アルゼンチンババア (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2006年8月1日発売)
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  • レビュー :293
  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408357

アルゼンチンババア (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • たった80ページなのにずっと読めずに積んでいたこの文庫。本棚整理をしていたら突然「読まなきゃ!」と感じて読み終えました。じんわりとあたたかくシンプルだけど色々つまっている。

    心の安心や安全は大人にだって必要で、大人だからこそゆっくり休んで心の穴をうめる期間が必要な場合ってあると思う。

    愛する人の変化がこわい
    自分の人生で自分の遺跡を自分で作っていかないといけない
    …という部分に共感してしまった。

    日常のあれこれやその人が起こす行動にイライラしたりするけど、こういう感情だって出会えてからこそ、お互いに生きているからこそなんだよね…と、しみじみ思ったのでした。尊い。

  • 不思議な世界に入り込んだような、それでいて読み終わって幸せな気持ちになった。
    掴むことのできない、はかないものを美しく描き上げている。

    奈良美智さんの絵がよく似合っている。

  • 短くてあっという間に読めちゃったけれど、こんな薄い本になんか、やられた。ページをめくりさえすればこんな世界が広がっているんだな。持ってるだけで、読んでいなかった宝の持ち腐れがまだまだたくさんあるんだよな、本と一緒にいると。

  • H29.5.6 読了。
    飾らない自分で居られるユリさんのような人に出会ってみたい。

  •  久しぶりによしもとばなな女史の本を読んだのだけれども、あれ、こんな感じだったかなぁ、と最初は戸惑ってしまった。
     読んでいるうちに、「ああ、よしもとばななだ」と思い出すようにはなってきた。
     それでも「もうちょっと面白い作品を書いていたような……」という思いに常に付きまとわれながら読了した感じ。
     本書が特別なのかも知れないが、軽すぎる印象を受ける。
     薄い本だし、その短さの中では書ききれなかったこともあるのだろうけれど、「書き急いでいる」というよりも「肩の力を思った以上に抜いて書いちゃった」って印象があるのだ。
     書かれているのは素敵な内容なのに、今一つきちんと伝わってくるものがなかった。
     読み手の僕に問題があるのかも知れない。
     もっと力を込めて書かれていたら、もっと凄い作品になったんじゃないかなぁ、なんてことを偉そうに平気で思ってしまうのが僕という読み手なんだから、やはり問題はあるのだろう。

  • 読み始めたら一気に読んでしまった。
    ばななさんの文章は、あたたかくて、優しくて、そして隙がない。
    読みづらくて引っかかるところが無いからすらすらっと読んでしまえるんだけど、心の深いところに、じわ~っとあたたかさが広がってくるような感じ。

  • 喪失と愛、家族、緩やかな日常を描いたはなし。

    人が死ぬ前に、私たちが既にその人を殺している(施設に入っているところを想像するetc)というくだりにはハッとしたな。

  • 人の生と死が物語の根底にあるのに、死に必要以上の重みをつけず、
    悲しみをふんわりとあったかい毛布で包み込むような寛容さが
    とても心地よくてステキな1冊でした。

    買ったまま何年も自分が読みたいっと思う瞬間を待っていたけど
    今出逢えてよかったと心から思う出逢いでした。

    あっかいココロをたくさん持ってるアルゼンチンババアことユリさん。
    映画もぜひ見たいと思いました。

  • 街で変わり者と噂のおばさんのところに自分のお父さんが出入りしていたら、わたしなら必死で止めるだろう。体裁と人の顔色ばかり気になるわたしは、死んだお母さんが不憫なのと世間への恥ずかしさが先立って、相手の人柄をきちんと見られないかもしれない。
    でもこの物語にでてくる人たちは、そんな気持ちを一瞬で克服してしまう。それは、ゆりさんがあまりにも純粋で優しく自然体で、周りの目なんてどうでもよくなってしまう力を持っているから。
    少し不思議な、居心地のよい空間を描いた物語。

  • 【ネタバレ含】映画を見たかったけど、でも原作を読むかもしれないから
    手を出さなかったシリーズ第1弾。笑
    お気に入りのカフェにあって、
    想像以上に短いお話だったので、ランチ中に読破。


    すごくテンポよく進んでいきました。
    父は新たな恋だったのか、とか途中で気づくほどに。
    (急いで読んだのもいけなかったけども)

    内容が濃いとか薄いとかじゃなく、
    あんなに短いお話なのに、情景が目の前に広がって
    登場人物の気持ちが手にとるようにわかる。
    アルゼンチンババアの家の汚れ具合とか
    埃の舞い方とか、鼻をつく匂いとか。
    そして、そこにいついてしまいそうな懐かしさも。

    うまく表現できないけど、
    きちんと血が通ってる暖かさがあって好きでした。


    文字だけでもとてもカラフルな作品だったので、
    ぜひ映像で見てみたいと思います。
    きっとテンポよく、美しい世界を見せてくれるような気がしています。
    イルカのお墓も見てみたい。


    あ、そういえば知人が「つぐみ」をものすごく絶賛していた。
    よしもとばななって意識して手にしたことなかったけど、
    機会があれば読んでみたいです。

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