孤高のメス―外科医当麻鉄彦〈第6巻〉 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409316

感想・レビュー・書評

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  • 前人未到の脳死肝移植を成功させた当麻は、達成感に身を震わせた。しかしそれは激しいバッシングの始まりでもあった。院内の医師からの抗議、県警からの査問、肝移植研究会の除名勧告など予想外の出来事が起きる。理解者だった島田院長も、近江大が医師派遣停止の通達をするや支え切れなくなる。孤立を深めた当麻は、ついにある決断を下すー。

  • やっぱり、と言う展開。出る杭は打たれるという医学会。論文の数で出世できるなら、手術は偉い先生にしてもらいたくない。色んな問題を置いて日本を出て行っちゃうのは、作者が答えを用意出来なかったからだと思う。でもリアリティがあって面白い小説だった。

  • 全体を通して、手術のシーンのリアルさには驚いた。また、大学病院を巡る医者の権謀術数にも唸らされた。

  • 脳死患者からの肝移植が成功しても、日本の閉鎖的な医療社会では受入れられ無かった。と言う事で当麻先生はヘッドハンティングされて台湾へ行ってしまう。

    現実脳外科で有名なF島先生も既にアメリカを拠点にしているし、人と違うことをする人、教授を差し置いて出ちゃう杭は本当にガンガン打たれるのが日本の現実なんだろう。

    ここまでは、分かりやすい日本医療を表しており素晴らしい。ただ、当麻先生人気過ぎ~送別会で看護師が次から次へと抱きつくなんて・・・・現実あり得ないんですが。
    ってもし本当なら節操の無い世界だわ~
    寂しい別れを感情を隠して見送るのが日本人の慎ましいところ何じゃ無いの?アイドルの追っかけじゃ有るまいし・・

  • 2016/108読了返却

  • 結局、当麻はすごく傲慢な人間なんだと思う。自分のやることは全て正しい、周囲はみんな間違ってるってことだよね。そうやって傲慢にやってるから敵ばっかり作るんだよ。自分の正義を主張する時はちゃんと味方を作らなきゃ。馬鹿な人だ。全く魅力の無い人間。作者の後書きも読んだけど、どうやら作者自身が傲慢な雰囲気を持ってるのでまあ仕方無いか。

  • 「孤高のメス 6 外科医当麻鉄彦」脳死肝移植に成功した当麻だったが…
    http://youyou-bookmovie.blog.so-net.ne.jp/2015-02-21-1

  • 前人未到の脳死肝移植を成功させた当麻は、達成感に身を震わせた。しかしそれは激しいバッシングの始まりでもあった。院内の医師からの抗議、県警からの査問、肝移植研究会の除名勧告など予想外の出来事が起きる。理解者だった島田院長も、近江大が医師派遣停止の通達をするや支え切れなくなる。孤立を深めた当麻は、ついにある決断を下す―。 (「BOOK」データベースより)

    全6巻まとめての感想。
    ドクターが作者ということで、手術や手当てのシーンなどはさすがにリアリティがあってテンポよく描かれています。
    ただ、変な日本語が散見したのが残念。

    あとは女性の描き方がなぜそういう風に?と思うところばかりでした。
    主人公・当麻先生はぶれないのですが、どうも他の登場人物は出てくるたびに表情や言うことが違ってるなあと思うことしばしば。
    どうにも理解できなかったのが、蘭先生の変貌ぶり。
    あれで何を伝えたかったのでしょう。
    素晴らしいドクターの最後をあんな姿で描かなくてもと思ってしまいますが、作者には何か意図があったのかもしれません。

    日本の大学病院のシステム、医療の倫理など、読んでいて歯がゆかったり悔しかったりしました。
    当麻先生のようなドクターは理想ではあっても実際には難しいんでしょうね。
    ただ、専門医、認定医については、認識を新たにしました、というかさせられてしまいました。
    いいのかな?

    ドクターは、学会や医局に所属していないと、やっていけないというのもおかしな話ですよね。
    大学の教授選や博士論文然り。
    医療は机上の学問ではないですからね。
    もちろん、知識はとても大切で、必要不可欠なものですが、それだけでは、患者はたまったもんじゃありません。
    だから臨床教授っていう制度ができたんでしょう。

    医療現場での豊かな経験のある第一線の臨床病院で活躍中のドクターが医学生の臨床実習を指導する。
    外来やオペ、病棟の業務だけでも多忙でしょうから、大変ですよね。
    ちなみに私の主治医その1(失礼な言い方でごめんなさい)のI先生は臨床教授です。

    あ、本の話からだいぶそれちゃいましたね。
    私は結末が半分気に入らないのです。
    進んだ道はいいとしましょう。
    でも選んだパートナーはええええ、やっぱりそうなっちゃう?って感じ(笑)。

  • 医師が書いているのでリアル。当麻は技術も人柄もすごすぎだが、素敵すぎるドクターが活躍する話でスッキリするのもよいものです。(ダメ医者のダメっぷりもすごい、そちらもなかなかいなそうなレベル)

  • 全6巻の最終巻。脳死・肝移植、大学をテーマに扱ったシリーズでなかなか読ませる内容でした。主人公の医療技術・人格が出来すぎなのが、やや現実から浮いた感じはしましたが。

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