温室栽愛 (幻冬舎文庫)

著者 : 狗飼恭子
  • 幻冬舎 (2007年6月1日発売)
3.21
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344409606

温室栽愛 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2011

  • 佐知は母親の営む喫茶店でバイト生活。
    昔の男友達から連絡が来たり、その友達の元カノ・桜子が現れたり、平凡な日常にさざ波がたち始め…、というお話。

    「喫茶店というものは、いつでも誰のことでも受け入れられる場所でなければならない。」
    「彼は彼だから、わたしは好きなんだって。どんな欠点も愛することしかできなくなる。」
    「…わたしは好きよ。ずっと好き。一度好きになった人のことは一生好きだと思う。どんなことがあっても、何を言われてもどんなに変わってもきっどずっとずっと。」
    「今のわたしで、今の彼で出会えたことを、本当に幸運に思える。」
    「別れた恋人同士というものは知り合いでも友達でもなく、別れた恋人以外何者でもない。」
    「男とか女とか関係ない。友情っていうのは、同性だろうが異性だろうが、肉体関係のない疑似恋愛のことを言うんだと思う。好きじゃなきゃ大切になんかできない。」

    好きな作家さんがひとり、増えた。

  • 「男女間の友情はただの肉体関係のない擬似恋愛」
    本当に大切に思う人は性別関係なく好きなのかもしれない。

    ベタベタだけれども、決してハッピーエンドではない。
    それでも、後味がとても良い。
    狗飼さんの作品はやっぱり好きだ。

  • なかなか共感しにくいけれど最後がいい。
    相手のことを全て丸ごと愛する桜子も
    友情を擬似恋愛だと結論付けたサチも。

  • 心地よく流れに流されるように、するすると読めてしまった。
    主人公に重ね合わす部分が多かったからかも。

    この作者の紡ぎだす言葉が好きだなって、あらためて思った。
    情景や心情の表現が痛々しいくらいにリアル。
    その通り!!とおもうところも多数ちりばめられている。

    自分も、大切なところを「あれ」と表現しないように、
    気をつけようとおもう。

    2010.08.07読了。

  • 前原市図書館文庫本の棚左端からシリーズ
    「あ~お」行の作家さん 犬飼恭子さん。
    初めて手にした作家さんですが、しんみりとよくて気に入りました。

  • 大村佐知、26歳。友達なし、彼氏なし、手に職もなし。
    現在、実家の喫茶オオムラでアルバイト中。
    楽しみは店の常連・鈴木さんとのデートだが、
    最近はなかなか誘ってもらえない。
    ある日、大学時代の知り合い・桜子が店に来る。
    「誰の子か分からない」子供を妊娠している彼女は、
    かつての彼氏たちを次々と店に呼び出すのだった。
    長編恋愛小説。

  • するする読めます。登場人物の発言や行動が観念的でちょっと物足りないかなあ。

  • 女流作家の恋愛小説が読みたいんだよねぇー、 と言ったら人に勧められたのがこの人。 オススメコメントのとおり、 女流作家にありがちな なんだかハッキリしないというか擬音が続くというか、 そういうアタシにとってのイライラ要因がなかったのがよかった。 また他のも読んでみよう。

  • 『何でこんな女がモテるのだろう?』
    女同士は時として、
    妬み嫉みで相手を判断してしまいがちだが、
    主人公が素直にその女友達が愛される理由を見い出し、
    自分の過去も現在も未来も受容していく様が、
    ゆっくりとした空気に流されながら展開していく。
    この作者の書く文章には、
    いつも体温を感じることができる。

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