村上春樹 イエローページ〈1〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
3.17
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  • (2)
本棚登録 : 187
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408227

作品紹介・あらすじ

世界二十カ国以上で翻訳されている村上春樹の小説の面白さとは何なのか?鮮烈なデビュー作『風の歌を聴け』から『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』まで四つの長編を完全読解。詳細な日数表や、図表を使い、親友の"鼠"は最初から死んでいたなど、テキストに隠された"ハルキ・コード"を丁寧に読み解いていくファン必読の書。

感想・レビュー・書評

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  • 2008年11月30日~12月1日。
     なるほど、と思える箇所と「ん?」と思える箇所が混淆している。
     一応全作品を読破しているので、面白いと言えば面白い。再読したくもなる。

  • 村上春樹の小説作品をすべて読破していて初期作品は何度も再読している私だけれど、鼠が『風の歌を聴け』の時点で死んでいたとかいう論など自分とは違う視点の解釈があるんだなぁと感心。いろんな読み解き方があるからこそ春樹は奥深い。初期の作品群大好きなので近いうちに再読しよう。

  • ちょっと細かいところにこだわり過ぎているような感じがする。
    どうも、個人的に筆者の文体は生理的に受け付け難いところがある。
    だからといって、全体的な読み解きが疎かになっているというわけではないのだが。

  • パラパラと読んだ

  •  大学のゼミでの村上春樹研究です。
     でも、中身はまるでオタクww いやあそこまで読み込まなくても、ってかあんまりにもあっさり読んでてすみません、って言いたくなってしまいました。
     1、とあるようにこれは続きます。
     で、1は「風の歌を聴け」から「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」までの初期作品を取り上げてます。
     鼠はすでに死んでいた、とか、羊とはなんぞや、とか、この辺りの村上ワールドにどきどきした人は、間違いなくこれもどきどきすると思います。

     初期は、抽象的な物語が多かったのだけど、このあと「ノルウェイの森」とかのリアリズムに村上春樹はなっていくんだけど、その辺りをどう料理したのか、すごく気になります。
     2は、10月発売、ですか??

     追記
     下にはったのは、全作品集です。
     春樹買うんだったら、これが一番。なぜなら、春樹の単行本、文庫ともに解説もあとがきもなにもないから。この全作品集だけ、春樹が作品にまつわるエッセイを書いてます。これが、面白い。
     このエッセイだけまとめて出してほしいぐらいだ。
     なので、絶対これww

  • あまり読む気はなかった本ですが、たまたま文庫になっているのを見て手に取ってみました。最近では大作家扱いされることも多い村上春樹の初期4作の文芸批評です。

    物語の進行分析など興味を惹くところはあるのですが、全体として魅力に欠ける評論という印象です。もしかしたら村上春樹さんは評論にするのが難しい作家なのかもしれません。例えば柄谷行人の中上健次の批評のように、この本を(また)読ませたいとさせる迫力を受ける批評を村上さんの作品に対しては想像できません。そもそも批評家というものがその存在価値を失いつつあるのですかね。柄谷行人や遡ると江藤淳や小林秀雄みたいな人が今から出てくるとは思えないですしね。高橋源一郎の文芸批評はとても好きですが、また少し色合いが違う気がしますし。

    そのまま作品を読み返した方がよかったかな。
    とりあえず星3つ。

  • すごいすごいすごい

  • 8/30
    物語の期間と、冒頭で宣言された期間に齟齬が生じるのは、もっと別の大きな仕掛けがあるからじゃないだろうか。

  • 何ぃ!?

    『風の歌を聴け』の鼠は、最初からすでに死んでいた!?幽霊!?嘘〜ん、妄想入り過ぎじゃない?これだから村上春樹中毒は〜。

    なんて、嘯きながら本書を読んでいた自分は自分に驚愕しました。
    だんだん、本書が唱えている論が信じるに値するに思えてきたからである。
    読めば読むほど、正しいと思えてくる。

    確かに突飛な意見も多いけれども、こんなに深い読み方が出来るということに、感動したというか、きっと自分はもっと村上春樹の著書を楽しんで読めるようになるだろうなと思いました。

    本書の論がすべて正しいとは思わないし、強要すべきでもないし、小説の読み方は自由だけれども、深く読み込んだ意見というのは、たとえ自分の意見とは、違っても、読書に新しい視点を持ちこんでくれて、楽しいなぁ〜と純粋に思いました。

  • 今までに村上春樹の本は大体読んでいる。まずこんな一生懸命分析している人いることに驚いた。村上作品を読んでいるとなんか不思議な雰囲気に飲み込まれている感じがするのだが、理由が少しわかった気がした。でもこの人の作品って難しく考えながら読むと頭がこんがらがってしまうので、そのまま感じるまま読むほうがいいじゃないの。

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著者プロフィール

加藤典洋(かとう・のりひろ)
1948年、山形県生まれ。文芸評論家。早稲田大学名誉教授。東京大学文学部仏文科卒。『言語表現法講義』(岩波書店)で新潮学芸賞、『敗戦後論』(講談社/ちくま学芸文庫)で伊藤整文学賞、『テクストから遠く離れて』(講談社)と『小説の未来』(朝日新聞出版)で桑原武夫学芸賞を受賞。『もうすぐやってくる尊皇攘夷思想のために』(幻戯書房)、『敗者の想像力』(集英社新書)、『戦後入門』(ちくま新書)など著書多数。

「2018年 『白井晟一の原爆堂 四つの対話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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