屋」を終演。その後、仕事を転々としながら、再起の道を探り続ける。2005年韓国映画『クライング・フィスト』のモデルに。左目の視力を失い、記憶力も低下するなど、殴られ屋時代の後遺症に苦しみつつ、今も「一発大逆転」を狙っている。

「2005年 『明日こそハレルヤ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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