ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
4.19
  • (312)
  • (205)
  • (163)
  • (8)
  • (1)
本棚登録 : 1348
レビュー : 144
  • Amazon.co.jp ・本 (481ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344407671

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 最後に来て、それまでで1番のめり込む事になった。『こういう展開かぁ』って感じ。久しぶりに『コレは、読んでよかった』と思えた。また、時間をあけて読んでみたい。

  • 移民政策の実体をテーマに血塗りの描写も、あけっぴろげな性描写もあるこの小説。

    意外にも読後感は爽やか。この意外な気分の良さはこの作家、垣根涼介さんの『ヒートアイランド』に同じ。

    復讐というマイナスエネルギーを持って生きる登場人物たちが、それを果たす途上で様々に思考し、前向きに呪縛から解放されていく。全体に暗い雰囲気が漂っていながらも爽快に感じるのはそれが理由だろう。

    また、事件の首謀者ではないが、深くかかわっていく貴子。彼女が事件を通じて人間的に成長していく姿に勇気をもらった。最初に彼女の意地汚さ、心の荒み具合が遠慮なく描かれていたため、変化がとてもわかりやすかった。

  • こんな素晴らしい作品があったなんて!
    戦後南米移民達の衝撃的な事実を知るだけでもこの本の価値はあるが、そこからスピード感あるストーリー展開は著者の取材や研究に要する時間を惜しまなくつぎこんだ渾身の作品となったのではないか。しばらく垣根涼介の作品にはまりそうだ。

  • 上巻に同じ

  • 作者は垣根涼介氏。

    戦後の外務省のブラジル移民政策を題材にして書かれた一冊。 
    スピード感のあふれる素晴らしい小説でした。

    この著者の本は今回初めて読みましたが、次回また別の著書も読んでみようと思います。

  • 呪われた過去と訣別するため、ケイたち三人は日本国政府に宣戦布告する。外務省襲撃、元官僚の誘拐劇、そして警察との息詰まる頭脳戦。ケイに翻弄され、葛藤する貴子だったが、やがては事件に毅然と対峙していく。未曾有の犯罪計画の末に、彼らがそれぞれ手にしたものとは―?史上初の三賞受賞を果たし、各紙誌の絶賛を浴びた不朽の名作。

  • これは良かった

  • 移民問題の話と思いきや、壮大なヒューマンドラマであり、アクションも恋愛もあり、とにかく胸が熱くなった。ブラジル的明るさやバイタリティーが、もはや憧憬の域。

  • 移民問題というシリアスなテーマを扱ったサスペンスなのに、底抜けに明るいケイのおかげで最後までシリアスにならなかったのが良かった。
    事件が解決していく過程も明快で分かりやすい。
    ただ、それまで克明に描かれてきた事件の概要が終盤になって簡略化というか、「想像すれば分かるでしょ」的な感じでどんどん省かれたのが少々残念。
    でもサスペンスものには珍しいハッピーエンド(?)なので、読後は爽快。
    2015/12

  • 上巻とは大きく異なる舞台。一章と二章以降で評価や感想が大きく異なる人も多そう。

全144件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

垣根涼介(かきね・りょうすけ)
1966年4月長崎県生まれ。筑波大学筑波大学第二学群人間学類卒。
2000年『午前三時のルースター』でサントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞しデビュー。2004年『ワイルド・ソウル』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞、大藪春彦賞の史上初の三冠に輝き、2005年『君たちに明日はない』で第18回山本周五郎賞を受賞。2013年、初の歴史時代小説『光秀の定理』を発表、歴史時代小説第二弾である本作『室町無頼』は第156回直木賞候補、第7回山田風太郎賞候補となり、第6回本屋が選ぶ時代小説大賞を受賞した。

ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)のその他の作品

垣根涼介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
東野 圭吾
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする