Miracle (幻冬舎文庫)

著者 : 桜井亜美
  • 幻冬舎 (2005年8月1日発売)
3.22
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  • レビュー :31
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344406834

Miracle (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • なんかただのヤリマンが周りを振り回したぶらかして、
    男主人公の弟のゲームにつきあって、人を遊びで殺している。
    それからマンネリ化した性描写に今度は同性愛を加え、
    どうにか作品の体面を守り、取り繕っている。
    ただそれだけの何のひねりもない話。そんな印象。
    ヴァーミリオンが個人的に神すぎたのか、
    それとも今の世の中そのものがこんなもんなのか。
    詳細は日記に書いておくが読むことはおすすめしない。
    一度読めば十分だと思う。これ。

    真実の愛って、こんな薄っぺらいもんなの?

    ちなみに☆ひとつは表紙の分。

  • 看護師のセイラは、その類いまれなる美しさを武器に、同僚や患者を次々と虜にする。セイラに魅了された者は、利用されていると理解しつつも、その美貌に逆らえない。しかし、彼女がかつて勤めていた病院で、患者が不審死を遂げていることがわかり…ラストはセイラが真の愛に目覚め、罪を購い、その短い生涯を閉じるところで終わる。
    感情移入をして読書をするほうなので、10代、20代、ギリ30代なら、この手の本は陶酔して読んだだろう。ま、仕方がない。内容はさておき、文章のセンスが色彩に飛んでキラキラしている。敢えてそんな言葉の組み合わせを駆使して書いているのだろう。洗練されていて技巧的なところが少し鼻を突く。が、そこが魅力的でもある。

    引用

    澄んだ水の底で、銀色の球体が輝いている。風と漣が水面を静かに渡っていき、冷たい霧が山から降りてくる夜、その球体は確かな呼吸にも似た収縮を始める。輪郭は波にぼやけ、眩しい光がやがて水色をエタナール・ブルーに染めて、空に流れる羽雲と区別がつかなくなる。

    車窓を流れすぎる六本木の高層ビル街が、淡いローズクォーツ色に煙っている。

    空からピーチミルク・カクテルのような俄か雨が降っている。 あたしはジェット機の窓際に座って翼の向こう側に見える、くっきりと青空に弧を描く虹を見ていた。ガラスに額をつけて見下ろすと、雲の上に隙間なくレテノールモルフォ蝶の真っ青な羽根が花びらになったような大輪の薔薇が咲いている。雨粒は金色に光りながら薔薇の上に降り注ぎ、花は生きた蝶のようにひらひらとはためく。

    痛いほど真っ青な空から、滝のような熱を帯びた光が容赦なく降り注いでくる。ベネチアン・ブルーともターコイス・ブルーとも違う、地上のすべてのものをハイビジョン映像のようにくっきりと浮かび上がらせるカルフォルニア・ブルーは、一体、誰がパレットで調合したものなのだろう?

  • 「愛」とは何かを説明することは難しけれど、この小説自体が「愛」とは何かを説明しているのかもしれない、気がした。

  • 二面性と、その両極にあるもの。それらを中心に話が回っていく。対になっているものの存在を知った時から、話の流れが少しずつ変わっていく。心がないから、何を手に入れても満たされないという悲しい話。読むたびに、美しすぎるのも罪なのかな、と思わされる。

  • 作中に出てくる詩が不思議な雰囲気で、美しい。

  • 情景描写がとても美しい。頻繁に出てくる官能表現は読んでいて飽きてしまった。

  • 情景描写が難しいなと思ったけど、一体どうなるのかドキドキする。

  • サクっと読める一冊。

    切なくも美しいストーリーではあるのだけど、〔無償の愛〕を書くのに作者はまだ若すぎるかな…という半端な感じがぬぐえません。

    若手にしては心理描写などまずまずだとは思うのですが。

  • 高校生のころ、仲間内で桜井亜美ブームがあり、彼女の作品を貪るように読んだ記憶がある。

    愛を知らない・信じないが故に、闇を受け入れた少女の悲劇。

    桜井亜美特有の、読んだ後のやるせなさは健在。

    …解説が押切もえちゃんだったのが少し残念。

  • そうなるかぁ、という感じ。
    桜井さんの本は、ときどき無性に読みたくなる。

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