ラティーノ・ラティーノ! 南米取材放浪記 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2006年4月7日発売)
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  • 本 ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407657

感想・レビュー・書評

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  • 垣根涼介が「ワイルド・スワン」執筆のために、およそ2カ月にわたって敢行したブラジル、コロンビア滞在記。残念ながら、空気感や風土感はさほど伝わってはこない。どちらかといえば、著者がそこで会った人たちにスポットが当てられている。その意味では日本とは大いに違う異国だ。"アモール"の国なのだろう。また、この地域、特にコロンビアの治安の悪さが強調されているが、ガルシア・マルケスの国だけに1度は行ってみたいとは思っていたが、腰が引けそうだ。

  • ワイルド・ソウルに魅せられて。

    著者の南米取材記。~ワイルド・ソウルはこうして描かれた~

    ワイルド・ソウル読後はぜひお勧めの作品です。

    オリンピックもワールドカップも控えているブラジルに
    一度は行ってみたくなった。・・・でも遠いなぁ。

  • 2021.10.30 110垣根涼介素晴らしい。
    南米行ってみたい。アモーレ。

  • 南米は、これ読んでも危険な場所というのがネックになってしまう。安心して暮らせる事が当たり前の場所で過ごしているので、安全かつリーズナブルに南米旅行したい。無理か?

  • 今から13年前に出版された、南米取材記。
    著者ー垣根氏作品『ワイルド・ソウル』を
    執筆するための取材も兼ねた旅行の中から、
    自分の感覚を呼び覚ますようなエピソードを
    地方独特の人間模様を交えながら
    やけに細かく綴っている
    本のカバーに小さな写真達がずらりと並んでる
    それらを眺めながら読み進めると
    今でいう、SNSのインスタグラムを眺めているようで
    とても興味深い
    時代の先取りをしていたのだろう
    小説とはまた違う味がして
    著者の人間性が表れていてよいと思う
    おすすめの本
    すぐ読めるし…

  • 小説を書くための取材として訪れたブラジル、コロンビア。旅で出会った人々、感じたことをまとめた1冊。


    たまたま、最近読んだ「世界一周できません。と思ってたらできちゃった」(松崎敦史)にも南米旅行の記述があったが、わたしたちが単純に「危ないところ」と思っている南米の国々でも、それだけではないものがある。

    人々は普通にいて、笑ったり他人の世話を焼いたりして暮らしているのだ。

  • 作者のワイルドソウルの取材放浪記だけど、なかなか面白かった。
    ワイルドソウルを読んだ人は是非。
    読んでいなくても国民性というか地域性というかそういうものの、自らが持ち合わせないものへの憧れみたいな部分を思わせられるのと、自分の国を少しでも認識できるかと。
    ラテンのノリのケイのバックボーンを感じられます。

  • 約2ヶ月間に渡り、作者がブラジル、コロンビアの田舎町を訪れて、南米取材記をした本であり、現地の色々な人とめぐり合い、話を聞いて「ワイルド・ソウル」が執筆された。

  • 垣根さんの素性も垣間見れる。

  • どっかちがう国に行ってよく思うのは、
    日本人ほど自分の国の歴史を知らない国民も
    日本人ほど自分の国に自信を持てない国民も
    いないんじゃないかなぁってこと。

    自分の国をすきって、
    自分の国にぜひ来てほしいって、
    だいたいの国の人は言えるんじゃないでしょうか。

    そう言えない自分に、日本人に、なんかものすごくコンプレックスを感じてしまいます。


    この本によると、南米は特に自分の国が大好きな人たちみたいです。

    いろんなことにオープンで陽気で、“忍ぶ”・“秘める”文化の日本とは180度違う国民性みたい。

    次にいくなら南米かな。

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著者プロフィール

1966年長崎県生まれ。筑波大学卒業。2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。04年『ワイルド・ソウル』で、大藪春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞の史上初となる3冠受賞。その後も05年『君たちに明日はない』で山本周五郎賞、16年『室町無頼』で「本屋が選ぶ時代小説大賞」を受賞。その他の著書に『ヒート アイランド』『ギャングスター・レッスン』『サウダージ』『クレイジーヘヴン』『ゆりかごで眠れ』『真夏の島に咲く花は』『光秀の定理』などがある。

「2020年 『信長の原理 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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