ダメ犬グー 11年+108日の物語 (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎 (2006年9月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784344408418

感想・レビュー・書評

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  •  どんなに個人的な話であろうとも、文庫本のウラスジに「愛犬とともに過ごした幸せな日常、涙の別れまでを描く、感動のイラストエッセイ」と書かれては、読まずにはいられません。
     20年前の刊行ですが、全く古さは感じられず、愛犬への愛情あふれる交流の様子に共感しながら癒されました。
     各ページとも、ほのぼのとしたイラストと短文で、どこからでも、いつでもどこでも読めます。
     犬は人間よりもはるかに寿命が短く、7歳位がシニアの始まりとも言われます。病気のこと、介護のこと等も含め、愛嬌を振り撒いてくれる愛犬と暮らしたことがある人ほど、刺さると思います。
     我が愛犬の在りし日の姿を想起しながら、温かい気持ちになる一冊でした。

  • かわいい、ちっちゃなイラストとグーとの日常を綴った詩?
    紙の色も薄いイエローで素敵だし、ページの隅っこにはグーのパラパラまんが付き、ページの数字横の肉球もわんこ好きにはたまらない

    我が家も2頭の愛すべきわんこがいる
    だからこの本に出てくる著者とグーとのいろんなふれあいが、
    「 そう、そう」「ある、ある」と共感できることばかり
    そして、必ずやってくる愛犬との別れ
    分かってはいても、切ない、悲しい、辛い、辛い

    そして、最後に著者の詩が一編

    たいせつなもの
    ぼくを見る目。いろんな声。ちょっとしたしぐさ。
    消えてしまったいのちを思うとき、
    まっ先に浮かんでくるのは、
    あの日、何気なくながめていたひとつひとつ。
    そのいとおしいひとつひとつが教えてくれる。
    そこにあって当たり前のものなんてないということを。

    とくに変わったことのない『ふつうの日』も。
    まるで、ずっと昔からそこにすわっているような
    『いつもの人』も。
    幸せは見落としてしまいそうなくらい、
    ありふれた色をしている。
    それにちゃんと気づいていけたらな、って思う。
    たいせつなものをなくしてしまうたびに、
    心から、そう思う。

    だんだん老いていく2頭の愛犬だが、限りある日々を一日一日
    大切にしていきたいと思う



  • あまりに文字が少ないのですぐに読み終わります。疲れているときとかにはいいかもしれないです。

  • あるあるあるある!
    と、自分の愛犬たちに重ねて読んでしまう。
    微笑ましく可愛くて、そして切なく涙する。
    何度も読み返してしまう。
    オススメの1冊です。

  • みんな、自分ちのコはトクベツだと思ってるんだなぁ。
    ウチのコも、トクベツです。
    最期の時は…やっぱり悲しいし
    心に穴が空いたみたいに寂しいけど、
    このコたちがくれる宝物は、本当に本当に
    素晴らしくて、かけがえがありません。

  • グーの一生を書かれた一冊。
    楽しいことも辛いことも一緒に過ごした11年と108日。
    グーは決してダメ犬なんかじゃないんです。

    やっぱり最後は悲しくて涙が止まらないけど、それ以上の温もりをくれた一冊です。

  • 著者とダメ犬グーの物語。
    泣けます。

  • ボロ泣きしました。いきもの系はズルイです。
    寝て起きたら家のだめ犬に本の表紙をビリビリにされていた。

  • ダメ犬グーと僕の話。
    ほのぼのとした気持ちで読みました。最後はちょっと泣いちゃって私まで悲しくなってしまうような、それほどグーを家族として大好きなんだという気持ちが伝わってきたんだと思います。グーにしろ、他の家族にしろ、わかれるのはつらいけど、もしその瞬間がくるのならその時はできれば側にいたいな。

  • もうとにかく泣ける。
    ほのぼのした挿絵がいい。
    犬飼ったことないけど、気持ちがわかる。
    何度も読み返したくなる本。

  • 我が家にも犬がいるからいつかこんな日が
    来るのかなぁ・・・ってつくづく思わされました。

  • スザンヌちゃんがBlogでオススメしてたので、読んでみました。
    やっぱり泣けちゃいますねぇ〜
    「うんうん、そうそう・・・」って、スゴイ思います。
    また、グーのイラストがとってもかわいい。
    ページの隅のパラパラ漫画、最高です。
    犬好きな方には、とーってもオススメです。

  • 予想外に感動!それが悔しい(笑)

  • ヘンな犬・グーと 作者・ぼく の、
    こころあたたまる日常のふれあいと 別れ。
    くすくす笑いながら読みすすみ、
    さいごは大泣きさせられる。
    こういうの、よわいんだなあ…。

  • 犬好きな私にはグーが愛おしくなりました。

  • グーーーー。。
    うちの子も何れ旅立つのかと思うと・・・。

  • 俺も犬を飼っているので、この本に書いてあるような経験がこれからまっているのかなぁと思わされた。
    家族の一員だからこそ大切にしてあげなくちゃ。

  • タイトルで内容が想像できるぐらい、お約束な感じのお話なんですけど、やっぱ最後は泣ける。

  • 物心ついたときから
    ぼくのまわりにはいつも犬がいました。
    でも、こんなにヘンな犬も、
    こんなに深く接したのも、グーがはじめて。
    ある日ふと、グーの話を書きたいと思いました。
                    (本文より)


    犬を飼うということは、家族が増えるということ。
    家族は最後まで家族。
    どんなことがあっても。 
    なにがあっても。
    人と人との繋がり以上に、動物と繋がっている。
    繋がっているということが、人生に於いて
    どれほどの励みになるものなのか…
    実感させられました。 身震いしたほど。

    犬とは言葉を交わせません。
    聞き分けもある程度までしか、ありません。
    なのに…
    お互いの心と心に愛が存在し、共に労わりあい、
    喜怒哀楽のすべてを共有できる。
    ペットとは、家族の姿そのものなのですね。
    何も考えていないようで、そうでもない。
    解っているような顔して、知らん顔。 
    まさに可愛い子供の一人だわ。


    タイトルから解るように、
    11年と108日でこの世を去ったグーちゃんの実話です。
    生後8ヶ月で著者のもとへやってきた、
    真っ黒なメス犬。 名は「グレイス」。
    だが著者は「グー」と呼びました。
    その日から日常生活にすっと溶け込んだグー。
    グーと著者との生活が素敵なイラストと、
    まるで詩のように短い物語。
    でも、暖かい文字のエッセイで綴られています。

    幸いにして我が家にもステキな番犬がいます♡
    今年で5歳になる中年犬ですが。
    彼と私たちの人生について、これからのことや、
    ずーっと先に訪れる別れのことまで…
    感情ベースにですが、学ぶことがとても多かった。
    簡潔なのに、一言一言がドンと心に刺さりました。

    一番うれしかったのは、どんな犬も皆同じ。
    家族が大好きなんだな。って、こと。

    避けては通れない死への道へ、きっと出会った時から
    少しずつ歩んでいっているんだね。
    幸せは、人も犬も同じ。
    たくさんの愛と思い出を作りながら、
    ずーーーっと共に歩んで行こうと思う。

    本当に短いエッセイです。
    早い人なら読み終わるのに20分もかかりません。

    ペットを飼っている方はもちろん!
    また飼おうと考えてらっしゃる方も!
    飼えないが、動物が好きだ!という方にも、
    ステキなお話です。  是非、お薦めします。

    悲しい別れに涙しますが、心はほんわかします。
    あっ!電車内でお読みになるのは…
    あまりオススメできないかも(笑)


    私は文庫で購入したので、単行本のことは解りませんが、
    この文庫の左下に・・・
    グーちゃんのパラパラマンガが♪ついています♡
    かわいいですよ〜♪

  • ダメなところがあるからこそその人(犬)への愛が深まっていく感じはすごく共感。
    ただ、もうちょっとやり方あったんじゃない?と思ってしまうところもあって自分には合わない本だった。
    動物飼ったことないから分からないだけかもしれないけど。

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