眉山 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1328
レビュー : 224
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409415

感想・レビュー・書評

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  • 人の悲しみや寂しさの中に潜む大きな優しさ、強さを感じることができる作品です。映画を先に観ましたが、原作も母娘のすっうっと縦に割ったような一本気な性格がよく現れていると思います。思い馳せるものがある人は強いのかもしれません。

    • 嵐さん
      RlKOさんは映画を先に観たのですね。私は原作を読みました。さださんの作品は心に染みますね。機会があったら私もこの映画観てみます。
      RlKOさんは映画を先に観たのですね。私は原作を読みました。さださんの作品は心に染みますね。機会があったら私もこの映画観てみます。
      2015/11/23
    • kakerikoさん
      こんにちは!コメントありがとうございます❀* 繰り返し観たくなる(読みたくなる)良い作品でした (*˘︶˘*).。.: さださんの創る曲も...
      こんにちは!コメントありがとうございます❀* 繰り返し観たくなる(読みたくなる)良い作品でした (*˘︶˘*).。.: さださんの創る曲も心に沁みますね。
      2015/11/23
  • さだまさし氏の本が大好きです。やわらかく優しい愛が切なさを包んでいます。
    本書の題材は、私が弱い「母子の愛」「癌」だったので、心にずん、と来ました。たくさんの人に愛されながらも、自分は一人だけへの思いを胸に、生涯が終わっていく。それを見守る人物もみな優しく、読んでいて幸せな気分になれます。
    徳島地方の阿波踊りがとても鮮やかに描かれていて、いつかは観てみたいと思いました。

  • 家族、人と人との心のつながり、そんなテーマに貫かれた物語を紡ぐ名手。
    さださんには、そんな言葉が似合う気がします。今作も、めちゃカッコイイ母親が登場し、主人公が霞んでしまうほどの圧倒的な存在感♪ 映画版は観てないんですが、正直これを読んでしまっているので、誰が母親役 お龍さん を演じても違和感が出てしまうかもしれないので、観ない方がいいかな?とか思ったりw

    不思議な感動があり、舞台の徳島、眉山あたりへ旅行に行ってみたい気分になります。祭りも見てみたいな~♪

  • 度々ほろっとし、なかなか一思いに読み切らなかった。
    お龍さんの生き方は、ある意味では我儘な生き方でもある。全ての選択が彼へ繋がっていて、咲子でさえもその中の一部であるのかもしれない、とも思える。しかし、何の見返りも必要とせず、実に潔く生きている。上手な生き方ではないが、とても愛おしい。咲子が父について駄々をこねなかったのもわかる気がする。
    お龍さんが彼と再会するシーン、死に際してまで自分の信念を曲げなかった、「私はそういうふうに生きてきたのだ」が全てを表している気がする。

    尊敬する方にいただいた本です。思い出深いものになりました。

    • komoroさん
      お龍さんの生き方に興味がわきます。
      さだ作品、興味があったけど読んだことないので、今度は読んでみようと9nanoka さんのレビューみてお...
      お龍さんの生き方に興味がわきます。
      さだ作品、興味があったけど読んだことないので、今度は読んでみようと9nanoka さんのレビューみておもいました。
      本が本当に好きなんですね。
      本に対する純粋な気持ちが伝わってくるレビューです。
      2014/07/13
  • とてもよかったです。先に映画を見て、お龍さんを演じた宮本信子にしびれましたが、原作のお龍さんもいいですね!また、映画を見直したくなりました。咲子を松嶋菜々子が演じていて、印象が薄かったのですが、原作を読んで仕方ないなあと思いました。この小説の輝きは、なんといってもお龍さんと徳島の街ですね。

  • 主人公は東京の旅行代理店に勤める三十代女性・咲子。
    咲子はある日、徳島で一人暮らす母の体調が良くないとの連絡を受け帰郷する。そして母が余命幾ばくもないことを知った咲子は、母の残り少ない時間を傍で共に過ごすことを決める。そうした矢先、母が「献体」を申し出ていたことを知らされ――
    母と過ごす短い夏、咲子は母の想いをそして強さを、改めて実感することに。

    元は生粋の江戸っ子だった母・龍子の気丈さには感服するばかりだ。気っ風がいいとはこういう人物のことを言うのだろうか。
    全くの他人に対して、悪いことは面と向かって悪いと言ったり叱ったりできる大人が今の世の中どれだけいることだろう。しかもただ相手を叱るだけではなく、そこには相手のための思い遣りがある。だからこそ厳しく説教された人間も、次に会う時には龍子のファンになってしまっているのだ。
    こういう人が自分の周りにいたら、やはり慕ってしまうだろうな。

    以前読んだ『解夏』もそうだが、さだ氏は所謂日本の「田舎」や「故郷」の、素朴でじわりと心身に沁み入る風景を描くのが上手いと思った。
    今作では何と言っても阿波踊りの描写が印象的。実際に目にしたことなどないのに、読んでいる合間合間にふと耳元でお囃子が聞こえるような気がした。

  • 医学科を目指す者にとって少し興味ある内容でした。

  • 徳島を舞台にしたさだまさしの小説。女手一つで育ててくれた母ががんに冒され余命数カ月と告知された一人娘の主人公。母はもともとは江戸っ子で訳合って徳島に来て店を持った。母の余生に寄り添う中で、背筋をピンと伸ばした母親の正しい生き方をより一層知ることになる。クライマックスは8月の阿波踊り。踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃ損損のリズムが情景に浮かぶ。個人的にはぜひ見てみたい徳島の阿波踊り。この小説でその気持ちが強くなった。

  • 献体に興味が沸き、随分前に買ってあったので年始に読み返してみました。
    さださんの小説は何冊か読んでいますが、「眉山」ほど読みながら映像が浮かぶ作品は無いですね。
    徳島の阿波踊りの様子がとてもエネルギッシュで、登場人物たちの方言とともに、徳島へ旅行へ行ったような気持ちにさせられます。
    献体についても知ることが出来、文章も読みやすくて、母と娘、それぞれの恋がとにかくロマンチックでした。
    キュンキュンしたい人におすすめです。

  • とても繊細で、美しい

    徳島の風を感じる物語

    余命を宣告された強くて尊敬すべき母との最後のときを描いた作品

    家族、ふるさと、生きること、死ぬこと、伝えること

    静かに、穏やかに語りかけてくる

    そんなお話

    ラストシーン
    とある医大生の実習感想文
    『二本のパイプ』
    うるうるです•(☍﹏⁰)。

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著者プロフィール

一九五二年長崎市生まれ。シンガー・ソングライター。二〇〇一年、初小説『精霊流し』がベストセラーとなる。 『精霊流し』をはじめ、『解夏』『眉山』『アントキノイノチ』『風に立つライオン』が映画化され、ベストセラーとなる。その他の小説に『はかぼんさん︱空蟬風土記』『かすてぃら』『ラストレター』『銀河食堂の夜』などがある。

「2020年 『酒の渚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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