釈迦の女 公事宿事件書留帳 十 (幻冬舎時代小説文庫)

  • 幻冬舎 (2005年11月10日発売)
3.57
  • (3)
  • (6)
  • (12)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 79
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

本 ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784344407213

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 公事宿事件書留帳シリーズ第10作。
    知恩院の本堂で毎日寝転んでいる女は、お釈迦様に違いないとおもう女の子。釈迦の涅槃像からの話しが発展していくくだりが、この小説の素晴らしいところ。
    貧乏している長屋の子供に対して、子供は宝物だといい、解決していくところは、澤田先生からの、我々現代の日本人が忘れかけている精神への強烈なメッセージだと思われてならない。

  • L 公事宿事件書留帳10

    花見に行った菊太郎を長屋まで誘い世話をする又七。内容は息子に虐待をする両親の話だけれど又七たちにほのぼの。現代にも通じる。
    そしてお信が大活躍する伊勢屋の娘。こちら、姉妹のどちらが婿取りするかで姉がキレる話。

  • このシリーズはおだやかな話が多いのでよい。

  • 2008/03/23読了

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1946年愛知県生まれ。愛知県立女子大学(現・愛知県立大学)文学部卒。75年「石女」で第24回小説現代新人賞、82年『陸奥甲冑記』『寂野』で第3回吉川英治文学新人賞を受賞。古代から近世を舞台に、資料を駆使した独自の視点による歴史小説を執筆。

「2017年 『似非遍路 高瀬川女船歌九』 で使われていた紹介文から引用しています。」

澤田ふじ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×