インド旅行記 3 東・西インド編 (幻冬舎文庫 な 20-3)

著者 :
  • 幻冬舎
3.37
  • (24)
  • (52)
  • (119)
  • (14)
  • (4)
本棚登録 : 647
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408777

作品紹介・あらすじ

北インド、南インドときたら、東も西にも行ってしまえ!とガイドブックも忘れ、東インドへ出発。空港ではインド人と話し込み飛行機に乗り遅れ、宿泊先のホテルでは見ず知らずの小学校の同窓会になぜか加わり、昔話に花を咲かせるはめに…。道ばたで青年にお菓子を恵まれるまでに逞しくなった中谷美紀。大好評、インド旅行記シリーズ最終巻。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 我ながらわがままですが、1,2に比べインドの文化の説明がすごく増えていて、中谷美紀さんのエッセイというより解説書の色合いがすごく、これまでに比べ本人の感じたことや批判も含め、中谷さんの感想が薄くやや退屈だった。
    また、1,2のときに気になったインドdisが鳴りを潜めており、それはそれでやや退屈でした。3巻のなかで一番退屈かも。。。

    最後は流し読みしてしまった。

  • インドは広いですね。
    暑いのかと思ったら、今回は寒い、寒いといっている。
    ダージリンから北部は、もしかしたら登りたい、登れるかもしれない、と誤解できるような山々。きっときれいなんだろうな~。
    私も大多数を占める無宗教日本人だから、宗教には興味がない。
    今回はちょっと宗教が多かったので、さ~っと読み飛ばしてしまいました。
    信仰心があるのはいいけれど本人だけにとどめてね、インドのみなさん。
    中谷さん、すてきです。
    (らくだのうえの写真は、背筋がピンと伸びてほれぼれします(本の最後のほうで背筋が大変なことになってますが))

  • 「韓国の方はね、何にも買わないから、みんなすぐに諦めるよ。いいアイディアですね」今後も面倒なときは韓国人のフリをして逃げ切ろう。

  • 写真がもっとあればなあ

  •  中谷美紀さん、北インド、南インドに続く最終巻は東インドと西インド。東インドは2005.12.1~12.13。西インドは2005.12.21~2006.1.4。ありとあらゆる価値観や宗教、文化が入り混じる国を訪れたことで、己の尺度で他人を計るほど愚かなことはないと、再認識させられたと。そして、いかなる形にせよ、この瞬間をただ生きているということが何にも勝る価値のあることなのだと。快適に過ごしたり自然から離れるほどに、人間の免疫力は弱っていく。「インド旅行記3 東・西インド編」、2006.12発行。

  • 東インド編
    西インド編

    著者:中谷美紀(1976-、東京都、俳優)

  • 女優中谷美紀さんのインド旅行記。今回は東と西へ。
    旅行の醍醐味は、知らないことを知って、見て、一期一会の出会いであるけれど、独りで旅してしまう彼女の行動力はそれさえ軽々飛び越えてしまっている気がする。
    カースト制度が残るインドで物乞いをする子供。ボールペンを欲しがるけど、使い終わってしまうと、その辺に捨ててしまう。洋服も化繊を含むものが好まれつつあるが、ごみの処理が追い付いていないインドは今後どうなっていくのか憂う。
    見て、聞いて自分で考える。とても大事なことだけれど、忙しいと忘れがち。反省したところで、私はさすがにインド一人旅は無理だなあ。ガンジス川の魚なんて食べたらお腹壊しそうだし、絶対変なガイドにぼられるし。反省の前にネガティブ前回。
    まっ、英語もしゃれべませんから、行く機会はなさそうです。。。

  • 中谷美紀インド旅行記の最終。1で彼女の一風シニカルなものの見方とみずみずしい感性に好感を持ち、2の打って変わってゴーストライター?とも思える変わりようと単調さ、少し自己中な視点に嫌気がさし、3を読む気もなかったが、家にあるのでとりあえず完了させるという位で読む。
    結果、2ほどの低い評価はないが、かと言ってすばらしいこともなく、でも、彼女の「あとがき」が良かった、という読了感。「かつて少なからず抱いたこともあった厭世的な気持ちもすでに消え去り、良きも悪しきも共にあるこの世を丸ごと慈しみましょうという気持ちになりつつあった折に、ありとあらゆる価値観や宗教、文化が入り混じる国を訪れたことで、おのれの尺度で他人を計ること程愚かなことはない、と再認識させられた。そして、いかなる形にせよ、この瞬間をただ生きていることが何にも勝る価値のあることなのだ」
    中谷さん、何かが変わりましたね。素敵です。

    私はゾロアスター教の聖地イランYazdを訪れたことがあるので、ムンバイのゾロアスターの個所は面白かった。イランでも鳥装はもうないというのに、インドでは太陽熱を一点に集めて焼くのと併用されているとはいえ、まだ行われているのだ。また、ゾロアスター教の人は聡明な人が多く、TATAがゾロアスター教なんて、この本で教えていただきました。

  • 2017.7.5読了

  • 西や東インドってよく知らなかったから、勉強なったー♡

全49件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九七六年東京都生まれ。女優。数々の映画、ドラマ、CMなどに出演。初舞台『猟銃』では、第四十六回紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。二作目の舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』では、第二十一回読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞。絵本、エッセイ集、旅行記の刊行など、その活動は多岐にわたる。著者にベストセラーとなった『インド旅行記1~4』『女心と秋の空』(すべて幻冬舎文庫)などがある。

「2021年 『オーストリア滞在記 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中谷美紀の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中谷 美紀
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×