底辺女子高生 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 948
レビュー : 160
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408326

感想・レビュー・書評

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  • ネガティブスイッチ入り過ぎの感じが笑えもするし、共感もできる。
    高校時代の何とも言えない、モラトリアムとか焦燥感とか思い出した。
    読んでると何だか元気出た。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ネガティブスイッチ入り過ぎ」
      タイトルも表紙のイラストも、、、ドヨヨンとなっちゃいそう。。。でも元気が貰えるんだ(不思議だね)。
      「ネガティブスイッチ入り過ぎ」
      タイトルも表紙のイラストも、、、ドヨヨンとなっちゃいそう。。。でも元気が貰えるんだ(不思議だね)。
      2013/08/23
  • 作家・豊島ミホさんのエッセイです。
    私はこれが初豊島ミホ。小説は読んだことないです。

    底辺にいた女子高生時代のお話。
    私もまぁまぁ底辺だったので、すごく共感しました。
    特に、体育の「みんなの足引っ張り系競技」がいやだという所。私も極度の運動音痴で、体育が嫌で嫌でたまらなかったんです。

    でもご自分で「底辺」なんて言ってますが、家出したり下宿したりそこまで底辺な感じはしなかったです。

    普通は家出しないと思います^^;
    家出なんてかなりの行動力と勇気がいると思いますけどね。

  • ここにいる自分は本当の自分じゃない!
    教室のなかで一番下のランクにいる自分が嫌いで、
    掃除当番をさぼるイケてる男女グループが嫌いで、
    男子と話せない自分が大嫌い。

    お年玉貯金を持って、秋田から大阪へ逃亡し、行方不明になる高校二年生。
    捕獲され、寮に入れられそこから通学することになるが保健室に籠るようなり、今度は卒業すら危うくなる。

    コンプレックスと正面からぶつかり、打ちのめされた豊島ミホ氏の黒歴史の日々。

    -------------------------

    初めて読んだのは大学二年の夏、集中講義の時間だった。
    知り合いどころか同じ学部のひとが一人もいない教室で一か月以上過ごした。ほとんど口を開くこともなくて、グループ作業するときにあぶれてしまって恥ずかしい思いをしたあの時間。この本を読んでいた。周りの人間にバカにされてる気がする、と叫ぶ高校生の豊島氏に自分を重ねた。

    読み返してみても、あの時の気持ちが新鮮に蘇ってくる。あの時の自分は悔しかったんだなあ。そういう気持ちを知ってるというだけであの時間は無駄じゃなかった気がする。
    夏休み全部を使って集中講義で取った学校図書館司書の資格は無駄だった気もする。

  • やっぱり豊島さん、好きだなぁー。

    著者の高校時代を振り返った青春エッセィ。

    「他のどっかに
     キラキラした青春の日々があるわけじゃないんです。
     そのみっともなくもがいてる日々こそが、
     振り返れば青春なんです。」

    共感できて笑える。
    だけど、思春期の落ちてく感じもあって。

    振り返れば、
    もう何年も前なんだけど
    今でも漠然と思い出せるし
    何年も経ってるのに
    変わってない部分が多々あったり。

    『「不健康」と「読書」がどれだけ危険な相性だか、
     みなさんおわかりかと思う。
     強烈に惹かれ合いつつ、結ばれると落ちていくしかない、
     そんなアブない二者なのだ。』

    『そうです。
     「居場所探し」もしくは「自分探し」です。
     魔の。
     探すのが「居場所」でも「自分」でもどっちでもいいんです、
     要するに現状否定なんだから。』


    文化祭、球技大会、部活、家出、授業、テスト、
    ほろ苦くて可愛い女子高生のお話。
    こんな季節が私にもあったなぁ。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「青春エッセィ」
      タイトルが強烈。自伝的エッセイなのかな?今の若い子達に向けた応援歌なんだろうなぁ~チョッと読んでみたくなりました!
      「青春エッセィ」
      タイトルが強烈。自伝的エッセイなのかな?今の若い子達に向けた応援歌なんだろうなぁ~チョッと読んでみたくなりました!
      2012/12/25
  • 最近、朝井リョウさんが活躍していてこの前も直木賞にノミネートされていた(彼のことは「朝井くん」ぐらいの方が似合う、という説もちらほらある) その作風は豊島ミホに似ている、とどこかで書いてあったのを覚えていた。豊島さんは未読であったので、そこでまずは豊島さんの本を読むことにした(遠回りにも程がある)

    ただ『底辺女子高生』は豊島さんの地味女子高生時代を語った実録ものであった。小説ではなかった。でもなるほどな、と思う部分はいろいろとあった。小説もまたいずれ。

    高校デビューに失敗した豊島さんのほろにがデイズである。自我をもてあまし家出してしまう話とか、高校で男子と話したのはたった3回、保健室登校の日々など、トホホな感じで語られてゆく。本では自虐ユーモア風に語られており、豊島さん自筆イラストもあって軽やかだが、たぶん渦中にあった時は本当に大変だったんだろう…。なんだかんだで学生というのは大変だ。私も高校ぐらいなら戻ってもいいが中学とか小学校はあまり戻りたくない。そんな頃は人間関係をさばけるスキルも持ち駒もなかったから大変なのだよ… そういう意味じゃ勤め人の方が楽だと思うこともある。

    でも、こうして作品になってよかったじゃないですか豊島さん! と言える本でもある。

  • 面白かったです。私は秋田県民で作中の高校についても知っていたのでとても共感できました。

    下宿や家出など、底辺というよりある意味すごく楽しそうな高校生活だと思います。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ある意味すごく楽しそうな」
      身も蓋もないタイトルだと思ってましたが、別にそう言う訳でもないんだ、、、
      「ある意味すごく楽しそうな」
      身も蓋もないタイトルだと思ってましたが、別にそう言う訳でもないんだ、、、
      2013/01/15
  •  中学から始めたラッパを吹奏楽以外で試してみたいというのと、毎日昼休みにお姉さん達から勧誘されたこともあり、ジャズバンドクラブに入部、これが3年間の高校生活の思い出の大部分かもしれない。演奏もさることながら、良い意味でもそうでない意味でも高校生らしい人間関係が思い出される。

     「底辺女子高生」では、想像していた高校生活と実際に過ごしていった高校生活を比較したり、振り返ったり、恨んだり、逃げ出したりした著者の人生の切り取りだ。なんとなくよくあるような気もするが、意外となめらかな文章の中に著者自身の想いが込められている。この滑らかさが本書を「面白い」と思わせているのではないか。

     こんな女の子いたのかなと自分の高校生活を振り返ることで、もうかなり年を重ねてしまったことに改めて思いが至ってしまった。

  • 読書を奨励する高校生向けのフリーペーパーで豊島さんが語る高校時代を読んでからずっと、この人のエッセイを読みたいと思っていました。

    思わず苦笑してしまうようなものから、じんわり心に染みるエピソードまで豊島さんが飾らずに綴られています。

    高校生活も残すところあと4ヶ月。言葉に出来ないような感情が次々と胸を駆け巡り、少ししんみり。(登録日20101009)

  • 本屋でこの本を見かけタイトル買いしました。
    私は現在進行形で女子高生で、しかも作者と同じ秋田出身。作者の母校も本の内容で分かってしまいました。
    そのうえ内容にも共感しまくり。最後の卒業式の場面では保健室登校だった中学校のころを思い出して泣いてしまいました。
    面白いのに胸が苦しくなる。私にもまだまだこんな青春が待っているのかしら、なんて。

  • 豊島ミホのエッセイ。
    面白おかしい高校時代。底辺だったころ。

    もがいてんなぁ、めっちゃ・・・
    わたしも高校時代は自分的に周りを巻き込み大騒ぎだったけど、豊島さんもかなりだね。
    高校時代に、同じように底辺で、同じように苦しかった人はすごく共感できるんじゃないかな。
    あの頃のすごく苦しくて、理由もなくもやもやして、周りが全部敵にみえて、辛くてしょうがなかった時の気持ちを思い出したなぁ。
    わたしも「大丈夫」って言ってあげたい。
    あと豊島さんとは保健室の常連ってとこと美術部だったことが共通しててなんか嬉しかった。
    こんな友達、欲しかったー!
    家出がけっこう派手だね。

    ━「不健康」と「読書」がどれだけ危険な相性だか、みなさんおわかりかと思う。強烈に惹かれ合いつつ、結ばれると落ちていくしかない、そんなアブない二者なのだ。この二つは「モラトリアム」を生むのである。

    ━それでも書きたいと思ったのは、どこかに、十六、七の私と同じような高校生がいると思ったからです。わかりやすい理由がないのに、自分も世の中も嫌いでしょうがない高校生が(それはある意味、自分をとっても好きということなんだけど、健康な「好き」ではない、多分)。

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