親指さがし (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2005年10月6日発売)
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本 ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784344407176

作品紹介・あらすじ

「ねえ、親指さがしって知ってる?」由美が聞きつけてきた噂話をもとに、遊び半分で死のゲームを始めた武たち5人の小学生は、女性のバラバラ殺人事件に端を発した呪いの渦に巻き込まれる

感想・レビュー・書評

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  • 「親指さがし」というゲームをしたことにより、さまざまな恐怖が襲ってくるノンストップホラーでした。怖いけど真相が知りたく、読み進めるスピードが止まりませんでした。


  • こっくりさんをはじめとするような子供時代の軽々しい遊び。そこから、後悔してもし切れないぐらいに惨憺たるトラブルに見舞われる主人公たち。
    子供の頃の悪ふざけが段々とリアルになっていく怖さが感じられる山田悠介の初期時代の作品でしたね。
    スズが殺された部分のバックグラウンドがよく分かりませんが、なんだかんだストーリー展開が終わり、これで綺麗に終わりでいいじゃないか!と感じるが、最後にもう1枚裏切って来る展開。第二作へ続くと言われてもおかしくない、後味の悪さも山田の魅力ですね。

  • 2025(R7)6.3-6.6
    山田悠介第2弾!
    「親指さがし」という、こっくりさんみたいな遊びをしていたら、友だちのひとりがいなくなった。その理由とは…?というお話。
    怖いけど早く続きが読みたくて一気読みでした。
    でも、細かな設定とか背景とかよくよく考えてみると、ツッコミどころは多数。(これ以上書くとネタバレになりそうなので控えます。)
    そのあたりは評価が分かれそう。
    「ライトに怖がる」には十分でした。

  • 怖いの苦手なのに…チョロっと読んだら…あら面白い。けど段々怖くなってきて。
    昼間しか、誰か近くにいないと読めないし。

    やっぱり…こういうラストだ。
    終わらないんですよね〜

  • 知らなかったとはいえ、面白半分で人の不幸に関わってはいけない。「ここまでしたのだから、スズもきっと許してくれるだろう」という主人公の思いが通じることはなく、案の定、ラストは…。

  • 呪いって、本当にあると思いますか?私はあると思っています。ある種の取り憑かれた系の話でした。遊び半分で、『ごっこ』はしてはならないですね。ノンストップホラーなだけに読み始めたら止まりませんでした。

  • ⁡ずっと読もうと思ってて、やっと積本の中から引っ張り出して読み始めたら予想以上に面白くて一気読みしてしまった…‼️どこか懐かしいホラーでもあり残酷なシーンもありすごく怖い、読みやすいのに!怖い!!

  • 私が本をもっと好きになったきっかけの本。
    最初は表紙買いだったが、現実にあるようでないような内容。それがまたいい。
    内容が分かりやすく、情景も浮かびやすいためとてもおすすめ。最後のどんでん返しには肝を冷やした。

  • 続きが気になって最後まで一気読み。
    次は自分かもというドキドキ感がたまらない。
    文体も読みやすく、好きです。

  • 読みやすい文体。怨念からの呪いは終わりがないから怖いものだなと再確認できる最後だった。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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