黒龍の柩 (上) (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 512
レビュー : 73
  • Amazon.co.jp ・本 (493ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407039

作品紹介・あらすじ

時は、幕末。時勢は否応なく男たちを呑み込んで行く。土方歳三も、人を斬りながら新選組の活路を探し続けた。親友・山南敬助の捨て身の切腹、同志・近藤勇との別れの予感。やがて土方は、坂本龍馬が暗殺の直前に語った計画に、新選組の未来と己の夢を賭ける。命を燃やしながら奔った男たちの青春群像。見果てぬ夢を謳いあげた北方版「新選組」。

感想・レビュー・書評

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  • これは面白い!
    新撰組を新しく映し出している
    歴史小説にありがちな読みにくさがない。なめらかに読める。なのに重厚な中身が読み進んでも読み進んでも減らない
    燃えよ剣で土方を読んだが、これも読める。読むべきだ

  • 「替天行道」の旗を掲げる水滸伝の英雄達と、
    「誠」の旗を掲げる新選組の隊士達。

    古い体制を壊す者と、守ろうとする者。
    彼らは一見相反するように見えるけれど、実はとても似ていると思う。
    それは、愚直なまでに自らの信念を貫くことなんだなぁ。

    北方さんの描く新選組は、やっぱり格好良かった!!

    司馬版土方は、どこまでも直情的で捨て身なタイプでしたが、
    北方さんの描く土方は、冷静に一歩下がった所から時勢を読んでいる。
    おぉーこれが北方ハードボイルド新選組か!と、新鮮な気持ちでした(笑)

    山南の描き方がとても好きです。
    土方と同じ思いを持った、理知的な人物として描かれています。
    山南が言葉の優しさなら、土方は無言の思いやり。この二人、惚れる。

    病魔に冒され、日々命を削っていく総司の姿がとても辛い…。

    • 円軌道の外さん

      こんばんは!
      コメントありがとうございました(^O^)


      自分も北方さんは高校時代にハマって
      ハードボイルド文学に目覚めた...

      こんばんは!
      コメントありがとうございました(^O^)


      自分も北方さんは高校時代にハマって
      ハードボイルド文学に目覚めたんですよね(笑)

      そこから海外の本格的ハードボイルド作家の
      チャンドラーや
      ハメットやパーカーなんかを読むキッカケになったので、

      思い入れのある作家やし

      新選組を書いてたことは初めて知ったので
      レビュー読ませてもらって
      スッゴい興味が湧きました♪


      愚直なまでに
      自らの信念を貫く人たちの話に弱いし(笑)


      また本屋さんでチェックしたいと思います!


      2013/02/18
    • ななこさん
      円軌道の外さん♪こんばんは^^
      コメント、ありがとうございます!

      おぉー高校時代に北方ハードボイルドですか!渋くてカッコイイですね(笑)
      ...
      円軌道の外さん♪こんばんは^^
      コメント、ありがとうございます!

      おぉー高校時代に北方ハードボイルドですか!渋くてカッコイイですね(笑)
      私は北方作品は、時代物しか読んだ事がないんです。
      「三国志」ではまり、「水滸伝」「楊令伝」と読み進めてきました=*^-^*=
      次は現代物にも挑戦したいなぁ、、、

      北方さんの新選組は、一味違いました。
      新たな土方像を楽しめると思うので、是非是非読んでみて下さーい☆
      2013/02/19
  • 死に場所を探すためではなく、新たな夢を追いかけるために北へ行く。一言で言えば衝撃的で斬新な新撰組小説でした。基本的には史実に沿っているんですが、色々な要素(慶喜公とか小栗忠順とか勝海舟とか幕府の隠密とか)が絡まってきて読んでて飽きませんでした。そして、物語の終盤にはあとがきにもあるようにあっと驚く『サプライズ・エンディング』が用意されています!もしこれが史実なら希望が持てるんだけどな…。

  • 重い、人間関係、一人ひとりの悩み、生き方、世の中の流れ。色々なテーマが折り重なって大作となっていた。
    近藤が少し筋肉バカのように描かれていてそんなものかと思っていたが後半少し変わってきている、沖田の最後はもちろん気になる。

    重いけど続きが気になる一冊。

  • 北方先生のマッチョイズム全開ではあるんだけれども、本作に特徴的なのは、マッチョイズムが膨張しないということ。むしろ収縮し続けて破滅に向かう、そんな男らしさ。勿論、破滅型の人物像とは書き分けられている。
    西郷が一切出てこなくて、不気味でよい。もとより薩長なんてテロリストとかクーデター軍に等しい存在だと思っていたが、そんな不気味さがよく出ていて、すごく恐ろしい黒幕になっている。坂本龍馬暗殺説に説得力が出ているのはそこの効果だろう。
    近藤勇の存在感が前半ではないが、京都を出てからはすごく魅力的に描かれている。収縮するマッチョイズムを体現するような、銃で撃たれるシーンがすごくいい。未来に向かう土方と、過去を守る近藤。近藤の頑迷さこそ自分には愛おしく思われる。

  • 山南さんとの別れにも、近藤さんとの考え方の相違にも、土方さんの男らしい、相手へのあたたかさが感じられるのがいいなと思う。ここからの展開が気になる…!

  • 背後の気配で、どんな人が何人か分かるようになるには、どんな鍛錬が必要なんだろう

  • やっと上下と読み終わった〜。

  • 燃えよ剣とは、違う解釈で物語が進んでいく。色々な新撰組物を読んだが山南のシーンは、一番好きだ。

  • 今までにない土方さんを見ることが出来た素敵な作品。特に山南さんとの友情が良かったです。不仲故に脱走し切腹という図式をきれいに壊してくれました。こういう見方もあるんだと、こうであれば良いなぁとさえ思ってしまいました。土方歳三と山南敬助のふたりが好きな私にとっては堪らない一冊です。

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