幸福病 (幻冬舎文庫 い 7-18)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 111
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407459

作品紹介・あらすじ

平凡な毎日。だけど、いつも何かが私を「幸せ」にしてくれる-。大好きな人と同じスピードで呼吸していると気づいたとき。新しいピアスを見た彼がそれに嫉妬していると気づいたとき。別れた彼から、出演する舞台を観てもらいたいとメールが届いたとき。-恋愛小説家が何気ない日常に隠れているささやかな幸せを綴ったエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 再読しました。狗飼さんの等身大のエッセイでなんだかきゅんとします。でもやっぱり小説のが感情移入しやすいかなぁ?狗飼さんに恋愛観似てるけど似てないところもあってそれもまた面白いなとエッセイ読みながら思いました。

  • ・わたしは、わたしを心の底から必要としてくれる人の傍にいたいのです。
    わたしがいなくちゃ死んでしまいそうな魂を守ることが、女として生まれたわたしの幸福です。

    ・人は人を決めつけてはいけない。
    人はそんなに分かりやすいものではない。
    人は人をジャッジしてはいけない。

  • いろんなことはっと気付かされたりした。

    シンクロする。

  • 大事な言葉がたくさんたくさん。
    はっと気付かされたり、どきりと胸はねたり。
    頷いたり、少し鼻の奥がつんとしたり、
    ありのままなのに、どこまでも正直で痛快。
    心地の良い温度と固さが魅力。

  • 最初、小説だと思って読んでた。
    ふと、裏表紙を見たらエッセイって書いてあってびっくりした。
    狗飼さんのエッセイはとっても素直に書いてあってかわいくて大好き。
    自分の中の女の子らしくて甘い部分で素直に感じて読むことができる。
    ふわふわした気分になれる。

    でも、時々吐かれるちょっとチクっとした毒がたまらない。

  • 同じ人に恋してしまった姉妹の切ない三日間。
    どうすればいいのか分からない……・。
    切なくて、あったかくて、苦しくて、抱きしめたくなる気持ち。
     
    (2007.05メモ→2010.04ブクログ)

  • 平凡な毎日。だけど、いつも何かが私を「幸せ」にしてくれる―。大好きな人と同じスピードで呼吸していると気づいたとき。新しいピアスを見た彼がそれに嫉妬していると気づいたとき。別れた彼から、出演する舞台を観てもらいたいとメールが届いたとき。―恋愛小説家が何気ない日常に隠れているささやかな幸せを綴ったエッセイ集。

    なんかいまいちパッとしなかったかも・・・

  • そうそう。ちょっと歪んだタイプの女の心理が垣間見える。

  • エッセイって、あまり好きじゃない。
    そう思っていたのに。
    あまりにも短い短編がみっちり詰まったこの一冊に
    頷き、ため息を飲み込んで、引き込まれました。

    この人の文章が好き。
    春のベランダに置いたソーダ水に浮かぶ氷のように
    はっとするほどひんやりしてて、でもほんのりと温かくて。
    柔らかく溶けていくみたい。
    ベランダで、じゃなくて
    私の中のどこか深いところで。


    ***


    この作者は、素敵な恋愛をしているんだろうな。
    私がもし魂だけになったら
    誰のところへ行くんだろう。

  • いぬかいきょうこさん、ずっと読んでみたくて。
    大ヒット!!!!
    これはエッセイなんですけど、すごくよかったです。割りと感覚的なんですがね。女性は共感できるのではないでしょうか。少なくとも私は◎

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