本因坊殺人事件 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 52
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408456

感想・レビュー・書評

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  • するっと読めた。断崖の波しぶき。昼ドラかな?

    瀬川、よろけた自分を助けようとした運転手もバランス崩して落下したってシナリオでよろしく!って元気よく死んでったけど、頭に石でぶん殴った痕跡が残っているのでは?浦上に疑惑がかかるのでは?
    長々語ったあと、寄るなー!おまえは生きろー!ってひとりで盛り上がってる姿がアホでわらえた。
    しかしどいつもこいつも犬死というか、なんだかなあ。
    瀬川と高村という気質が真逆のライバル関係をうまく描写できてたらもうちょっと面白くなってたのかも。

    モールス信号ってのもなんだか。もうちょい囲碁に関するミステリーかと思っていた。視点もフリーライターが多くて棋界の様子がもっと見たかった。
    考慮時間がキーというが、だったら碁盤よりやたら手元の時計を見まくるだろうから、さぞ奇行が目立つんで無いだろうか。近江だけじゃなく皆、なんだってそんな時計ばっか見てるんだと疑問に思うくらい。

    礼子とのエピソードは鼻白む。昭和の日本人が取って付けたように「愛してる」。
    そもそも女キャラ(礼子)の描写自体がアイコン染みてる。
    初恋エピソードも中途半端に浮いたままなのだが。

    「本因坊殺人事件」ということは、負けて本因坊でなくなった高村でなく勝者の浦上が死ぬのではと勘繰ったがそんなことはなかった。

    囲碁人は奇人変人が多いというならそんな登場人物を出してほしかった。みんな至って普通。むしろ没個性。
    近江は短気すぎやしないか。

    人物造形もネタも全体的に古臭い印象を受けたので昭和の小説かと思ったのだが、平成18年とある。90年代どころか2006年の平成。文庫版が出されたのが2006年ってわけでもなくて?昭和と言ってほしかった。

    タイトル創る話は面白かった。各位や賞金はどうやって決めてるんだろう。もちろん古いタイトルのが格は上なんだろうけど、突然二千万だの五千万だの上乗せというのはどういう計算なんだろう。興味深い。

    囲碁界は大金が動く上にマスコミと政治屋とべったりってことはさぞや真っ黒なのでは、何か事件でもないかなとちょろっとググったけど大した収穫無し。牧野氏みたいなのに握り潰されて表に出てきてないんだろうかとかそっちの方が気になった。

  • 浅見さんが出てこなくてちょっと残念でした。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-172.html

  • 初恋の人に「あなたに逢えたから、いつ死んでもいい」という言葉を遺し、翌朝水死体で発見された高村本因坊。対局中の不可解な仕草は一体……。囲碁とミステリを見事に融合させた傑作長篇小説。
    (幻冬舎文庫より)

  • 碁打ちに悪人はいない。という作者の解説が後から響きます。切ないラストですがこの後味は嫌いじゃないです。

  • 囲碁の世界。
    本因坊戦の途中に本因坊が水死体で発見された。
    本因坊の行動はどうだったのか?
    対局者と対局記者が真相にせまる。
    ちょっと時代背景が古い昭和の話。

  • 囲碁をテーマにした珍しい作品。ミステリとしては凡作だが囲碁をやっているなら面白く読める。

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著者プロフィール

内田 康夫(うちだ やすお、1934年11月15日 – 2018年3月13日)
東京府東京市滝野川区(現・東京都北区)に生まれる。長野市出身の父の実家が戦災で被害を受けたため、長野市から戸隠山麓の村、秋田県羽後町、雄勝町、埼玉県、静岡県沼津市、秋田県秋の宮などに移り住む。
埼玉県立川越高等学校、東洋大学文学部国文学科中退。コピーライターや広告製作会社の社長を経て、小説を書く。1980年『死者の木霊』、1981年『本因坊殺人事件』を栄光出版社(当時。現在は別の出版社から刊行)から自費出版。3000部刊行の前者『死者の木霊』が朝日新聞書評で紹介されたことを機に、作家デビュー。1982年刊行された『後鳥羽伝説殺人事件』が商業デビュー作となり、ここで名探偵浅見光彦が誕生。浅見光彦が登場する作品は116事件。累計で約9700万部を発行、映画やドラマ化もされて人気を博した。推理・ミステリー小説だけでなく、随筆やファンタジーなども手がけた。2008年、日本ミステリー大賞を受賞。
2015年7月26日脳梗塞が見つかったために入院し、毎日新聞で連載していた浅見光彦シリーズ「孤道」は2015年8月12日で終了。後遺症の左半身麻痺のため2017年3月に作家活動を休止、『孤道』執筆分がまとめて刊行された。加えて中断された物語の結末を一般公募し、最優秀作を「完結編」として刊行するという、毎日新聞出版、毎日新聞社、講談社、内田康夫財団連名による「内田康夫『孤道』完結プロジェクト」が広く話題となった。募集は2018年4月まで行われた。募集期間中の3月13日、敗血症のため83歳で逝去。
完結プロジェクト最優秀賞は和久井清水さん「孤道 我れ言挙げす」に決定。2019年春に講談社から刊行予定。

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