燃えつきるまで (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2005年4月21日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784344406513

みんなの感想まとめ

恋愛とサスペンスが交錯する物語が展開され、主人公の女性の心情や葛藤が深く描かれています。物語は「別れないか。」という一文から始まり、彼女の視点で進むため、相手の男性の心情は一切描かれず、彼女の主観が強...

感想・レビュー・書評

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  • かなり前の本なのですで描写に少し古臭さを感じるけど、恋愛小説というよりはサスペンスな怖さがあって面白かった。
    別れてかろすぐに切り替えられる人の方が少ないとは思うけど、それにしても合鍵で不法侵入はやりすぎ!

  • ある書店でかわいいブックカバーが欲しくてタイトルも内容も誰が書いたかも知らずに購入。
    久しぶりにどっぷり恋愛小説を読んで、しかもなかなか重い、けど怖いもの見たさで?気になって読み進めてしまった。
    恋愛が日常を多くを占めたことがある人は共感できるけど、今恋愛真っ只中のひとはきっとしんどくなるから、そんなこともあったなと客観的に読める主人公より少し大人の人におすすめです。

  • 「別れないか。」の一文で始まり、
    それを受けて恋人関係解消となった女性の葛藤を延々と描く。

    たったこれだけなのにもかかわらず、約300ページを一切退屈することなく一気に読ませてしまう本作に驚愕。

    本作は主人公(女性)の目線でのみ描かれており、
    最初から最後まで完全に彼女の主観によるものとなっている。
    つまり、相手の男性側の心情部分などは一切描かれず、あくまで「彼女から見た相手の言動」のみとなる。

    そのような点もあり、
    読者が男or女でそれぞれ感想が割れるポイントとなると思う。

    恋人との仲が破局になった時に一般的には、
    男性はズルズル引きずり、
    女性は最初こそドン底に落ちるが比較的早く立ち直りスッパリと次に向かう、、、などと言われるが、
    本作は上記には当てはまらずに、
    男性は早い段階で次に向かい、
    女性は全く立ち直れずに長いどん底状態が続くと言った状態となる。
    (女性がフラれた側なので当然と言えば当然かもしれないが)

    そんな状態の彼女の心情や行動は時として一定のラインを越え、自分よがりな言動や危険な行為にまで及ぶが、
    その様を見て、
    「わかるわかる」
    「自分も一歩踏み間違えればそうなるかも」
    といように理解できる点もあれば、
    「身勝手すぎる」
    「別れた相手に何かを求めるなよ」
    というような考えになるポイントも多々あった。

    本作はそういった「理解できる点」「理解できない点」をリズムよく繰り返し、読者を夢中にさせる構成となっている。

    本作を読んだ後、
    恐らく男女間で感想が割れるであろうことから、
    同性同士/異性同士で感想を聞き合うのも面白いと思う。

  • 別れから始まる小説。
    失恋と戦う女の人の話。
    なかなか読みがいがあった!
    失恋したら読む。

  • 最初はめちゃめちゃ共感で泣けたけど、途中からホラー要素強めで着いていけなくなった。
    でも、最後はやっぱり共感で泣けた。

    私の何がダメだったんだろうとかなんであんな事言っちゃったんだろうとか考えてしまうのめちゃめちゃわかる。

    別れる理由とか耕一郎が言うセリフとか、全てが重なり合ってて、自分が言われたセリフって一般的によくあることなんだって知れて良かった。

    新たに好きな人ができて幸せになりましたという様な綺麗事では無く、ちゃんと現実的な終わり方で読んでいてすっきりした。

    ・人生はこんなはずじゃなかったとの戦い
    ・恋の終わりなんて、所詮はどちらかの理不尽な押し付け。結局、背を向ける者と向けられる者が決まれば、それで全てが終わる。
    ・決して間違えたのではない。出会うべき人にちゃんと出会い、恋すべき人にちゃんと恋した。
    ・たとえ別れてしまっても、出会わなかったことより確かな意味がある

  • 淡々と読めるけれど、内容はどろどろ。
    そこまでやるか、そこまでボロボロになるか、と冷ややかな視点で読みつつも、それほどまで愛せる人に出会えたことが羨ましかった。

  • 「良い面もそうでない面も影響を及ぼす」

    恋愛から失恋、取り巻く人間や何より種々の感情が渦巻いている小説

    浮き足恋愛真っ只中!のような場合は
    読んでも何も得られないと思うが、
    多少でもそうでない場合は控えめに読むことを
    進めたい。保証はしないけれど

    今回もまた、残る言葉が多く出てきてしまったなぁ…

  • 「別れないか。」
    結婚を約束した、5年越しの彼から、
    不意にそう告げられるところから始まる
    失恋小説。

    読むのが辛くなった。
    でも、投げ出さないでよかった。

    燃えつきるまで
    ちゃんと苦しむ。ちゃんと傷つく。
    法を犯さない程度に
    とことん あがけば、
    きっときっと オンナは上がる⤴︎

    ラストの数行も、凄くいい。
    清々しい気持ちで、本を閉じることができました。

  • 失恋したので思い立った本を読んでみよう!pt.3
    こちらは、おすすめされて読んでみました。

    もう、胸が痛くてしかたなかった。
    そして5年前の失恋を思い出した。直近のものじゃなくて。

    毎日を構成する存在がいなくなることを信じたくなくて、泣いて縋れば戻るだろうって思うんだけど、拒絶されることで更に辛くなって。玲子がする行動全てに覚えがあって苦笑いした。

    自分の気持ちを納得させるためにエスカレートする行動。私はそこまでは行かなかった。SNSストーカーはしたけど。笑
    耕一郎と聡子が通報しなかったからよかったけど、普通にあかんからね。良かったね、優しくて。

    最後、やれることは全てやって、ストンと憑き物が落ちた玲子を見れて良かったな。そうなると後はもう自分の生活を続けていくだけだから。
    わたしも今の辛い期間を早く終えてそうなりたい。

    いや、でもな、全部男が悪い。笑
    別れてすぐ彼女を作るな。作っても他人に紹介すな。振られる身になれよ。心からそう言いたい。結婚適齢期の女を傷だらけで放り出すな、責任を取れよ。(男にも人生があるのは分かっているよ。でも5年付き合っといて、それはないわ。ほんまにクソ!)

  • うーん私にはホラーだった…!笑
    こんな人本当にいるの?なんかギリギリ踏みとどまった感出してるけど完全にアウトでは??と思ってしまった…
    まぁ…でも自分が全然恋愛経験ないからそう思ってしまうのかな…
    ここまで好きになれるのは羨ましいなと思ったり、やっぱり素質があるのかなと思ったり…
    自分では絶対に経験できなさそうだから、これぞ小説を読む醍醐味だ、知的好奇心が満たされるぅ!!と思って読んでました。
    中盤くらいまではひたすら暗く気分が鬱々とするだけなので、大分読むのが辛かった。
    後半はちょっと事件も起こってホラーになってくのでハラハラして一気に読み進めた〜!
    そもそも自分には恋愛の愚痴を言ってくる友達がいないのだけど、女同士で恋愛相談する時ってこの前半の感じなのかな…

    意外と心理学とか自分と違うタイプの人間がどういうこと考えてるか興味がある男性とかが読んでも面白いかも…小説だけど
    全然共感はしなかった、かつ前半は苦行だったけど、つまらない本ではなかった!

  • 失恋直後に読んだら泣いてしまうだろうなと思った。
    自分ではもうどうしようもない、けどどうにかなってほしい気持ちをここまで細かく的確に文章として書き起こせるのがすごいと思う。
    好きになるのも好きじゃなくなるのも、未練がなくなるのもなにか決まったきっかけがあるわけではないよな、と再確認した。

  • ほぼ1日で読み切った。めーっちゃ読みやすい文章。
    怜子のことを他人だとは思えなかった。友達の話を聞くように読んでた。何度もうやめとけ!って思ったか、、
    そんなことない、また向こうから折れてくれる→もうだめなんだ、すがりつくしかない→愛が憎しみに変わる
    怜子みたいにすがったり嫌がらせなんてしないと思ってるけど怜子と同じでもしかしたらするかもしれないんだなものすごく愛した人ならそうなるのかもしれないなと思った。
    付き合って別れた人が同じコミュニティ内の人だと今どうしてるか嫌でも耳に入ってくるし好きだとそれが辛いけど逃れられないし…マキコはものすごく意地悪だったけどいつかは耳にすることだし辛い。
    あと城崎さんに引っかかってしまった話。あそこでうまくいってくれ、て何度祈ったか。私も勘違いしてこの人だったんだ!って何度思って何度うまくいかなかったことか。プライドもないし自分の価値が見出せなくて酷く落ち込んだ。

    失恋したことある人なら絶対共感できるはず。
    私だけこんな不幸なの、って隣の芝生が青く見えたり。彼氏がいたって結婚していたって子供がいたって人には人の地獄があることを忘れちゃいけない…みんなプライドがあってそれを見せないだけ。
    怜子のように奈落の底に落ちたようにとことん泣いたあとはへんにポジティブになったり、また何かがキッカケで狂ったように泣いたり、そんなことを繰り返してだんだん立ち直っていくんだよなーって思った。
    怜子がこれから耕一郎よりもっと素敵な人と出会えますように。

  • 婚約者に振られた。
    理由を聞いても嫌いになったとかではないただもう一緒にはいられないと言う。
    納得はできないでももう彼は決めてしまったことだからもうどうにもできない。
    なんで?なんでそんなに急に気持ちってかわるんだ??
    2年くらい?前に急に振られたことあるけど何が悪いの?って聞いてもなんでもないって言って別れたときの意味不明さとにてた。
    でも私はここまでおかしくなれなかったしそっかぁ〜で終わってしまったので本当の恋愛かと言われたらそうでもなかったのかもしれない。
    ちゃんと結ばれたから正解の恋愛だったとか別れたから偽物の恋愛だったとかはなくてその時付き合ってた時に本当に好きだったらきっと別れてしまっていてもどんな結末になってしまっても恋愛は恋愛なんだろうな。

  • 冒頭20ページで、心を鷲掴みされた。
    久しぶりに一気読みした。
    端的に言うと五年付き合ったカップル別れ話の全貌を女の人が語り手で語ってる小説。
    ちなみに振ったのは男から。
    言葉は違うけど、"私が明日を考える時は、どんなに仕事で失敗しても友達と揉めても貴方がいた”って言葉が、一番刺さった。
    私自身だーって思った。
    明日を考える時必ず側にいる人から、突然別れ話を切り出される。
    その人がいなくなった途端、明日ごとなくなる感覚。容易に想像できた。
    男が言った、"嫌いになったわけじゃない。ただ、グラスに少しずつ水が溜まってそれが溢れたんだ"って、それでしか男女の別れは成り立たないんじゃないかってぐらいしっくりくる。

    今恋人がいる人、失恋した人、仕事に没頭している人、結婚してる人、婚約してる人、いや、全ての生きとし生けるもの、読んで損なし!だと思う!

    はい、ここまでが2019年7月の私の感想でございます。

  • 「決して間違えたのではない。出会うべき人にちゃんと出会い、恋すべき人にちゃんと恋をした。たとえ別れてしまっても、出会わなかったことより確かな意味がある。あんなに耕一郎が好きだったことを覚えていよう。それだけはずっと忘れずにいよう。」
    自分と重なる部分がたくさんあった、報われた気がした。自分はそうならないと思っても、恋をしているときは重くなるし嫉妬深くなる。怜子の行動も怜子が前を向くために必要だったと思う。自分が全てやり切ったと思ったら前に進めるのかな。

  • リアルに自分に重ねて読んでしまったなぁ。
    20代と30代。失恋の痛手も立ち直り方も違ってくるよね。。。
    明るい未来を信じてがんばろぅ、ウン。


  • 長く付き合ってきた恋人に振られたアラサー女性が主人公のお話。




    恋愛以外に、何か夢中になれるものを持って生きよう。
    あらためて強く思いました。


    恋に溺れすぎる女はダサい。
    改めてそう思いました。

    男しか頭にない女は本当に、
    男を失った時に狂う。


    主人公は、恋だけでなく仕事もあったのに
    失恋したらこんなに狂気的になり、
    私生活に影響を及ぼすなんて…。


    恋だけで生きる人生はやっぱりだめですね。





    一気読みだったし、
    唯川恵さんが書く働く女性と恋愛を絡めたお話は、
    リアリティあって面白いですね。


    唯川恵さんの本に出てくる女性は、
    「一般人の中の勝ち組」なのが
    読書を魅了する一要因であると思います。

  • 恋の始まりに理由はいらない。
    2人の気持ちが同じならば。
    恋の終わりには理由がいる。
    どちらか片方だけの一方的な気持ちで。

    本気で恋して泣いた人なら共感できる部分は多いにあるだろうし分からんでもない。
    だけど「私は一線を超えず思いとどまることができた。」と言う点に置いては…
    思いとどまってないよ!一緒超えちゃってるよ!それ犯罪ですから!その行動や気持ちには共感できねーなぁ!です笑
    恋心も行き過ぎるとホラー
    ただ…耕一郎も悪い。普通に悪い。
    良い人そうにしてるけど…ふざけんな!ですよ。
    今年の18冊目
    2019.11.21

  • 5年付き合った彼からの”別れないか”の一言から始まる本作。
    これでもか、これでもかという内容に心のエネルギーを消費しながらも一気に読みました。
    ここまでするかとはきっと言い切れない、初めから最後まで一字一句と言っていいくらい共感出来、読後は疾走感のようなものがありました。

    そして、失恋に対してはまさにタイトル通り”燃え尽きるまで”やり尽くせばいいし、忘れられない間は忘れなくていい、大事に抱えていればいい、が持論なんだけど、いや、だからこそ、こんなに読むのがしんどかったけど個人的には最後はかすかな光が見えたような、ほんのりと晴れやかな気持ちになれた。

  • ドラマをリアルタイムで見て、衝撃。
    数年後に失恋したさいに、図書館で初めて小説を読んでリアルな心情の描写に更に衝撃。
    その後に購入して、時々読み返しています。失恋小説なんて悲しいから読みたくないけど、恋につまづくとなぜか読んでしまいます。

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