孤高のメス―外科医当麻鉄彦〈第1巻〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 910
レビュー : 103
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344408999

感想・レビュー・書評

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  • この作品は最初「外科医 当麻鉄彦」という漫画をつくり、それを上下2巻の小説にしたものに、その後 加筆して単行本 全6巻にしたものだそうです。

    クライマックスから とっても 面白くって一気に読みました。
    最後は本当に感動でした。
    信念を持って働く当麻医師の周りにはその世界が広がり、みんなに愛されています。

    この作品の中にはとても多くのテーマが入っていました。
    脳死問題、大学病院の医局体制の問題、地方病院の医師不足の問題、大学間の勢力問題、男女・親子の人間関係 等・・・。

    この作品はずっと手元においておきたい作品でした。

  • 自分が外科的オペを施すような病になった時、当麻鉄彦のような医師が身近にいたら、どんなに心強いでしょう。
    数ある医療モノの小説の中で、著者のように実際に手がけたオペが6000件を超え、今なお現役でいる医師の小説は、手術シーンに臨場感とリアル感があります。

    術例解説や術野の医学専門用語がやや難解ですが、本書を読むことで、いつか患者側になる私たちに多少なりとも医療知識を与えてもらえることは嬉しい。特に、腕の悪い医師が誤診やオペの失敗で患者を危ない目にあわせている様は、多分日本のあちこちの病院で起こっていることなのでしょね‥。そんな告発もこの小説には含まれています。
    米国で最先端の肝移植の実践を積んだ当麻医師が、なぜ日本の地方病院にUターン就職したのか、今後が楽しみな第一巻。近日映画化。

  • 医療小説を何冊か読んでいるが、ここまで専門用語が連なる小説は初めてか。
    並外れた医療手術の腕を持ちながら、地方の民間病院に赴任するという、医者の理想像とも思える主人公。
    そんな彼の生き方の原点には、父の存在があるようだが、彼のキャラがすんなりとは立ってこない。
    シリーズで刊行されているようなので、続けて読めば、そこら辺ははっきりするのだろうか。

  • 主人公の人格がまったく見えてこない。周囲の人間の言葉で当麻医師について多元的に語られてると思いきや、あくまで作者の「理想(妄想?)」としての人物像としてしか表現されないため、奥行きや重みがなく「それらしい雰囲気」のみ。むしろ、悪として描かれる周囲の医師像に対して、作者本人が抱く怒りのような感情の方が生き生きと感じられる。
    話に現実的なリアリティを表現したいという気持ちは汲み取れるが、総じて話の捉え方も作者本人の一方的な視点で切り取ったものでしかなく、やはり重みに欠ける。

  • 外科医の腕はあるのに患者に対して謙虚な理想の医師。カッコいい!スカッとして内容も面白かった。医学の勉強にもなった‼️

  • 半沢直樹ものに近い感覚。実力を伴わない外科医をぶった切る。移植学会長とのやり取りが正論を押し通していて痛快。
    女性にまでもてて、少々かっこよすぎるところが難。

  • 小説というよりノンフィクションのよう。 専門用語が多く出てくる。

    当麻先生のようなお医者さんに診てほしい。
    野本のような医者がはびこるのはごめんだ。笑

  • 奥付は平成22年18版。臓器移植法(H9制定)施行前夜の物語。医師である著者の実体験を基に上梓された小説。良く言えばキャラを立たせた構成。大学の医局をとことん悪役に仕立て、国手並みの手術手技を持つが地域医療への理想を掲げる当麻医師がそれに立ち向かう筋立て。しかし、医局から地方病院へ派遣された医師が、これほど酷いのか? というところにリアリティが感じられない。登場する女性の心理描写も古さを禁じ得ない。2019年に再度ドラマ化され、書店には平積みとなっていたが、果たして原作を読んだ読者はどう思うだろう。

  • 1

  • 『孤高のメス』
    WOWOW/毎週日曜放送
    2019年1月13日から

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著者プロフィール

医師・作家。一九四三年愛知県生まれ。 京都大学医学部卒業。早くより癌の告知問題に取り組み、「癌患者のゆりかごから墓場まで」をモットーにホスピスを備えた病院を創設。手術の公開など、先駆的医療を行う。「エホバの証人」の無輸血手術をはじめ手がけた手術は約六千件。現在は淡路島の診療所で僻地医療に従事する。医学学術書の他、小説やエッセイなど、著書多数。

「2020年 『緋色のメス 完結篇』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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